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【公害病について知ろうと思いました】~世界もココロもグラデーションでできている~521

こんにちは
八彩理絵子(やいろりえこ)です。

前回、『令和の公害』について書きました。

「公害」という言葉で私が頭に浮かんだのは「水俣病」です。水俣病をめぐっては公式確認から68年がたった今なお、救済されない被害者の方がおられるという事実。「公害」とは恐ろしいことだということと報道などから国の対応が冷たいと感じていたことを思い出しました。

水俣病は国民の命や健康よりも経済成長を優先する社会構造の負の側面が形になって表面化した一つの事例といえるようですが、被害の拡大を防ぐ機会は何度もあったそうです。

57年に県を通して国に、食品衛生法の適用による漁獲禁止措置を強く要求。ところが、当時の厚生省は「原因物質が特定できないので漁獲禁止にはできない」と回答。59年には、原因物質がメチル水銀であることが特定されます。それでも厚生省は水俣病の原因がメチル水銀であることは認めながら、発生源の追究はせず、チッソに対する排水規制なども行わなかったのです。

正式な公害認定がされる68年まで工場をフル稼働させ、メチル水銀入りの廃液を大量に排出し続けたということです。

なんと最初に国に要求してから正式な公害認定がされる11年もの間ずっと排出し続けたのですね。被害を拡大させた国の責任はそうとう重いということを国は本当の意味で理解できているのだろうか・・・

自分の身体だけではなく母の胎盤を通して胎児にまで被害が及び、生まれながらに障害をもつ胎児性患者も、認定患者だけで80人以上が確認されているということです。また、いわれなき差別と偏見なども・・・

こちらに詳しく書かれていました😢


大脳の中枢神経を冒す水俣病は完治することはありません。

水俣病は決して過去の問題ではないということをあらためて知りました。半世紀以上を経てなお、不治の病を抱えながら生きる多くの人々がいることを、偏見や差別に苦悩してきた歴史を私たちは知る必要がある。そして忘れてはならないことだと今回私はあらためて思いました。


科学も絶対ではなく正しいも、正しいもないことは皆さまご存じの通り、だからこそこれほど多くの方が犠牲になるようなことを繰り返すことのないようにここから学ぶ必要があるのではないでしょうか・・・


前回メガソーラーについての記事を書きましたが、パネル内には有害な物質が含まれていること、安全な処分方法がまだ確立されていないこと、パネルの製造課程において大量のCO²が排出されていることや強制労働という人権問題も世界的に問題になっていること。そしてなにより自然破壊しているということ。メガソーラーが増えれば再エネ賦課金も上がる(電気代が上がる)こと。私には負のスパイラルにしか思えません😢

今回の記事はいろいろな情報から今私が思うことです。ただ、ただ突き進む姿勢ではなく、疑問があったら一度立ち止まり、再考することも必要なのではないか・・・そんなふうに思うのです。



今日はここまでになります。
ここまで読んでいただき
ありがとうございます。






日本の工業の急速な発展(はってん)の一方で、社会問題となった、四つの公害病について




最後まで読んでくださり
ありがとうございます。

大切なお時間をありがとうございました。

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