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反面教師としてのお金の使い方

こんばんは。
今回は少しさかのぼって、過去どんな暮らしをしていたのかを書きたいと思います。

当時勤めていた会社の売り上げが数年右肩上がりだったのもあり、微々たる金額ではありますが毎年収入が上がっていました。そして同時に支出も増えていました。

おいしいものを食べたい!いい洋服を着たい!おしゃれしたい!いろんなところに遊びに行きたい!旅行に行きたい!…等々。

この欲望自体は悪くないと思っています。収支をみて無理ない範囲内で使う分には。例えば食べることはストレス解消や健康維持にもつながるので多少高くてもよいものを買うけれど、洋服に強いこだわりはないのでこれまでと同じようにする、等。

ですが、私はすべての分野で収入ぎりぎりまで支出金額を引き上げたのです。徐々に買い物をする場所や遊ぶ場所が変わり、身だしなみが変わりました。するともちろんご縁も変わっていきます。

当時私は異業種交流会や楽しそうなイベントを見つけては参加して、出会った方と名刺や連絡先を交換していました。それで人脈が拡がっていると勘違いしていたのです。

⇒今にして思えばすべて完全なる自己満足!

そうやってご機嫌にしていて、もっと稼ぎたい!とか言っていると、MLMや代理店営業をやっているような人たちとの接点が増えてきます。
当たり前ですが、彼らは商品・サービスを買ってくれる人や一緒に働くパートナーを得るという目的をもってそういった場に参加していることも多いのです。
最初は興味本位で話を聞いていても、相手の話が上手だとテンションが上がり、そのまま引き込まれていくこともありました。
化粧品や洗剤などの日用品、サプリメント、浄水器、布団、遺伝子検査等、様々なジャンルの物やサービスを購入しました。

これは、旅先でものを買う時の心境に似ています。
●ディスプレイされているのを見て「素敵!」と思って買った
 (・・けど部屋の雰囲気に合っていなかった置物)
●友人とおそろいで買った
 (・・けど自分の好みとはずれている小物)
●地域限定!ということで買った
 (・・けどたいしておいしくなかったお菓子)

でも感情が高ぶって買ったものはたいてい、自分が本当に欲しかったものではありません。後日使われずに部屋のすみっこ、引き出しの奥においやられたり、捨てられたりするのです。

せっかく苦労して働いて手に入れたお金を、こんな風に感情の赴くまま無防備に使い、無駄にしてしまう。
そんなことを続けていると、お金がたくさんあってたくさん使う人だと周りから思われて、余計に商品やサービスを売りたい人が寄ってくるようになるのです。

駅や店舗、会場付近でチラシを配っている人が複数いたときに、チラシを1枚でも受け取ってしまうと、次々とチラシを配りたい人が寄ってきて渡してくるのに似ています。

このようにお金が入ってきてもすぐに出ていく、いいように言うとお金の循環のよい暮らしをしていました。

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