夜明け前(ほぼひとりごと(2020年9月23日(水)))
(写真は、数日前に撮った、代々木駅に向かう通りの夜明け前です)
今年は4連休だった秋分の日も過ぎると、夜明けの時間が遅くなり、さすがに涼しくなりました。夜明け前の暗さが残る道を歩くと、いつの間にか、半そで短パンでは肌寒さを感じます。
夜と同じ暗さですが、空の色は、すでに夜ではありません。これから明るくなると思うと、気分が軽くなり、希望が持てるような気がします。明るくなれば、きっと良いことがあると期待できそうです。
いつまでも、お正月やクリスマスが来ないと待ちわびた子供のころと違い、今はあっという間に時間が経ってしまいます。今年になって、余計時間のスピードが速くなってしまったように思います。
今、この瞬間を大事にしなければと思うのですが、なかなか、そうはいきません。緊急事態宣言を出すか出さないかで、右往左往していたのは、つい昨日のような気がしますが、半年経ちました。
節電や自粛のため、街路灯やネオンが消され、街が暗くなったと感じた、東日本大震災からすでに10年近く経過し、忘れられないと思っていても、少しづつ、自分メモリーの奥にしまうようになっています。
徐々に明るくなる空を確かめながら、早朝に散歩しました。夜明け前を目の当りにすると、今日は良い日になると感じることができます。たまには、早起きをすることも悪くはないと思いました。
明けない夜はないと言われますが、夜が明けても、希望が満ち溢れて来ない、薄暮のようなぼんやりした状態にはならないでほしいと思います。小説のような夜明け前になるよう願っています。
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