見出し画像

【web3/NFT】色んな意見があった方がいいけど、事実は事実で話すべき

8ships Twitter Space(4/9/2023)-Part2
Host: Terry T
Main Speaker:Just a Japanese Girl-Em / CHAI CHAI @ Crypto Girl

前記事では、3月に行ったGaryとのイベントやRising Birds Japanイベントを振り返りながら、Terryがアメリカに帰国後すぐに参加したGaryとのランチでの話もシェア!次は、NFT.NYCに対する日本と世界のギャップやデジタルランドには価値があるのか、事実をちゃんと話す重要性についてなど、熱く語る!

NFT.NYCに対する日本と世界のギャップ

これも企業と話してたんだけど、日本ってNFT.NYCがまだ「イケてる」みたいな感じで捉えられてるところもあるじゃん。
アメリカだと俺の周りでは、もう去年の時点でNFT.NYCに行く人は1人もいなかった。

NFT.NYCのカンファレンスって本当に意味がないって言われてるのに、日本だとまだちょっともてはやされてたり、今年になって急に日本人がかなり多く行くみたいなのもやっぱり客観的に見るとすごく悲しくはなるよね。
伝わってないというか、遅れちゃう感覚というか。

TwitterでNFT.NYCの写真を調べてみたらいいのよ。
そしたら、誰も行ってない検索結果が出てくる。

簡単に言うと、NFT.NYCのカンファレンスは誰でもスピーカーで話せるわけで、誰でも話せるって言ったら、横に座ってる人とかでもweb3のことを話せるわけよ。

俺とEmilyが行った2021年の時点で、Garyは超満員だったけど、その次の人はガラガラだったからね。

日本って変にそこをキツく言わずに「おめでとう!」みたいな感じなわけじゃん。
その人に対して批判的に言うべきではないけど、今のままだと次世代の人とか次のアーティストとかはそれを知らずにNFT.NYCがいいと思って行く可能性があるし、ニューヨークに行くのだってすげえお金かかるわけじゃんか。

そこが日本の悪循環というか、悪いことは悪いってちゃんと言える人がいないと。

俺は事実を言ってるだけだし、もちろん、違うと思うならその意見はあっていいわけよね。

「NFT.NYCいいよ!」って言われてたのに実際行ってみてしょぼかったら、その人の信用が落ちると思うのね。

ハイプとかマーケティングとかよりも、俺は信用度の方が重要だから。

NFT.NYC:ブランド、開発者、起業家、ゲーマー、アーティスト、投資家、コレクターなど、様々なNFTコミュニティが集まるニューヨークでのイベント。次の開催は、2023年4月12日〜14日を予定している

事実は事実として話さないと

俺とEmilyが全部正しいのかって言ったら、うちらも間違うし、NFT.NYCの人たちも今年はもしかしたら何か変えてきてるかもしれない。
一応DeGodsとか、Pudgy Penguins、PROOFがサブイベントやるし、ニューヨークは世界一の大都市でとてつもなくデカいマーケットではあるから。

NFT.NYCのブランドがゼロなわけではないし、うちらも行く気はなかったんだけどPROOFがイベントをやるっていうので行くかすごく悩んでるっていう感じではある。

ただ、周りにNFT.NYCに行く人がいる中で言いにくいっていうことに対して、俺はフラットに行きたいというか、その場は嫌な気持ちになるかもしれないけど、事実と意見とはまた違うわけで、意見もいろんな意見があってもいいと思う。

スピーカーに立つのは日本語であっても大変だと思うから、俺もすごくリスペクトがあるんだけど、それを盛ってすごいことみたいに出すのは違和感を感じる。
「実はほとんどの人たちがスピーカーとして話せる審査を通ってて...」って謙虚に出せばいいのにって思うし、今まで偽弁護士がスピーカーになったりもしてたわけよ。

第一に日本人は知らないっていうのがデカいんだけど、「NFT.NYCでスピーカーしたよ!すごいでしょ!」って感じで話しても誰もすごいとは思わない。

そこに関してはちゃんと事実は事実として話さないと、web3が怪しいものになってしまうというか。

チャレンジするのはとてつもなくいいけど、チャレンジしてる人たちがちゃんとした行動を取れるように。
なぜかというと、簡単に言えば今動いてる人たちがリーダーみたいになるわけじゃん。

だから、GaryとかKevinみたいなちゃんとした実績を持ってる人たちがすごく大事になるとは思うし、地に足ついた行動を取ってる人たちが大事になると思う。

DeGods:1万個のデフレPFP NFTからなるSolanaベースのNFTプロジェクト。Solanaマーケットで最も人気のあるNFTコレクションの1つ
Pudgy Penguins:8,888体のゆるキャラのようなペンギンアートが特徴的なNFTプロジェクト。IPの活用とコミュニティのエンパワーメントを通じてweb3のイノベーションを加速させることさせることを目的としている
PROOF:NFTコレクターとアーティスト1000人からなるNFTプロジェクト。アートを称え、コレクターをつなぎ、クリエイティブな起業家精神をアクティブにする、コミュニティ中心のプロダクトを作っている

@PROOF Tokyo Meetup

デジタルランドには価値がある...?

The Sandboxのことは超絶詳しいわけじゃないんだけど、1年前くらいに「The Sandboxはユーザーが少なくて超絶意味ないよね」って言ってたのが、日本で今The Sandboxが来てて「〇〇とコラボします!」みたいになってる。

俺はデジタルランドっていうものに対してトータル的にそもそも価値があるのか?っていう観点からずっと見てる。

なぜ価値があるのか?ってところに関しては、基本的に世界の縮図を見ても、そこに人が集まるからなわけよね。

人が集まるか?が全てキーなんだけど、集まる理由がないといけない。
そこに人が来ないのであれば、どれだけ土地があっても価値がないわけよ。

Yuga LabsのOthersideは最初からその場所に価値をつけようとしてるけど、The SandboxとかDecentralandは早く動いたのはいいんだけど、価値があるのか?ってところに対してはみんな疑問視がある。

OthersideはThe SandboxとかDecentralandから学んでるし、もうYuga Labsに人は来てるから、かなり慎重に動いてると思う。

アメリカも2年前とかだったら、The SandboxとかDecentralandも「買え買えー!」みたいな形になってたけど、最終的に何なんだろうね?って感じになってる。

怖いのが、The Sandboxのチームが「日本人はこの状況を誰も知らないから売りに行こうぜ」って感じだけだったらってところで、その可能性は全然あると思うし、そうだとしたらまたもやweb3界が怪しく見えてしまう。

例えば、Twitterのフォロワーもちゃんと見たら偽フォロワーがいっぱいいるっていうパターンもあるし、Twitter Spaceも人を多く呼べるシステムもあるわけじゃん。

ここで学べるのは見たままで判断すべきじゃないというか、特にweb3って入ってる人の数が少なすぎて操作しやすいし、アメリカではそれで詐欺したっていうのは多かったから。

日本はマーケットがまだまだだから、ラグする人たちはそこまでいないと俺は思ってるけど、2017年のクリプトみたいに、色んな人が入ってきたタイミングでバーンって大きい事件があるとみんな去っていくわけじゃん。

形だけに囚われないようにしないと。
IPなんて基本的にはライセンスで誰でも買えるわけだから、企業が入ったから、コラボしたから、そのプロジェクトがいいか?って言ったら、そうじゃないわけ。

そこは本当に気をつけないといけない。

The Sandbox:ゲーム体験を構築、所有、収益化することができるコミュニティ主導のバーチャルゲームの世界。クリエイターはブロックチェーン上でボクセルアセットやゲーム体験を収益化できる
Yuga Labs:過去最大のNFTプロジェクトであるBored Ape Yacht Clubを立ち上げ、CryptoPunksを買収し、NFT界隈で非常に影響力のある組織
Otherside:Bored Ape Yacht Clubを手掛けるYuga Labsが開発したメタバースプロジェクト
Decentraland:イーサリアムブロックチェーンを利用した分散型バーチャルリアリティ・プラットフォーム。ユーザーはコンテンツやアプリケーションを作成、体験、収益化することができる

コミュニティ運営の大事なところを分かってるのか

企業と話す中で、「コミュニティ運営が大事って言われてるんですよね」みたいなことを言ってたんだけど、「第一にそのコミュニティ運営が大事って言ってる人は、どういうコミュニティ運営が大事って言ってるんですか?」って話をしたのね。

コミュニティ運営が大事だって言うけど、今まで自分自身がコミュニティ運営をしてきてないのに、コミュニティ運営の何を知ってるんですか?そこが大事なのにっていう話で。

例えば、コンビニって人が集まる場所だけど、コンビニをコミュニティ運営って言うのか?っていうと、あれはシステムでオペレーションなわけじゃん。

コミュニティコミュニティって言われてるけれども、なんかそこらへんは超怪しい。

コンビニ的な運営をするのか、本当に人に寄り添った運営をするのかって言ったときに、今俺が日本がweb3で勝つと思ってるのは日本の人間味のあるサービスだし、そこに価値を感じてる。

お金じゃなくて、「やってあげたいから」とか、思いやりとか、「本当にちゃんと休んで欲しいから」とか、そういう気持ちがベースにあるっていうところが日本人の素晴らしいところだなと思うのね。

正直コンビニ的なコミュニティ運営は、すぐにAIに取って代わられるから。

雑務とか業務はAIができるようになるから、そこじゃないってなると他の国ができないようなサービスに価値があるっていうところだと思う。

「いい」と「違う」、両方あっていい

俺がキツいとか、ストレートに言うって感じる人もいるかもしれないけど、アメリカはもっとボロクソだから。

かなり日本風に話してるからね。

俺の意見が間違ってると思うのも、いいことなのね。

例えば、「俺は〇〇が好きだよ」って言うのもいいことだけど、そこでちゃんと、なんでいいか?っていうのを明確に伝える話し合いが生まれることによって、議論が意味のあるものになる。

どっちが合っててどっちが間違ってるかなんてどうでもいい話。
だって、分かんないから。

Twitter Spaceを聞いてる人の半分が「いいと思う」、もう半分が「違うと思う」でいいと思うのよ。

日本には、両方の意見がある場所っていうのが少ないと思う。

成長するところって、やっぱり色んな意見があるのが大事で、これからの教育でもそれは評価されてるから。

ちゃんと話せる空間じゃないと、web3じゃないのよ。

続きは、【web3/NFT】怪物たちとの“宴”後の熱冷めやらない今、ここからが本当のスタート


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?