声帯を薄く使いながら支えを使う

最近になってやっとやっと「アッポッジョって、これのこと?」を考えるようになりました。最近歌っていて感じるのは、横隔膜の側面を文鎮でおさえてるみたいな感覚、もしくは横隔膜の後ろ側に500mlのペットボトルがぶら下がっている感覚です。肺を広げること、横隔膜を下げること自体にはそこまで力がいらないイメージです。

じゃあ何に体力を使うかというと、呼気と共に身体がへちょらないようにすると、空気は抜けてるのに身体の形を一定に保とうとするので、腹圧がだんだん真空になってきて、それを支えるのが大変といった感じです(言語化しきれていない)

また、声帯を薄く使うことの重要さを最近かみしめています。今まで自分の声がどうしてもクラシックの音色にならなかったのは、このあたりに原因がありそうです。

支えが使えてなくても、声帯を薄く使うことができれば、合唱で溶け込む声として重宝されます。でもソロを任された時に悩むことになってしまう。

気を付けなければいけないのは、支えを頑張ろうとして、連動して声帯を厚く使ってしまう事ですね。せっかくボイトレを始めたのに、逆に合唱に溶け込まない声になってしまうことは避けたい。
でも声帯を薄く保ちつつ大きい声を出すのって本当に難しい!!気の遠くなるような鍛錬です。

今まで私は、

支えを頑張る独唱声(声帯が厚い、クラシックの音色ではない)

声帯を薄くした合唱声(支えが抜けてしまう)

の2パターンしか使い分ける事ができませんでした。これからは声帯の課題と身体の課題を分離して統合できるように練習していきます。

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