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お話会のこれまで

初めてやった時から今まで100点のお話はまだできない。やる度に反省点が出てくる。何度も失敗もした。お話会でも悔しい思いをしてきた。
それでも、そんなことどうでもいいくらい大切な人たちと出会えた。その出会いこそ、その経験こそが僕の人生の財産なんだと思う。



2018年10月初めて人前でネパールの子どもたちへついてや活動のことをお話する機会があった。

既に3年目に突入したネパールでの活動。
大学の講義で同い年の学生たちに40分間の講義。ご紹介もらった教授が国際協力についてよく取り上げていたから感じたことや難しいことなどお話してみてほしいと頼まれた。

興味なさそうに、こいつだれ?みたいな視線がきつかった。震えながら出る声はすぐに出なくなった。一生懸命やってきた活動。講義が始まるぎりぎりまで内容を記憶して資料を見直してたのに、時間が止まったかのように動けなくなった。
俊くん一旦質問するから答えてもらう形式にして、ゆっくり話していこうか。
教授のファインプレー。しかし、ずっとやってきたこと、大好きな子どもたちについて自分の言葉で話せない悔しさ。

そして僕は全国のレンタル会議室やカフェなどに問い合わせてとにかく貸してくれと交渉を始めた。

竹中俊お話会のはじまり。
大阪会場には友達が2人。15分のトーク。
東京会場には友達が5人。20分のトーク。
そんなことを名古屋、福岡でも繰り返した。大阪では毎月やった。誰も来ない会場でひとりでライブしてたこともあった。ライブ観覧もゼロだけどね。

僕の口から伝えたいことがある。
そして僕が伝えることに意味がある。

そう思って繰り返しお話会という名の講演会をしてきた。自分で会場を探して、フライヤーを作って、参加者名簿を管理して、メールを送って、会場準備をして、受付をして、物販をして、片付けをして、二次会の会場を予約して、感謝の連絡をして、全部一人でやってきた。大学生だったから土日のみ学校終わりに乗る夜行バス。長期休みに入ると5日連続夜行バスで移動してお話をしてたり、早朝についたバス停からカフェに行く余裕もなく公園で資料を作った。ホテルにも泊まれないから友達の家に泊めてもらった。

活動を続けるにはお金がいる。
自分なりに参加費を決めてやってきた。
この時に来てくれる方は9割が学生。
参加費3,000円なんていうと高いから行けない。来てくれても終わってからの交流会に参加できないから仲良くなれなかったり。逆に無料にしたら来てくれるけど、ただでさえない余裕がなくなる。
本当に難しかった。

今は子どもがいるママさんと学生さんが半々くらいかなぁ。

どんだけ追い込まれても続けてきた。
面白い人がいるよ。国際協力を仲間と始めて尋常じゃない行動力だよ。
地球で起きてることや貧困について伝えたいけど、正直伝わってなくて、それよりもリスクあることに挑戦してる熱量とか行動力に憧れや共感が生まれてムーブメントになったんだと思う。

東京
愛知
大阪
福岡

各地でコミュニティはどんどん拡大されてった。回数は300回以上になり、学校や百貨店、何千人のイベントなどでもお話させてもらった。

そして去年、お話会を辞めようって考えた。

僕より下の世代の子たちが活動家として動き出してきたし、伝えるところはもう譲っていいか〜。とか、僕は活動家であり発信者ではないというこだわりが強い。ほぼ毎日のようにお話していて、本来すべき社会に必要とされる活動や子どもたちのサポートが疎かになってきたこと。

ペースを減らしていき全くやらない時期もあった。
今は仲間のサポートもあり上手く付き合えてるよ。

正直、今が一番やってほしいと声がかかってる。
僕ができることであり、僕のやるべきことなのかもな。そう感じるし、喋る能力の高さは我ながら自信がある。

上手くやれなかった僕だから伝えられらのかな。
まだまだ何も成し遂げてないから希望があるのかな。

ネパールの子どもたちのサポートや日本の子ども食堂や地域おこし。企業とのSDGsの取り組み。活動の幅の広さとリアルな現場に足を運び続けた僕だから伝えられることはきっとある。
大阪で去年からやってきたBarとかもあり、お話会にそこまで力を入れれなかったけど常に状況は変わり、子どもたちのサポートのためにもまたやらないといけない。

日本の貧困と海外の貧困について。
子どもたちの生きる地球環境づくり。
社会活動を0→1で動かしていくために必要な根性論。格好良い大人ってなんだってお話だよ。

貧困がなくなってない。
今も苦しんで、お腹が空いて眠れない子がいる。
そんな子たちが世界にいるって知ってて、見て見ぬふりして生きてんだ。自分にできること?いっぱいあるわ考えろ!そして動け。

子どもの幸せを守りたい。社会貢献をして生きていたい。他人の力になれるほど、自分はできた人間かって思うと俺はそうじゃない。だけど、そうなりたいからやってる。

お前は若いから重みがないね。って何もしてない大人から言われたよ。
やり方変えないと続けれないよ。ってアドバイスされたけど無視してやり続けているよ。
ビジネス的にならないと子どもたちも報われないよ。ってスーツのおっさんに言われたけど周りの支えがあって子どもたちの笑顔増えているよ。

今はボランティアじゃなくなったよ。

子どもたちに食事を届けるのがボランティアで、児童労働推し進めてる企業が大金持ちで。
動物を保護する活動がボランティアで、動物を搾取する奴らが大金持ちで。
木を植えるのはボランティアで、森林を燃やすのでお金を稼げて。
海のごみを拾うのはボランティアで、海にごみを流す奴らはなんの責任も取らないで。

素敵な思いを持って立ち上がった人たちを沢山知ってる。だからこそ、お話会やサロンのコミュニティを広げ支え合える環境を作る。
そんな訳のわからないサイクルぶっ壊すために叫び続ける。

特別なやり方とか賢いやり方とかわかんない。どうでもいい。真っ直ぐに正直に苦労したって、それがドラマになるし、失敗したらトークのネタになるから俺は勝ち組なの!!って言い聞かせて今日もトーク会場に向かいます。

伝えないといけないことがあります。
知ってほしい現実があります。
でもそれは全くネガティブなものじゃなくて、みんなが笑うために必要なもの。

今でも難しいことは沢山あります。でも一緒に活動したいからと主催やスタッフをしてくれたりする方が出てきて、だいぶ気持ちも楽になりました。
そして、そんな人たちがなによりも大切です。
この間、中学生がお小遣いを握りしめて環境問題について知りたいと来てくれた。産後すぐの夫婦が子どもの環境のことをもっと知りたくて来てくれた。
人それぞれ思いを持ってきてくれる。

ここに来る前に楽しみでワクワクしてた方もいれば、家で嫌なことがあってちょっとブルーな方がいるかも、友達に誘われてなんとなく来た方もいるかも、行きたくてもタイミング合わずに来れてない方もいるかも、全てを思って全力でお話します。

会いに来てください。
僕が会いにあなたの地元まで行きます。

6月26日 東京都台東区浅草
7月02日 愛知県名古屋市
7月09日 東京都渋谷区(仮)
7月10日 北海道札幌市
7月24日 大阪府
7月30日 奈良県
8月10日 大阪府
9月10日 福島県
10月1日 沖縄県本島

お話会についての問い合わせはインスタグラム又はメールで

こちらから
https://lit.link/takenakashun

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