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孤独を埋めるのは愛すること

雨の日に限って脱げやすい靴下にしてしまったはまなかうめ子。
左目だけなぜか一重なはまなかうめ子。
白Tシャツについた油性ボールペンを必死に落とそうとするはまなかうめ子。

脳内であのナレーションを流せば憂鬱な日も気が楽になる。

今期のドラマで唯一1話から最終回まで観た『大豆田とわ子と三人の元夫』

親の同僚に離婚を2回した人がいる。今は彼氏が3人いると言っていた。他人にとらわれずにいる姿を見て学生の私より毎日楽しんでいるなと思っていた。

でも同じような条件下で大豆田とわ子は違った。社長業に苦しみ、周りに元夫はいるものの孤独を感じ誰かに頼りたいと弱音が出る。
そして無意識に自分の在り方を問うている。
会社にとっては社長という在り方で、プライベートでは高校生の娘を持つシングルマザーという在り方で元夫からは今も好きな元妻という在り方で生きている。
これらの自分の在り方はほとんど愛を与えられる側に位置している大豆田とわ子。
自分も愛を与える側に。という意思は劇中で何度も行動に出ていたように感じる。
慎森がとわ子に言った。
「孤独を埋めるのは愛されることじゃないよ。愛することだよ。」

聞いたときとわ子も私もきっと心当たりがあった。親から寵愛を受けているのに学校には仲のいい友達がいるのになんだか自分の心を常に第三者目線で見ているようで自らの心の中を他人扱いして見捨てている気がするのだ。これが孤独というものかもしれない。愛することが足りないと気づかされた。

まだまだ私には人生がある。
もちろんあなたにもとわ子にも。
人生目標は何かを愛して孤独を埋めるにしよう。

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