『100年カレンダー』を買った話

みなさん、「100年カレンダー」という商品をしっていますか?

自分の生まれ年〜100年分の日付がぎゅっと1枚のにまとまったポスターです。

YouTubeを見ていたら、とある企業の社長さんがこれを額縁に入れてオフィスに飾っていました。

「人生の残り時間を目で見て意識することで、1日1日を大切に、密度高くできる」


なるほど〜!良いアイディアだ(`・ω・´)
早速Amazonでポチることに。

商品が届いた。
なかなかデカい。
細かい文字とはいえ、私の人生全ての日程が書かれているのだからそうか。

そして0歳〜今日までの、もう過ぎた部分をマーカーで潰していく。

「あれ??もう結構きてない?(`・ω・´)」
と厳しい事実を目の当たりにした。

もちろん、100歳まで生きたとしても、元気に動き回れる期間はもっと短いだろう。
もっと早めに亡くなることだってある。
となると、もう折り返し地点きてる???
え、何もなしえてないのだけど。

やばい

視覚的効果は絶大だ。
ゾッとした。同時に、今すぐ何かしなくてはという気持ちが湧いた。

1人暮らしに小さな家には無理のある、馬鹿デカイポスターを部屋に飾った。

これでダラダラせずに動けるはずだ!

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結果、1週間後、私は100年カレンダーを見るのをやめることになる。

もちろんデカ過ぎて邪魔、っていうのもあったのだが、
それ以上に、

精神的にクるのである。

毎日、視覚的に、否応なしに人生のタイムリミットを考えさせられる。
1日1日自分の命が少しずつ消えていっている感覚
それは事実なのだが、「またライフが一つ減った」と感じる日々は
想像外の辛さがあった。

落語に、死神と蝋燭の話がある。
死神が蝋燭の炎を持っていて、その炎が消える時、人は死んでしまという設定。
それを思い出した。

自分の人生の蝋燭がジリジリと短くなっているのを眺めているのは、
メンタルに良くないのでは🤔
1日1日死に近づいているというのは事実なんだけど。

計画性も大事、でもなくなっていくものを眺める人生より、
「今日も明日も明後日も充実させる!」積み重ねる人生をイメージさしたほうが良いのではないか。

ポスターを撤去し、そっとクローゼットにしまった。

今後は人生計画を立てる時とかに使っていこう🥺


700円程度の紙が、なんか大切なことを教えてくれた気がする話でした。

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