【web3/NFT】今週のNFT News(Doodles/.SWOOSH)
8ships Twitter Space(6/4/2023)-Part2
Host: Terry T
Main Speaker:Em - Just a Japanese Girl / CHAI CHAI @ Crypto Girl
前記事では、村上隆がNFT ART TOKYOで行われたトークシセッションで話した内容から感じたことについてトーク。次は、今週話題となったDoodlesがアメリカのショップチェーンのCAMPとパートナーシップを組んだ件や、SWOOSH IDについて分かりやすく解説したり映画『Air』から学べることやweb3/NFTと共通する点についても話していくよ!
映画『Air』から学べること
※映画『Air』(日本タイトル:『AIR/エア』)のネタバレあり
「今までは」っていう考え方は、ある意味すごく悪というか制限される考え方。
「今までは」っていうのも多分、人間がこの100年くらいで作り上げた勝手なルール。
それがずっと正しいみたいな感じだけど、web3/NFTも、今までにあったものじゃない。
『Air』(日本タイトル:『AIR/エア』)っていう、Nikeのエアジョーダン誕生を描いた映画を見たんだけど、当時はadidasとかコンバースが業界シェアの8割くらいを占めてて、Nikeは2割弱くらいの小さい靴メーカーだったらしいの。
その状況をどうするかって言ったときに、バスケシューズを担当してた人が色々調べた結果「マイケル・ジョーダンがヤバい!」ってなって、最終的には「マイケル・ジョーダン1人賭けでやりましょう」みたいな感じで動いて、マイケル・ジョーダンにサインさせた話。
この映画はマイケル・ジョーダンとの話し合いじゃなくて、お母さんとの話し合いのストーリーなんだけど、お母さんが「契約金として、これからのマイケル・ジョーダンのブランドの売り上げを全てくれ」って言ったんだよね。
それを聞いた担当者は「いや、それは今までのビジネスモデルではないから無理だよ」って言ったんだけど、マイケル・ジョーダンのお母さんは「今までは会社がプレイヤーをマーケティングしてきたけど、これからはプレイヤーが会社をマーケティングする形になる」っていうのを言ったの。
「今までの力関係は会社メインだったけど、これからは対等になる」って。
結果、それまでのバスケシューズってどんだけ頑張っても300万ドル(約3億円)しか売れなかったのが、マイケル・ジョーダンが入って最初の年の売り上げは1億6800万ドル(約168億円)で50倍以上になった。
その結果に対してお母さんは「そうなるって思ってたよ。」みたいな感じで、話し合いのときから「自分の息子はバスケ界を変える。だから、こういう取引じゃないとやりません。」って言ってた。
そもそも1番の味方である親が親が1番自分の子供を信じてないと、おかしな話なのよ。
子供にとって絶対的な存在じゃないと。
1番仲いい人とか知り合いとかが信じてくれるだけで安心できるわけよね。
この映画を見て、マイケル・ジョーダン以降、メーカーと選手が対等になれる新しいスタンダードが作られたっていうところが、web3/NFTとすごく似てるなと思った。
ただ、この話とweb3/NFTとの大きな違いは、web3/NFTは一般人も巻き込むこと。
例えば、青森にいる高校生がクリエイターになってNFTで成功できるか?って言ったら、人を見る目なんて持ってるはずがない。
そこは、まだまだweb3/NFT業界のスタンダードは設定されてないから、これから作っていけたら。
DoodlesがCAMPとパートナーシップを組んだ件について
Doodlesがアメリカのファミリー向けショップチェーンのCAMPとパートナーシップを組んだけど、やっぱりフィジカルというかリアルっていうところがすごく大事だと思う。
Doodlesが実際にある店舗をアクティベーションポイントにしたのは、俺は絶対的にそうなるだろうって思ってたけど、Doodlesみたいな大きなプロジェクトが形にするっていうのは、小さな一歩でも今までにやってきてないこと。
今までにない例を作っていくのがすごく大事。
正直、みんなハテナだらけなweb3/NFT界で、リアルな場所があるって言うのはとてつもなく大事になってくるし、フィジカルとの融合というか、8shipsはそこをかなりフォーカスして動いてる。
今週話題になったSWOOSH IDって?
今回Nikeの.SWOOSHが、EA SPORTSと一緒に動いたじゃん。
SWOOSH IDっていうIDをNikeに登録してる人たちは取れて、それでバーチャルシューズがゲットできるんだけど、そのシューズがEA SPORTSっていう多分世界で一番デカいスポーツ専門のビデオゲーム会社のゲームのデジタルアイテムみたいな感じで使えるようになる。
RedditのCo-founder(共同設立者)のAlexis Ohanianが、これからの若い子たちのビデオゲームの考え方は、1時間でどれくらい稼げるか?みたいな、アルバイトとか仕事と同じような感覚が当たり前になって、全てのゲームはそうなっていくって言ってた。
人生最大のチャンスが目の前にある今、リスクを取って動いていかないと!
俺がweb3/NFT界に入ったのは、楽しそうだからだし、一般の人たちが入った方が絶対に楽しいのよ。
web3/NFTが(界隈の人たちだけじゃなくて)外と繋がらないと、絶対に将来はないなと思う。
こんなに多くの人たちにポジティブなインパクトを与えられるチャンスは、俺の人生で今後もうないと思うのよ。
正直、リスクって言っても、仕事を選ばなければ、日本人とかアメリカ人が仕事を見つけられないとかありえない。
人生で最大のチャンスが、今目の前にある。
さっきの映画『Air』の話もそうだけど、Nikeがリスクを取って「マイケル・ジョーダン1人に賭けましょう」なんてしなくてもよかったし、マイケル・ジョーダンも当時もっと資金力があったadidasとかコンバースに行くこともできたけど、そこのリスクを取ったから今のNikeがある。
FIFTY FIFTYっていうK-popアイドルのCupidっていう曲が、アメリカでヒットしたんだけど、大きな事務所出身じゃないんだよね。
だけど、社長がFIFTY FIFTYを本気で信じて、自分の車を売って、そのお金をミュージックビデオ代に回したりしてまで作り上げたっていう話を見たんだけど、俺、そっちに憧れるのよ。
西麻布で綺麗な子と飲んでますみたいな社長よりも、古いかもしれないけど、こういう大人いいな、かっこいいなって思うわけよね。
そういう人を見たら、俺もリスク取らないと意味なくね?って思うし。
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