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【世界もココロもグラデーションでできている】39 「帯のひみつ」⑭

こんにちは 八彩理絵子です。

前回まで着物についてお話しを
してきましたが、着物姿に欠かせない「帯」
種類、格、合わせる着物などについて               
お話しします。

『着物一枚 帯三本』や                                         
『着物千両 帯万両』と言われるほど帯は           
着物にとって非常に重要な役割 を持っています
帯は着物姿の第二の顔と言われることも                          あるほど周りから注目されるポイント                       でもあります。

帯の種類

帯

一つ一つ説明していきます。                      

【丸帯とは?】                           「幅広く織った帯地を縦二つに折って、                芯を入れて仕立てた帯」が丸帯です。                              金襴・錦織・唐織等で織られた通し柄で、                        裏も表も帯全体に柄があるため、                            とても豪華で重厚な礼装用の帯に                          なります。現代で丸帯を使うのは、                         花嫁さんの本振袖(引き振袖)や、                    白無垢・色打掛の掛下帯といった                   婚礼衣装として。                           舞妓さんの「だらり帯」くらい                    だろうと言われています。

また、七五三

もともと7歳の「帯解き」の祝いは、                     本裁(ほんだち)の着物を着て、                           つけ帯を解く儀式です。                            昔は袋帯なんてなかったので、                            帯も丸帯を締めました。

やはり両面総柄の 昔の帯は豪華です。                        重くて・分厚くて・硬くて結びにくい                 といった「着付師泣かせの帯」とも                            いわれるようですが、シンプルに文庫や                    たて矢結びにした丸帯の品格は見事です。

舞妓さん

【袋帯とは】

袋帯は、帯の中でも格式の高い帯として                        位置付けられている帯。
名称の由来は、表地と裏地に異なる2枚の                          生地を袋状に縫い合わせて仕立てている                 ことからきています。

一般的に格式張った式典やお祝いの席で                      使われることが多く、                             金色や銀色の豪華な模様や、                      おしゃれ帯として使えるワンポイントの                 柄など、種類は様々。
幅広い用途で使えることから、                            帯の中でも人気があります。

丸帯の「重い」という欠点を補うために                 作られたのが”袋帯”です。
袋帯は丸帯よりも短くスマートにし、                     裏地には無地の生地を使って軽量化                        しました。

軽量化によって動きやすくなった                            袋帯は、後に主流となり丸帯に変わる                            礼装帯となったのです。

「袋帯」は、

黒留袖・色留袖・振袖・訪問着・                                色無地に合わせる格の高い帯
礼装用・振袖用の「織の袋帯」と、                    やや格式ばらない「染めの袋帯」があります。

(画像1_86) 乃木坂46星野みなみ・樋口日奈ら6人が成人式 “次世代白石超え”宣言 - モデルプレス


今日はここまでになります。

次回は「名古屋帯」についてお話しします。

ここまで読んでいただき                                    ありがとうございました。 



今日の伝統色は「瞑色」(めいしょく)

夕方の薄暗い色の事ですが、夕焼けのように橙がかったものではありません。
「瞑」とは真っ暗闇に近い意味を持つ語。
日が沈んで間もない頃に稀に見られます。
ブルーモーメントの黒々とした青色を指すと考えてよいでしょう。
この色名がよく取り沙汰されるのは、近代文学、夏目漱石が『思い出すこと』の中の漢詩で日没後に竹藪を領ずる薄闇を表現しています。幽玄な雰囲気を放つ独特の語が、単なる薄闇にはない底知れぬ情念を宿すということです。

ブルーモーメント                                        日本においては天気の良い日没の直後、
目の前の風景が青に染まる時間が数分~10数分間ほど訪れることがある。
「青の瞬間」と呼ばれることがある。


最後まで読んでくださり                         ありがとうございます。

大切なお時間をありがとうございました。

















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