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鬼滅の刃原画展(大阪会場)

アニメ派の人にとってはネタバレがあります。ご注意ください

原画展のみの感想をお知りになりたい方は、前章と終章はウザったいかもしれません。読み飛ばしをオススメします

前章〜原画展と乃木坂46〜

既に去年の11月の東京会場の原画展には行っていた。

その時は、夫の乃木坂46の東京ドームのコンサートが決まっていて、私は家でひとりで過ごせるほど、メンタルが安定してなくて。

金魚のフンの如く、一泊2日の東京行きに、コンサートには行かないけど、一緒について行くことにし、更に直前に、東京で原画展があることを知り、金魚のフンなりに予定を作ったのだ。

その時は応募して当選することに必死だった。
アニメも放映中だったので、当たる確率悪いんじゃないかと、すごく考えちゃったし。

なんせ、旅行の日付は変えられない。
帰りの新幹線も、指定で決めているから、入場時間も逆算して希望する時間も限られていて。

YouTubeなどを参考にして、値は張るが、特典付きのチケットで応募したりして。

結果、なんとか当てたのだった。

東京会場のチケットの特典。化粧箱入り。
色紙は全プレ。
こんな風に蛇腹でコミックスの表紙の柱達が。

で、今回。大阪会場。

当たらなくても、いいかもしれない。もう見たんだから。でも、どうせ当たるなら、初日か、子供が夏休みに入る前がいいな(開催は7/14〜)。

三連休明けの方が確率高いかな。
どうかな。どうかな。

いや、当たらなくてもいいのよ。一回見たんだから。
でも、当たるんだったら、ってことよ。

てへてへ。もごもご。

特典のついていないチケットで第二希望まで応募して、流石に初日はダメだったけど、三連休明けは、当たっちゃいました。

ヒャッホー!
7/19
行けることになりました。

同じ頃、夫は、7/19or20の大阪城ホールの乃木坂46のチケットを申し込みたいと願っていた。

コロナの影響なのか、チケット販売が1か月きっても始まらなかったらしくヤキモキしていたようだったが、どうやら、7/20に行けることになったらしい。

ホッとする。

『鬼滅の刃』を教えてくれたのは夫だが、同じものを2回見るほどの熱量はない。

だが、乃木坂46は何度でも見たい熱量はあるらしくて。

東京と同じく、ほぼカップリング状態でそれぞれ別々に『推し』のイベントに行けるので、安堵した。

片方だけが行けて、片方が行けないのは、頭ではわかってても、やはりフン!って気持ちになるからね。

お互いイベントへ行くまでは、それぞれの楽しみを噛み締めて、平穏な日々を送っていたのだ。

……本当に、その日をそれぞれに待っていた頃は、平穏だったのだ。

大阪会場の原画展

東京会場との違い

スペースを言えば、多分東京より大阪会場の方が狭かった。

例えば撮影OKの入口のところ。

0巻』と称して炭治郎と禰󠄀豆子の等身大フィギュアを中心にキャラクターの表紙絵が大きく飾られていたのだが、東京会場では、その全景を撮るのに、45枚を端から順番に撮っていたのだが、
大阪では、1枚しか撮っていなかった。

すでに一度見て撮った、ということもあるかもしれないが、コンパクトに展示されていたから、自然と一枚でいいやという気持ちになったような気がする。

こちらは東京会場の等身大フィギュア。
東京会場の表紙絵。
写真は12巻までだけど23巻までしっかり撮った。
こちらは大阪会場の。
フィギュアの周りに表紙絵がギュッと。
赤い囲いがちょっとな。

こうやって大阪会場のギュッとしたものを見ると迫力あるなぁ。

もうひとつの撮影OK箇所の、無限城もそうだ。

東京会場の方は細かく鏡を入れて(でもどこに鏡を挟んでいるのか全くわからなくて)それこそ奥行きを無限にしていて、「凄い!」としか言いようがなかった。

でも、大阪会場の方は鏡も挟んでいただろうけどそんなに迫力はなかった。

多分高さがなかったんだと思う。

もちろん、どちらも素晴らしい造りではあるが。

こっちが東京会場の。
ちょっと目線より高いところに鳴女さん。
こっちが大阪会場の。
東京会場のように、柵はなく、
その分鳴女さんの顔は近くで見れたような気がする。
こっちが東京会場の。
鳴女さんの上にも障子(?)がある。
大阪会場の。
鳴女さんの上は何もない。


大阪会場は、グランフロント大阪内だったんだけど、最初それを聞いた時「あれ?」と思っていた。

どうしてなのかわからないが、私は最初、大阪会場は海遊館横のサントリーホールだと思っていたのだ。

サントリーホールだったら多分東京と同じ規模で展示ができたんじゃないかな、と思う。

いや、別に文句を言ってる訳じゃ、ないんだよ。
多分色んな事情があったに違いないと理解している。

コロナのこともあるし、色々なことを思えば、開催できたこと自体、凄いことなんだと、思う。

それに、創意工夫して、大規模から小規模スペースに搬入し、空間をデザインするのは、大変だっただろうな、と想像するし。

大阪では、見る側より見せる側の方が「もっとこうしたかった、ああしたかった」という思いがあったんじゃないかな。

場所を確保してくれたこと、準備してくれたこと、楽しませようと、知恵を絞ってくれたこと。

こちら側としては、感謝しかない。

キャラクター→あらすじ→時々コソコソ話

東京会場より空間が狭いということは、そんなに自由に歩けなかった、と、いうことで。

原画を順番に見て行って、前の人がゆっくり見てたら、その人を抜かして別の原画を見に行くとか、そういうことがあまりできなかった。

大阪会場では、お行儀よく並び、前にいる人々のペースでじっくり見て行った。

で、1番居座ってしまったのは、悲鳴嶼行冥さんのキャラクター紹介の箇所。

何故かというと、悲鳴嶼さんの次が、胡蝶しのぶさんで、更にその次が冨岡義勇さんのキャラクター紹介だったから。

そう。

私が悲鳴嶼さんをじっくり見たかった訳じゃなく、その次のしのぶさんや義勇さんのところで、じっくりと細々と見る人が、前に何人かいたから。

コロナ禍なので、私語は慎むようにと言われ、静かに閲覧しているとはいえ、後ろの滞った列を見ると「誰もキレちゃダメよー!」と取り越し苦労的に心は涙ぐみ、悲鳴嶼さんのように自然と「南無阿弥陀仏」と唱えていた。

私の心配をよそに、誰もキレなかった。素敵!
時々赤ちゃんが泣いていたけど、これは許せる。

そんな風に滞った箇所が大なり小なりいくつかあった。
私が堰き止めることになった箇所もきっとあっただろう。

静かに静かに列は移動した。

無惨との無限城戦の原画の展示では、原画の生っぽさを鑑賞しているというより、ストーリーを追いかけて、噛み締めていた。

ヤバい。ホント、泣ける。
わかっているのに、泣ける。

「大正コソコソ噂話」で、鱗滝さんの素顔のイラストがあることは知っていたし、もちろん、東京で見ていた。

でも、お館様……産屋敷耀哉さんの生い立ちに関する「大正コソコソ噂話」は、すっかり失念していた為、読み直してまた、衝撃を受けた。

これから大阪会場へ行く人、具体的なことは知らないが、他の地域でご覧になられるであろう方々。

『鬼滅の刃』がお好きで、最後までのあらすじを知っている方は、オススメです。

引き継ぎ、感染対策をして、行きたいと思っている人が全て鑑賞できることを祈ります。

グッズ売場の罠

東京会場では、出口と同時にグッズ売場があって有無を言わさず人々の流れに乗って、その空間へ誘われ、誘惑のままに物色した。

その時買ったのは、Tシャツとパンフレットだけだった。

と、いうのも、東京会場へは、原画展も後半の頃に行ったので、グッズが品切れ気味だったのだ。
なので、自然と買う量が少なかったのだが。

大阪会場のグッズ売場は少し離れていた。
「もう、見なくていいんじゃないか」という胸の囁きが聞こえていたが、足は迷いなくグッズ売場へ向いていた。

見るだけ……そう思って見るだけで済む人がどこにいようか。

流石にアクスタなど飾るものや、キャラクターをコンプリートしたいとか、そういうのは、掃除・維持・管理が嫌いな私としては、手に入れたいとは思わないけど。

実用的なものが、東京会場より、ある。

考えてみれば、当然だ。
まだ開催されてから、1週間ほどしか経ってないのだ。
どのグッズも売り切れてない。

夫と共有出来るお菓子ならいいかな。
と、ベタなクッキーと珠世さまのお薬(ラムネ)を手提げかごの中に入れる。

特にあらすじに食い込んでくる珠世さまのお薬はシャレオツだと思う。

そうですか。蟲柱さんとの共同開発。
人によっては、ネタバレです。お気をつけて。

あとは、トートバック、ミニバック(柱グッズ入り)、禰󠄀豆子の木箱キーホルダー。うどん屋のトヨさんのうどん2……

下の耳掻きは鬼滅グッズではありません。

どれも割高だった。わかっていたけど。

割高だったけど、自分ひとりで楽しむものじゃないし、大阪限定のグッズは手に取っては止めたし、これくらい、いいよね、いいよね。

レジ前で、青ざめる。
10,000円はスレスレいってないけれど。

ほぼ無職なのに、この金額は。

終章〜ぐっすん・グッズ〜

原画展から帰った夜。
明日、仕事を休んで乃木坂46のコンサートに備えようと思っていたはず夫は思ったより沈んで帰宅した。

休みは取っていたが、午前中は、急遽応援で現場に行くことになったと暗くつぶやく。

そのテーブルの前には、私の買った鬼滅グッズ。

「うどんはいらんやろ!1660円て!」

言われても仕方ない。

乃木坂46のコンサートグッズを買わせるのを我慢させているので、バッグだとか食べ物だとかで、一緒に食べる物や実用的なものしか買っていないことの強調だけはさせてもらったが。

言われても仕方ない。

だけど、トータルの金額は聞かれなかったので、黙っていた。

これも、翌日の乃木坂46の大阪城ホールへ行けば切っ先も変わるだろう。

と、甘く思っていた。

翌日。
私は急遽決まった仕事へ行き、夫は午前仕事、夕方コンサート。

夕飯の準備をしてたら、夫からのLINEが来た。

午前の仕事を終えて、一旦家に帰ってきた夫は、鬼滅グッズのレシートを見てしまったらしい。

「やってられんわ!」
「いつか復讐してやるから覚えとけ!」

こわいこわいこわいこわい……

謝ったけど、収まる気配なし。

それもそのはず。

帰ってきてから、聞くところによると、乃木坂46のコンサート、警備員さんが持つような光る棒。

彼が大切に持っている、唯一コンサートでささやかな贅沢として買ったグッズの棒。

電池を忘れて、
光らなかったらしい。
振れなかったらしい。

そして周囲の若い子ちゃん達にジト目線を浴びせられたらしい。

おじさんのひとりぼっちで行くコンサートのつらいところだ。

晩御飯いらないと言われ、口数少なく、夫は床についてスマホでコンサートの感想をTwitterで追いかけているようだった。

ネチネチ夫の復讐は、忘れた頃にやってくる。

テンション上がった時の買い物は、ホント、気をつけましょう。

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