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【世界もココロもグラデーションでできている】41 「帯のひみつ」⑯

こんにちは 八彩理絵子です。

今回は「半幅帯」と「兵児帯」の
お話しをします

【半幅帯とは?】

半幅帯は、その名から連想する通り、                       袋帯や名古屋帯の半分の幅の帯のことです。

少しの慣れで簡単に結ぶことができ、                    幅は半分でも長さは十分にあるので                      結び方のバリエーションも豊富です。

個性豊かにカジュアルなシーンを                        おしゃれに彩ってくれます♪

普段使いのカジュアルな小紋や浴衣に                   合わせる半幅帯ですが、                           最近では世間のニーズに合わせて色んな                   タイプの半幅帯が登場しており、                              リバーシブルの半幅帯などがありますので、                        普段着のお洋服と同じようにおしゃれを                         楽しんでいただくことができるように                  なっています。

日常着としてのお洒落を楽しむ半幅帯。

気軽なお出かけや動きの多い季節の                             散策にはぴったりの帯です。

半幅帯といっても、浴衣にピッタリな                                 薄くて軽やかなものから、                             しっとりと上品な                                     雰囲気を纏える高価まものまで、                            デザインは豊富です。なりたいイメージに               あわせて選んでみましょう。

【兵児帯とは?】

浴衣姿を簡単に、かわいく華やかにして                くれる「兵児帯(へこおび)」。                               女性が着用する印象を持つ人が多いですが、                      もともとは男性が浴衣や着物に                            合わせていました。

兵児帯は柔らかい生地で作られていて、                             他の帯と比べて「幅が広い」という                             特徴があります。素材は絹や綿、化学繊維など                          さまざまであり、カジュアルな
見た目であるため                          フォーマルシーンでは使用されません。                            薄手で柔らかい素材の兵児帯は結びやすく、                             普段着物を着ない方でも簡単に結ぶことが                            できるため、多くの人が好んで使用していると                        言えるでしょう。

特にお子様が浴衣を着るときには、着付けが                             簡単かつ着崩れてもすぐに直せる、
またかわいく演出できることから                   重宝している親御さんも多くいらっしゃいます                                   兵児帯は他の帯に比べて簡単に結ぶ                      ことができます。
結び方が簡単で綺麗な見た目に仕上げる                        ことができる上に、崩れてしまった時に                         直すのも手軽なので、                       「帯を自分自身で結ぶのは難しい…」                         と感じる方にもおすすめです

柔らかい素材で作られている兵児帯は、                                      長時間着用していても苦しくなりにくい                のも大きな魅力のひとつです。


ここまで読んでいただき                                ありがとうございました。

帯についてのお話しはここまでです。
次回は「織物の種類」について                    お話ししたいと思います。



今日の伝統色は「濃柿」(こいがき)

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これまでも柿にちなんだ色を                     ご紹介してきましたが
古くから日本人に親しまれてきた色は多く、                         その種類は実に二十ほど。                            そんな柿の色の中でも、とりわけ濃く                    暗い橙茶がこの濃柿です。

室町時代から江戸時代初期にかけての                          茶会記録にあるように、茶器にも用いられる                         ほど、風流な色合いと考えられて                                        いたのでしょう。
また、近松門左衛門の浄瑠璃『女殺油地獄』                               では、「揃ひ羽織の濃柿」ともあり、                       作家の心にも響いていたとわかります。                                   色だけでなく、文化の薫りも濃かったのですね


最後まで読んでくださり                       ありがとうございます。

大切なお時間をありがとうございました。

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