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最近めの自作MAD動画に対する所感をボソボソ言うやつ




解説というよりは軽い気持ちで触れていきたい。




【アイマスMAD】わらってばかり【大スリー浦あずささん祭り'24】



エンコミスで一回削除した。すみませんでした。

あずささん動画は意外と何個か作っていて、
一個は実質消しちゃったがこれで3つ目くらいだと思う。

個人的には結構好き。曲が好きだし。
「パッと見なんとなく悲観的な内容に見えるけど
実際はしたたか」というイメージで
構成を考えていった。

何個か動画を作ったと言っておいて
彼女がどういう人なのか、というか
「どういう人と言っていいのか」というのを
いまいち掴みあぐねていると自分で思うんだけど、
この動画を作ってる時は
自分の中のあずささん像みたいなものが
ちょっとだけ覗けた気がした。
「強いか弱いかで言ったら弱いんだけど、
 それを自覚する事で強さに転じてる所がある」
といった印象を持った。
そういう意味では765プロでいうと
雪歩にも近い点があるかもしれないけど、
雪歩の方はもっと無自覚にそれをやってそう。

ただこの動画、自分では好きなんだけど
例によってよくわからん感じになってるかもしれない。
最近のワタクシこういうの多いですわ。
(ここで広げた扇子を閉じる)

よーし動画作るか!の時の入射角を間違えるとこうなる。
俺は知っている。
だって何度もやっているから。
いやいい加減学べよと。


入りはめちゃくちゃ気に入っている
全体を通して「わらってばかり」という文に則って
笑顔に対してそれなりにシニカルな捉え方で動画が進む。
例えば「アイドルとして」わらってばかり、みたいな感じ。
それは仕事のため"だけ"の
笑顔なのだろうか?
プライベートでもちゃんと
わらってばかりで安心。
無言で首傾げながら写真撮りまくる千早が
ちょっとツボ。
じゃあ彼女は誰がために「わらってばかり」いるのか?
消えない夢を「みんなに」見せるため。
という前向きな解釈で作ったつもりではあった。
↑あとこれ、
使用した楽曲の元PVなんだけど
そもそも「わらってばかり」という曲名に対して
PVに一切笑顔が出てこないんですよね。
こういう普通に生きる分には見落としがちな、
かつ見落としても問題なさそうな瞬間に
焦点を当てる様な感性は、
とても優しくて好きです。
良い絵、良い曲、良いPV。


おまけ【アイマスMAD】フライ・アウェイ



「ニコマス晩酌ナイトTV」オープニング動画。
半年いかないくらいの企画の準備期間の中では
かなり最後の方で取り組んだ。
途中までオープニング無くてもいいかなと思ってたけど
やっぱ一応いるかな…と思って。

曲めっちゃ好き。そもそもふかわが好き。
ただ印象よりもBPMが早くなくて、
意外とゆったりした進行の動画になった。
飛行機雲の演出は苦労した割にやんなくていい要素だったと思う。
ていうかそもそも気づかれてないかもしれない。


図説。
飛行機雲に色を付けたかったのだが、
なんとそれすらもどうやればいいのかよくわからなかった。
面倒だった割に非常に分かりにくい出来映え。

ともあれ時間があんまりなかったので勢いに任せた。
この動画で亜夜を使うためにスタマスの二週目を進めたのはいい思い出。


↑昼のステージでは上の4人、夜のステージでは下の4人、という感じで
二つのダンスを交互に組んでいる。
演出含めて全体的には「期待感を煽る」というよりは「緊張感をほぐす」というのをむしろ目指した。(俺は酸欠になったが)
うまくいってたかは知らないけど…


不思議な衣装だが使えてよかった。
この扉の向こうには一体何が…
カチャ…
のび太サンドウェッジ

いおりんが着替えてるのにドアパカパカ開けちゃうやよいのカットが意味わかんなくてすき。




おまけ【アイマスMAD】シネマノスタルジー



「ニコマス晩酌ナイトTV」エンディング。
せっかくなのでちょっと余談を交えたい。

企画を立ち上げた当初から告知直前までは、
いつ頓挫してもいい様に、誰にも話さない様にしていた。
たくさん動画を見てセトリを組んでイラストを描いていた。
ただ正直、一人で黙々と進めるには企画の準備というのは想像以上に辛いものだった。言えねーし。
でも実はその間に一人にだけ企画の話を聞いて頂いていて、
それがさえもんさんだった。
ずっとありがたかったし本当に感謝しております。

話を戻す。
当初は二つのブロックを組んでそれだけで行こうとしていた。
そうして組みあがったのが「オールディーズ&ポップス」のブロックと
「ヒップホップとチルアウト」のブロックだった。
あとはエンディングがあればなんとか形になるかな…と思っていて、
半分は普通に動画を作るつもりで、
もう半分は企画のエンディングに使えるかもしれない、という気持ちで
この動画(シネマ・ノスタルジー)を作っていた。

プロトタイプ(とはいえ8割方このままだったけど)が出来た段階で
当時たまたま むすひらさんと通話していて、
ちょうどミリアニの話の流れになったので
本当にノリでつい見せてしまった所、
「これPBoyP@rkに出したらいいんじゃないすか?」
(↑ちょうどその時やってた)
と言って頂いた時に、
じゃあいけるかもしれない、と思った。
ただむすひらさんからして見れば
企画のネタバレになっちゃったと言えばなっちゃったので
申し訳なかったんだけど…

ともあれ、まずはお二方のおかげで、
あとは皆々様のおかげで背中を押されて
なんとかやり切れたのが
ニコマス晩酌ナイトTVという企画だった。という訳です。
その節は大変お世話になりました。

動画そのものについては、とにかく曲がいい。
全体的な構成については最初から一貫していて、
ミリアニの初期の話と歌詞を照らし合わせていった訳だが。


「ステージ前はしゃいでたあのキッズがもう大人」
今やステージ上ではしゃいでいる。


むすひらさんとの通話の中で
「(ミリアニに対する)むすひらさんの評価と世間の評価とで
微妙にギャップがある」という話をしていて。
端的に言うと、むすひらさんが感動した程には
思ったよりも周囲がアガッてない様に見えて
アレ?ってなったらしい。
その話の中で
「劇場で見た組とモニターで見た組との間で
多少の温度差があったのかもしれない」
という考察が挙がったので、
それをヒントに動画にも
映画的な演出を強めに入れてみた。

またラストの方で、
田我流(歌ってる人。"でんがりゅう"と読むらしい)が
お世話になったっぽい
多分人やら施設やらの名前を列挙するシーンのカットは
完成版とプロトタイプとでは全然違っていて、
それについてはプロトタイプの段階ではいいのが思いついてなかったのを
まさしくむすひらさんにご指摘頂いたので、
その後練って完成版の形になった。
むすひらさんには申し訳ない事をしたものの、
相談出来て本当によかったと思う。
ありがとうございました。


「チューズ(choose)」って言ってると思うが、
「チュース」みたいに聞こえたので。ちゅーっす。
俺の中ではナバロさん
俺の中ではユーヘイくん
「ヘビーシー(heavy sea ?)」みたいな事を言ってるっぽいけど
最初マジで「ベビーシッター」って言ってるのかと思ったので
こうなった




【アイマスMAD】福音



実際この動画も少し件の企画に関わる所がある。
結果としてはあんまり関係なかったのだが。

メドレー形式の企画をやるという事で、
俺が知ってる中でメドレー企画というと
やっぱり「MADLIVE」を参考にする事になる訳で。
一応参加者として参加させて頂いたものの、
所属したチームの構成員が全員超手練れだったので
本当に正直な気持ちを言うと
彼らは凄すぎて参考にはならなかったのである。

とはいえまぁしかしともかく、
MADLIVE的な、映像を合成したりミックスしまくるという演出手法を
自分ではほとんどやってこなかったので、
メドレーを組むに当たって少しは練習した方がいいだろう、という事で
この動画では色々試しまくったし、
大分その名目で作ってみた、という部分が大きい。

あと余談だけど、
先日行われたトリライトさんの企画
「ニコマス良作タグLIVE」で
流して頂いたのがすげーかっこよかった。
(まさか流してもらえるとは夢にも思わなかったが)
MADLIVE的マリアージュに満ちていて
これこれ!感が半端なかった。
BPMがちょっと早くなっていたのも
大きかったのではなかろうか。
ありがとうございましたし、
とにかく全体通して超カッコよ気持ちよくて、
最高の企画でした。
見れたら見た方がいいですぞ。
アーカイブ上がってるのかしら?
あるいは上がるのかしら?

以下はほぼ自己満足であり言う必要のない話だと思いつつも、
一応どういう解釈で作った動画なのか、というのを
備忘録的に書いておこうと思う。
でも見た人が受け止めた形が正解なのであって、
俺がどういうつもりで作ったのかというのは
二の次、三の次である、というのを前提にする。

この動画においては
(それを読み取ってもらおうという意図はないものの)
一応のストーリーラインが存在していて、
端的に言うと
「紬のドッペルゲンガーが現れて、
紬の本体を乗っ取ってしまおうとしている」

という話になっている。
動画中の紬はやたらと怪しい雰囲気を醸し出していたり、
2人の紬が横並びで踊っていたり、
不穏なプレッシャーのかかる映像が続いているが、
あれは全部そういった両者間の拮抗を
なんとなく表現しようとしている。


再生してから1秒未満のカットなので気づかれにくいが、
ここで振り返る紬は紬本人を想定している。
誰かが後ろから忍び寄っている。
影の中で佇むもうひとりの紬。
楽しそうに踊っているのは追い詰める側かもしれない。
作中、「おにいちゃん♪」みたいな音声が入るが、
あれも紬本人は絶対言わなさそうだが
もしかしたらドッペルゲンガーが
紬のいない所で
プロデューサーに甘えまくっているのかも、
とか考えると妄想が捗った。(キショ)
紬からすればめっちゃ歯痒いけど
出ると乗っ取られるし…
みたいな葛藤が生まれてそう。
分離するもう一人。
2体が1つに混ざる演出。
教会の鐘の音は福音を表し、「良い報せ」を表す。
何かの誕生の暗示か。
暗闇の中、壁にもたれかかる様なカメラワーク…
逃げるのは紬本人か、
それとも「『紬』に迫られるプロデューサー」か。
見渡した先には…


あくまでそういうイメージで作っていた、
というだけの話ではあるけれども。

あと曲がいい。そればっか。




以下おまけ。




【ニコマスMAD】つかのま



↑で墓まで持っていこうと思っていた
福音の(妄想)話をしてしまったので、
その勢いで、今まで特に語る機会の無かった
「つかのま」の話もしてしまおうと思う。
結構前の動画だけど。

「つかのま」はMLH3で作らせて頂いたもの。
細かい話はザックリ割愛するんだけど、
第一アンコールパートが俺の動画から始まって
そこからルンゼさんの動画に繋げる演出がなんか欲しい、という事で
大五郎さん実写映像とか使ってなんかそれっぽくやれない?
的なノリで運営さんに話を振られて、
出来上がったのがこれだった。

つまり決して
「動画をもう一本作ってくれ」
という依頼ではなかったし、
勢い余って動画っぽい形になってしまっただけだった。
したがって俺の中では単に繋ぎの演出である、
というニュアンスにはなってたんだけど、
長さも考えると新作動画って事にしとかないと逆に不自然なのでは?ってなって、
そういう事になった。

で、「タイトルどうしましょう?」と聞かれて
「『つかのま』でお願いします」と答えてこの形になったんだけど。

ここで話したいのは
「なぜ『つかのま』というタイトルにしたのか」
という事について。
多分長い。

まずそもそもこの動画には元ネタとなる動画がある。

↑こちら。「゜_」さんの動画。
お名前どう読めばいいんだ…?

この動画はMLH3に関わるまで知らなかったんだけど、
イベントの制作期間中は運営さんが
定期的に「動画をたくさん見る会」というのを開いていて、
そこで初めて知った。
むすひらさんが大好きな動画だと言っていたのを覚えている。
その時見た感想は「あれは一体なんだったんだろう…?」という感じだった。
ただやたらと引っかかって印象に残っていた。

で、繋ぎの演出を考えていた時に
ふとこのギュイーンを思い出した。
なんか凄く気になっていたのだが、
もしかして「ここ」で「コレ」なのではないか?と感じた。
本当にただの感覚だったけど。

だがまともに解釈出来てないまま使わせて頂く訳にもいかない。
…というか白状すると
最初はよくわかってないまま
タイムラインに乗せてやってみたんだけど。
それこそバラエティ豊かな感じに色んな動画を引用してたんだけど、
それは全然うまくいかなかった。
ただただ脈絡がなく、繋がってなかった。
ので、まずはこの「ギュイーン」を
ちゃんと向き合って俺なりに解釈する必要があるなと思った。

で、何回も見返している内に
俺なりの解釈がなんとなく固まった。
このギュイーンはどういう動画なのか?



「ギュイーン」はこの春香のワンシーン、ワンカットを
最後まで繰り返し映す構成になっている。



で、徐々に「同じ画の一部」が重なっていく。
これはどういうことなのか?

俺は最初は
「楽曲の中で鳥の羽ばたきっぽい音が鳴っているので、
春香の動きを鳥の羽ばたきに見立てて合わせた」、
そうして飛び立つ音がギュイーンなのではないか、と
解釈した。
ていうかそんな感じでも全然いいと思ったんだけど、
引用させてもらうのであれば
もう一歩自分勝手に踏み込んだ方がいいと思った。

で、風呂に入ったりしながら考察を進めていって
最終的には以下の様に解釈した。


こうである。

待って待って。引かないで欲しい。
何を言ってるかさっぱりわからないかもしれないが、
とにかく誓って薬物の類は摂取していない。

ともかく、「ギュイーン」は
同じ場面の同じ瞬間を”縦に繋いだ”動画だ
という風に俺は解釈したので、
これを「同じ瞬間の違う場面」と範囲を広げ、
つまり色んな動画を一瞬ずつ縦に繋げてみたのである。
だから「つかのま」というタイトルを考えた。

動画の選出はここぞとばかりに
好きな動画をねじ込んだのもあるが、
「グリッチっぽい演出が入ってる動画」を
テーマにすれば
なんとなく演出に一貫性を持たせられるかな、
というのを基礎にして選んだ。
あとは比較的記憶に新しい、
つまりその場で視聴者みんなで共有した一瞬に
ある程度重きを置いた。という感じ。
同じチームの方々の新作からの引用が多いのは、
(当然の話だけど)
制作段階では他のチームで何が起きてるか
一切知らなかったから。
もちろん、仮に知れても知りたくなかったし。

っていう話。こわかったね。

余談の余談だが、
「つかのま」の最後の方は
「(次に流れる)ルンゼさんの動画に繋ぐ演出を考えて欲しい」
という依頼の名残であり、
また当動画の本懐である。


これはMLH3のテーマ、「超発見」を汲んでいる。
MLH3は新作もたくさん出たが、
基本的には「動画を繋ぐ」という性質上、
過去の名作ニコマス動画が頻出する企画。
なんだけど、運営さんが特に目指していたのは
「懐かしむ」のではなく「先に繋ぐ」、
あるいは何か新しいことを
やりたいという事なのだろうと感じていたし、
後に続くルンゼさんの新作動画は
輝かしい未来を思わせる内容だったので、
こういう文言で繋いだ。


以上。こんな所か。
よくわからん話をしてしまったかもしれない。
お付き合い頂きありがとうございました。

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