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音楽ライター長井英治がセレクトした、90年代ガールポップアルバム 30選①

ソニーミュージックが運営しているwebマガジン「OTONANO」の1月号で、36枚のガールポップアルバムをセレクトさせていただきましたが、そのうち30枚がSpotifyで配信されているので、僕のコメント付きで改めて紹介してみたいと思います。

PRISM/谷村有美(1990)

谷村有美、4枚目のオリジナルアルバム。シングル「6月の雨」収録。10曲中、5曲の作曲を、8曲の作詞を谷村有美自身が手がけている。 オリコン最高位4位のヒットに。

Vocalization/森川美穂(1990)

森川美穂6枚目のオリジナルアルバムは、東芝EMI移籍第一弾アルバム。キャッチコピーは「声心声力・ヴォーカル主義」。サウンドプロデュースはジョー・リノイエ。アニメ『ふしぎの海のナディア』オープニングテーマ「ブルーウォーター」収録し、オリコン最高位4位を記録している。

ヴァカンス、ヴァカンス/野田幹子(1990)

1987年にデビューをした野田幹子、1990年に発売された5枚目のアルバム。タイトル通り、ヴァカンスを意識した夏らしいポップなアルバム。シングル「8月の砂時計」「Travelin' Heart」収録。渋谷系アプローチのアレンジが印象的な1枚。

MY DEAR/平松愛理(1990)

全曲の作詞・作曲を手がけるシンガー・ソングライターであり、ガールポップ的な素質も兼ね備えた平松愛理の3枚目のオリジナルアルバム。シングル「月のランプ」「素敵なルネッサンス」収録。ミリオンセラーになった「部屋とYシャツと私」はこのアルバムからのシングルカット曲。

空と海の出逢う場所/相馬裕子(1992)

1991年にアルバム『Wind Songs』でデビューした相馬裕子のセカンドアルバム。ソニーから4枚のアルバムをリリースしているが、シングルは2枚しかリリースされておらず、ソニー時代はアルバムアーティストとして活動。”ガールポップ”のジャンルにふさわしいアーティストの一人。

モザイク/遊佐未森(1991)

ガールポップというジャンルに括れないほど、確固たる世界観を築いてきた遊佐未森5枚目のオリジナルアルバム。ほぼ全曲の楽曲を本人が手がけており、代表作の1枚と呼べる作品。映画『アルスラーン戦記』のテーマ曲『靴跡の花』を収録。オリコン最高位5位。

ROCK ALIVE/森高千里(1992)

森高千里、6枚目のオリジナルアルバム。 代表曲「私がオバさんになっても」を収録し、アルバムチャートの最高位3位を獲得。90年代の森高千里は多くのヒット曲を世に送りだし、95年のベストアルバム「DO THE BEST」はミリオンセラーを記録している。

BIRTH/久松史奈(1993)

1990年にデビューした、久松史奈の4枚目のオリジナルアルバム。ドラマの主題歌に起用され、TOP10入りを果たしたシングル「天使の休息」を収録。本作と、次作のアルバム『PLEASURE』は2枚連続でTOP10入りを果たすヒットに。鈴木彩子同様、ガールズロックのアイドル的存在だった。

どんなに打ちのめされても/橘いずみ(1993)

1992年にデビューした橘いずみは、全曲の作詞・作曲を自身で手掛けるシンガー・ソングライター。シングル「失格」で、女・尾崎豊の異名をとり、話題のアーティストになった。セカンドアルバムである本作は最高位36位だが、次作からは3作連続でアルバムをTOP10に送り込んでいる。

nice unbalance/馬渡松子(1993)

ドリカムのバックコーラスを経て、1992年にデビューをした馬渡松子のセカンドアルバム。フジテレビ系テレビアニメ『幽☆遊☆白書』のオープニングテーマに起用されスマッシュヒットになった「微笑みの爆弾」収録。


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