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岡山天音という人物

俳優「岡山天音」
彼の独特な感性に惹かれた。

演技がとても自然でスッと物語が頭に入ってくる。彼を知ったきっかけはもちろん映像作品な訳であるが、インタビュー記事やエッセイを読むことでより深い魅力があることに気付かされた。

彼は2024年1月5日公開した映画「笑いのカイブツ」をきっかけに、さまざまなメディアからのインタビューを受けている。

その中で好きな表現を見つけた。

ぼく、みんなよりも皮膚薄めで生まれてきちゃった感覚が、ずーっとあったので。

「俳優の言葉。」

弱点が多いことを“皮膚薄め”と表すその感性が素晴らしいと思う。
これは私の主観であるが、俳優という職業は繊細であらゆる感情に敏感である人にしかできないものだと思っている。

演技というものは、表情や声などいろいろなもので表現されるものであるが、もっとも重要なのはやはり「言葉」だと思う。
演じる者が脚本を書いていないとしても、そのセリフを相手にどのように伝えるのか?どんな風に伝わるのか?を考える必要がある。

演技をする本人が、言葉を咀嚼できていなければ当然想いを伝えることはできないわけで。

彼にはそういう役者としてのセンスをすごく感じる。彼の紡ぐ言葉には、品がある。だからこそ引き込まれるのだと思う。そしてそれが演技にも反映されているのだと思う。

彼の活躍をこれからも見届けていきたいと、私は思う。


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