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陶炎祭と書いて「ひまつり」と呼ぶ

……事を本日初めて知ったのは、ここだけの話です。とーえんさい、と読んでおりました(笑)

笠間焼の大きなお祭り最終日に行って来ました。
人の多さもさることながら、本日のいきなりの夏日に。……本当に火(陽)祭りだわ…などと感心してみたり。


中は陶器はもちろん、食べ物のブースなどもあって出店していらっしゃる方も多く、とても広い。
地図を持って歩かないと自分がどこを歩いているのやら?分からなくなります(笑)

我が子が一目惚れした飯椀

作家の方のお名前をメモしておけば良かった…
ごめんなさい。お名前を忘れてしまいました…

「これが欲しい!」店の前を通るなり、我が子が手に取って口に出したのが、この飯椀。

早速、家に帰って夕食時に使いました。
少食の我が子にピッタリのサイズ。

もちろん、大きさもデザインも手作りなので、それぞれ微妙に違います。

食べやすいと喜んでました


私はふと、目に留まったこちらを購入。

しむら陶房さんの箸置き

お世話になっている方へ、プレゼント用に購入しました。
パッと見て「ぜんまいみたい!可愛い」
と思いました。

こちらの作家さんは茨城県石岡市にいらっしゃる陶芸家の志村義明さん。

お人柄も、とても優しくて穏やかな方でした。作品も志村さんの人どなりを映すように柔らかくて暖かい素敵な作品ばかり。…バラが咲く季節を迎えるにあたり、本格的な花器が欲しいので、絶対、志村さんの所で買おうと心に決めた八雲でした。間違いなく花が喜ぶように思いました。

……いや、大喜びだ!!


ここから先は、ちょっと不思議な話になりますので興味の無い方はすっ飛ばして下さい

まだやってない事をやってみたい。そう思って陶炎祭に来てみて感じた事ですが、作品達のなんと可愛いらしい事!!
作家さん達の愛情を受け、購入してくれる方の手に取ってもらうその時を、ひたすら待つその姿が、本当に、本当に愛おしいと言うか。

物にも確かに愛情が宿るんだと確信しました。
作家さん達のお気持ちが、作品を通して伝わって来ました。
大切に、使ってもらえるだろうか?
気に入ってもらえるだろうか?

そうですよね。心を込めて作った作品ですもの。
ご自身の分身のようなものだと思います。

全て購入する訳にはいきませんが(笑)作品達と目が合う度に「素敵だね〜!」「可愛いねぇ!」と口に出してました。

今思うと……それは……
かなり……
怪しすぎる……
こっ恥ずかしい…………


あの炎天下の中、出店されていた作家さん達の熱意と志にも感動致しました。
きっと中には、作品を作る事は大好きだけれど、お客様の対応は少し苦手な方もいらっしゃったと思います。

でも皆さん真摯に、とても丁寧に対応されていらっしゃいました。
ご自身の分身でもあり、心を込めて作った作品を1人でも多くの方に手にしてもらいたい。
その願いただ1つだと思います。

…私は、そこまで熱意をもって、志高く今の仕事をしているだろうか?
そもそも、今の仕事に対する志って、何だろう?

ライフワークではなく、ライスワーク…
食べる為の仕事になってるんじゃないか?
そんなふうに感じてしまいました。

人の多い場所は基本的に苦手です。
が!!!
秋にもお祭りがあるそうですので、もしご興味がある方は是非いらして目にして見て下さい。
私もまた、人混みに負けずに(笑)お伺いしたいと思いました。

百聞は一見にしかず、です。

ちなみに
我が子が初めて、自分で自分の飯椀を洗いました(笑)

自分で選んだ、自分の食器。
作った方から、手渡しで受け取った飯椀。
自分で洗いたいと思ったのでしょう。

これも愛情が生む事。
作家さんの愛情が、伝わって来たのだと思います。

大切に、使わせて頂きますね。



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