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メルティングポット(ほぼひとりごと(2020年5月30日(土)))

(写真は、様々な暮らしが営まれている街、ニューヨークの象徴、夜のエンパイアステートビル。だいぶ前に撮ったものです)

#ニューヨーク #メルティングポット (人種のるつぼ) #暮らす知恵


ニューヨークに住んで、ありがたかったのは、知らない人同士でも、おはようとか、こんばんわとか、挨拶をしあうことでした。時には、着ているものを褒められ、どこで買ったのかと聞かれることもありました。


エクスキューズミーや、サンキューという言葉を、何回言ったか覚えていません。そんな重たい意味はありませんが、お互いに悪い気がしません。楽しく暮らしていく知恵などだと思います。


管理職として、着任したので、マンハッタンの便利な地域に、たぶん、中の上くらいのアパートを借りることにできました。富裕層とは言えませんが、豊かさを実感できるレベルだったと思います。


アパートの管理スタッフ、お店の店員や、街の掃除などに従事し、マンハッタンでの豊かで便利な生活を支えてくれる人々は、家賃の高いマンハッタンには住めません。バスや電車、船で通って来ます。


一度、チャイニーズのデリバリーの人から、道を聞かれたことがあります。こちらも上手ではありませんが、彼は英語がまったくわかりません。いろいろな人がいるということがわかりました。


いろいろな人種の人たちが一緒に生活していく知恵が壊れそうなニュースが聞こえてきます。自分も差別を実感したこともありました。それでも、楽しく暮らして行こうというコンセンサスが多数だったと信じていました。


アメリカの祝日になっている、マーティンルーサーキングが暗殺されてから、まだ半世紀しか経っていません。壊れたメルティングポット(人種のるつぼ)の修復は大変です。そんなことにならないよう願っています。


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