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わたしの世界線

この20年間で私はどれだけ失敗をしてきたのだろう。またその失敗からどれだけ多くの世界線を跨いだのだろう。

最近寝る前によく考えることの一つだ。

私にとっての大きな失敗といえるのは高校受験と大学受験だろう。

2つの共通点はいずれも志望校に私の欲が混ざっていないことだ。全て偏差値と通学時間で親と先生が合致する学校を選択した。

私は何も口出しができない。
それは私には私が無いからだ。どこに行けばいいのか分からない。常に迷子状態だ。物心がついた頃から私には物欲が無い。サンタさんからのプレゼントでさえ何も欲していない私には苦痛だった。このときに助けになるのが親だった。「〇〇とかいいんじゃない?」という提案に聞こえるような強制的な呪文が聞こえてくるのだ。私はもちろん呪文を承諾する。

私は適応能力には長けている。自らが望んでいない環境に放っておかれてもすーっと溶け込めるのだ。充満な学校生活にはなる。

しかしその瞬間が楽しいだけである。将来に夢を描くような欲まみれなことなんて出来っこない。

大学生になった今も気持ちは変わらない。

分岐された世界線を我々は失敗や成功によって浮遊していると考えている。完全にSTEINS;GATEの影響だ。

オカリンみたいにリーディングシュタイナーはなく役に立つことが難しくとも自分を含めたみんなが平和に過ごせて満足できる世界線(シュタインズゲート)を目指したいというのが今のところ私の唯一の欲かもしれない。

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