第4回 knpetition によせて


第4回をやろうという理由

 数々のアクシデントにも負けず4回目を開催しようと思えたのは やはりクイズが楽しいという気持ち、僕のクイズを楽しいと思ってくれている人が居るという印象の2つが大きいと思う。
 実際に足を運んでくれた28人もそうだし、行きたいと思ってエントリーしたけどどうしようもない理由で諦めた人、当日は来れないと分かっていたからリハーサルに参加してくれた人、気にかけてくれた人もいらっしゃって、僕のことを見てくれていることに感謝したいと思った。 だからこそ改めてクイズ大会をこの形にした理由とか、各形式への思いを語っていこうと思う。

全体構造

 まず、大多数の大会が採用している「負けたら即おしまい」の形式は僕は「申し訳ない」と思っている。せっかく休みを大会の日に合わせてくれているのに数十問やったら終わりであとは見学、というのは気持ち的に良くないというか謝りとかの気持ちが勝つ。
 かといって全員同時にゴールインという形式だと目標が見つかりにくいし、手近な目標が見つけにくいというデメリットもある。

 ということで僕が採用したのが「予選複数コース参加+ノックアウトステージ」の導入。
 一番のコンセプトは「全員に見せ場を作れ!」。のもとに、順位点が最下位の人でも複数回の出番の中のどこかで、どれかの形式で自分はここで輝けたという瞬間を作りたかった。単独正解できた、たくさん正解を積めたなどなど…
 予選のコース別に早押し以外の形式を散りばめたのもそう。「競技クイズ」はほぼほぼ早押しでできている。早押しクイズは確かに一つの花形ではあるんだけど、早押しが苦手でも楽しみたいとか 装置にこだわらないクイズをたくさん考えてみた。シンプルに正解を積み重ねるのもまた楽しいんじゃないかと思いましてね。根底には普段行ってる鹿児島の愛好会が県に1個しかなく、☆持ちから初心者まで同じ土俵で戦わざるを得ない環境だったり、クイズを見る「だけ」ってのが嫌い、だったら押したい、解きたいっていう気持ちがあったりするからこんな形になったのかなと思った。

あと大反省がチップシステムを準々決勝以降アナウンスできなかったこと。企画書には書いてたんだけど、改めて言うべきだったなあ そして当日スタッフは事前に割り振って置くべきだった。頭の中だけじゃ吹っ飛ぶ事が多い…!!このあと数ジャンルで起きるんだけど 同じ苗字の参加者が2人おり、ちょっと混乱をきたすような運営を起こしてしまった。自分が気をつけないといけないなあ 

事前の近似値

 僕がこの形式の大会を運営するに当たり一番起こしたくないのが「招集漏れ」。年末鹿児島で初めて企画した時に1人招集しそこねた(詳しい原因は今もわからん)ことが心にずっと刺さっていて、絶対に全員に4コースやってもらいたい、けど当日グダグダしている時間は削りたい。そうしないと決勝がなあなあになってしまってそこまで勝ち上がった人たちにそれはそれで失礼だと思うので。
出した問題が「サガンーフロンターレの観客数」「気温」「アソビストアでかずknが使った金額」の3つ。いわゆる「未来予想」に個人の事情を織り交ぜたもの。こういうのがすきですよっていうアピールもちょっと兼ねたかなという感じ。 締切が早すぎたかな…とちょっと思ってます でも早くエントリーしてくれた人にはちょっと有利にしたいじゃん

各予選ごとに振り返る

順番は実際に行われた順です。

1.択一+早押し

これは1~3回までやってた「近似値+早押し」を発展的解消してリニューアルした形式だったが、上位希望者少かったなあ 一発抜けできない得点の入り方にしたら逆に盛り下がっちゃったかなあという印象もあり。択一のカロリーが高い問題が多くなったのもあり、択一だけで1コース作っちゃってもいいかも 1問1問噛み締めても良かったかもなあ 早く終わりすぎてるのも反省点 

2.早押し+取りもの

何かをやって早押しクイズは多いけど、早押しクイズのご褒美として何かしらって形式が今まで無かったので追加。個人的にはいい塩梅だと思ったけど、「徳川将軍」が簡単すぎたかぁ~ このあともちょいちょい出てくるけど、社会ジャンル→公民→政治→議員って簡単に連想するの良くないなあ順位が理想の所にくっついて場が盛り上がってる所は良かったと思う

3.ローリング早押し

逆に早押し以外の楽しむポイントが少なかったり動きのあやふやさがあったりして一番皆さんを楽しませられなかったと思う。早押し純度の高いコースは必要だと思っているので、もっと楽しく取り組んでもらえるような形式を考えたいところ。

4.積み重ね

多答山分けとともに毎回人気のジャンル。今回は上位希望者にキャンセルが集中したためかこの位置。 ボードでもそうだけど、一回例題をやって流れを皆さんに染み込ませる必要があったなと感じました。移籍云々は毎日毎日変わるから見ないといけないのに怠ってて、ガッツリ問題不備を発生させてしまったのは申し訳ない限り。7-0で大盛り上がりする瞬間が毎回楽しくて…! ✕が得点没収じゃないところが個人的こだわり。

5.テーマ別早押し

 盛り上がったけど反省ポイントもあり。
・指名順は じゅんぐり+連答で横取りの方が面白い
・もっともっと誤答にやさしく 減点で良い 第1回の時みたいな 正解+40/誤答-4ぐらいでいい
・「アイドルマスターSideM」と「川崎フロンターレ」はあと3回多く言ってもいいな
・大喜利をやらせるもんだと思われていた
ここはもおう掃き溜めというかストレス解消に近いジャンルが並んでいるので無くすつもりは皆無です。
さすがにここはベストスラッシュを載せたい。
Q:東京NSCに71歳で/→A:「おばあちゃん」
Q:日替わりゲストの勝手なイメージに対して/→A「ぽいぽいトーク」
以上2つとも石鹸さん。10年以上芸能知識えげつないのはとんでもないよ
光電効果正解出たのびっくりした~
「鳩レース」と「紺野和也」はスルーだったけど盛り上がって良かった

6.LUCK付き早押し

早押し正解が必要で、それすら運で代用できるって感じでやったんですが、1セット毎の問題数、少なかったか多かったか…? あとノートランプで勝ち抜け決まったのは想定してたとはいえおお~っとなったね
 これは微調整して今後も続けていきたい あと中村憲剛引退記念トランプ使いたかった…なぜ忘れたんだ自分のアホ… ハートの14引いてニッコニコの中村憲剛出るの見たかったよ…

7.ボード

 ルールのインストに時間を掛けてしまった!!「スタート~1セット目出題」と「1セット目出題~終わり」がほとんど同じ時間なのは大大大反省 例題を1セット作れば解決したのに! あと◯、✕、パス、ボーナス、ブロックの母音が同じすぎるので 「正」「誤」「PASS」「倍」って言っても良かったね

8.多答山分け

 ここはマジで毎年大盛り上がりするんで knpe名物のひとつといっても過言じゃないなと思った あと今回「覗いて覗かれる」という新しいパターンが産まれた しかもノゾキ使用後書き直せるから「覗かれた上で書き直せる」というアイテムの新使用方法が4回目にして産まれるのも凄かった ネタ切れだけが怖い…!!

最終予選・プレーオフ

 ここからは敗退者が出るので、納得行く負け方をしてもらうことをテーマに、最終予選では鹿児島愛好会でおなじみのルールを採用した。プレーオフはいくつかのルールでずーっと迷っていた。通過クイズとか上座クイズとか採用しようと思ったけど、予選9位や10位へのアドバンテージが少ないと考えてボツに。結局シンプルなボードもやろうぐらいの感じに。n人勝ち抜けの形式を考えるのが本当に苦手なので もうちょっと頑張るぞ~~
聞き直したら今回ナンバーワンに近い難問「佐藤惣之助」が正解されててビビり散らかした

準決勝

 2ステップ用意しているのは明確に求めるものが違うから。
 前半では多人数居る中で自分だけの知識を使って単独とか少数正解を出して欲しい、後半は「押し勝つ」力、そして書いても正解できることで食らいつく力を求める意味でああいう得点の入り方にした。
 前半も後半も求めてた事以上の展開が起きて企画者冥利に尽きるってぐらい楽しかった。問題数どうよ感はあるけど、いい感じだったんじゃないでしょうか

決勝

 プレーオフの項で書いた通り、僕はn人勝ち抜けのルールを創るのが苦手。かといってせっかくの決勝なのにNoMxはなんだか味気ない(そうする人への批判ではない)。と考えた上でならやはり鹿児島オープンへのリスペクトも込めてこのような形式にしようという意図。49p勝ち抜けなのは、7割ぐらいが丁度いいかなと思っていた所に、SideMのアイドルが全部で49人いる事が後押ししてくれた形だ。
 展開自体は大逃げするみそのるさんを皆で追いかけるけど取りきった、って形だったけど、全員素晴らしい押しをガンガン見せてくださってずっと楽しかった。

まとめ

 個人的にはとっても楽しかった けど皆さんの反応というか、皆どうだったかなあってのがとても気になるので アンケート取ろうかなあとか思っています 思ってるだけなのでやるかどうかは未定

 非常に楽しかったし、これで十分「リベンジ達成」とはいえるんだけど、もう一回やりたくなってしまった ただ3回目→4回目が1年4ヶ月空けたので2025年の夏ぐらいだろうか 台風の時期を避けることになるだろうかとか巡らせてます。あと日曜開催とか とにかく、次回をやる「意志」だけは現状あることだけは書いておきたいと思いました。

まずは一緒に遊んでくれた28名の皆様、行きたくても行けなかった皆様、リハに参加してくれた皆様、本当にありがとうございました!僕は僕のできる範囲で、鹿児島のクイズ界を盛り上げて行きたいと思っております。

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