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空き家(ほぼひとりごと(2021年6月17日(木)))

(写真は、荻窪駅から北に向かう住宅街で見つけた空き家。近くにも数軒ありました)

#空き家 #街のライフサイクル #都市計画


高度成長時代に出来たニュータウンの高齢化が進んでいるという話が聞こえてきます。住んでいる人の多くがお年寄りになり、定期的な大規模修繕や改装も進まず、厳しい状態になっているようです。


都市部で、高層ビルや高層アパートなど、大規模再開発ができるような場所は、バブル期同様の地上げが行われ、新宿の淀橋地域・十二社などの周辺は、街がまるごとなくなってしまうような勢いです。


あまり行ったことのない荻窪駅で降り、有名店でラーメンを食べたあと、散歩をしました。途中、写真のような空き家が数軒発見しました。中には、廃屋のような状態で放置されている家も見られました。


一戸建ての並ぶ、東京23区の住宅街ではどこでも見られる光景です。庭の樹木が伸び放題になり、ガラスが割れたりしています。現役時代瀟洒な住宅だと余計に廃屋感が強く、寂しさが強くなります。


杉並区は住宅地としての地価が高いところなので、売ればどうにかなると思うのですが、地価が高いばかりに土地を分割してミニ戸建てを作っても、販売価格が高くなって売りにくいという話を聞いたことがあります。


かと言って、アパートやマンションを建てるには周辺を地上げしないと狭く、そのままでは高すぎで売れないなど、簡単ではないようです。このままでは、ますます空き家が増えていくのではと心配します。


ニューヨークの割れ窓理論と同じように、空き家を放置し、その数が一定比率を越えてしまうと、街のリスクが増えることになります。街にもライフサイクルがあるのだと思います。寂しさを感じました。


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