憧れが詰まったオベーションギター

昭和54年頃、中学生だった私は歌謡曲から洋楽や邦楽のアーティスト系の歌に興味が移っていきました。
当時は ニューミュージックの南こうせつ、中島みゆき、ジャズギタリストの渡辺香津美など、トップアーティストたちの多くがアメリカのギターブランド、オベーションのスーパーアダマスというギターを弾いていて、その特異なルックスに我々ギターキッズは釘付けになったものです。
オベーションギターは航空機の会社であるカーマン社によるもので、とくにこのアダマスはボディーが木ではなくファイバー製で、サウンドホールがボディーサイドに合計22個という特徴的なルックス。
当時はまだめずらしく、ピックアップが最初から搭載されていました。
その当時、販売価格は100万円を超えていて、中学生の自分にとっては天文学的な金額で、とても買えるギターではありませんでした。

ところが昭和63年、偶然、オベーション スーパーアダマスと出会います。
価格は63万円。
円高が進み、4割ほど安くなっていたのです。
社会人になっていた自分にとっては高いけど買えない金額じゃない。
少し悩みましたが、結局、36回ローンを組んで買ってしまいます。
思えばこの時がギター人生の序奏だったのです。

#ギター #アコースティックギター #エレアコ #オベーション

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