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XG-100NEの不具合(回線が不安定)

最近、家のインターネット環境をドコモ光の10GBプランに変更しました。

さっそく工事をしてもらって、新しいONUやHGWが届きました。

これでようやく高速回線が行えると思ったのですが、回線がどうも不安定なことに気がついたのです。

オンラインゲームをしている時に、15~20分ぐらいの間で頻繁にラグが発生している状況でした。他にもネット使用時、接続が切れることが多々ありました。

10GBに変更する前までは、ドコモ光の1GBプランを使っていて回線が不安定になることは、ほぼありませんでした。

有線と無線が安定していなかったため、ルーターかONUが原因だと思っていました。

接続環境(集合住宅)

集合住宅か一戸建てで、違った現象が出てると思います。憶測ですが、一戸建ての場合はこの現象が起こらないかもしれません。

ONUからHGW(XG-100NE)までは、cat7のLANケーブルを使用して、HGWからPCまでも同様に接続していました。

NTTの修理業者に問い合わせて、修理に来てもらいました。業者が行った対応は、HGWの交換、ONUの交換、光ファイバーケーブルの正常確認などです。

どれも問題ないとのことだったので、しばらくしてからいつものようにネットを使っていると、また不具合が発生しました。

ルーターの管理画面から障害ログを確認したところ、ポートがリンクアップとリンクダウンを繰り返していたことが判明しました。

「そこで、ふと疑問に思いcat7のLANケーブルが問題を起こしているのでは?」と思ったので、試しにcat6AのLANケーブルをONUからHGWまでと、HGWからPCの間の二つを交換したところ、接続が安定しだしました。

前に使っていた機器は、このような現象が起こらなかったので、cat7のLANケーブルを今回も使用していたのが、原因だったわけです。

そもそも、何故cat7のLANケーブルだと今回のような不具合が発生したのかと考えると、cat6AのLANケーブルよりcat7のLANケーブルの方が高性能なので、そちらを使用した方が良いだろうと思いました。

ですが、本来cat7のLANケーブルは家庭用向けではなく業務用向けです。LANケーブルには、2つの種類がありUTPケーブルとSTPケーブルがあります。

・UTPケーブルとは、シールドで保護されていないケーブル
・STPケーブルとは、シールドで保護されているケーブル

cat7のLANケーブルはSTPケーブルを採用しているため、オフィスや工場などで電磁波の影響による通信障害には強い耐性を持っています。高い周波数帯域をサポートし、高速で信号を伝送することも可能です。

「それならcat7のケーブルで、問題ないのではないのか?」と思った方もいると思います。私も最初そのように考えました。

しかし、このような高速な伝送はノイズ(電磁干渉や外部からの干渉)に敏感です。アース処理が不十分な場合、cat7のLANケーブルを使用してもノイズの影響を強く受けてしまうため通信が不安定になります。

アース処理とは、電気を安全に逃がす仕組みのことです。

今回、使用しているHGWのXG-100NEにはアース処理は未対応だったため、ノイズの影響を受けてしまっていたんだ判明しました。

今回の事件で昔、会社の先輩が接続不具合が発生した場合は、OSI参照モデルにおける第一層の物理層(機器やケーブルなどのハード)から順に見ていくと問題が解決する場合があると言っていたことを思い出しました笑

その通りだなと改めて実感しました。

ネットで検索すると、この不具合に遭遇している方も結構いるみたいです。

さらに、LANケーブルについて詳しく調べてみると家庭でもSTPケーブルのcat7を使うことは、全く問題ないとのことが分かりました。

LANケーブルについて詳しく知る機会になったので、ある意味良い体験が出来たのかもしれません笑

不具合が起こっている方の参考になれればと思います。

ではまた・・・




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