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毎日アンダーラインを引いて過ごしたい

小学校の給食の献立表にアンダーラインを引いていた人間です。
今その行動を紐解くと、自分が「どのメニューを好きである」という目線を可視化したかったんだと思う。
その思いは今の読書方法にもつながっているので、自分の好きな本の読み方を紹介したいと思う。

考えたい本は購入する

情報を掻い摘みたいというか、情報を得たい、と言った目的の本であれば図書館で借りる。が、本を読むと言うのは情報を得るだけが目的ではなく、自分の中にある「感性や経験、情報といかに結びつけていくか」というのも目的の1つに挙げられると思う。きっとそれを「考える」と表現するのかな?と私は思っている。

そうしたときに必ず本には「書き込む」。だから購入する必要があるのだ(もちろん一部だけ必要としている場合は図書館の複写のサービスを活用することもあるよ!)。

どのように本に書き込むのか

私は本を読む前に何を考えたいのか、何を知りたくて読むのかをぼやっとでもいいからなんとなくイメージするようにしている。(逆にそのイメージが今は湧かないな〜ちょっと重いな〜とかんじるものは積読行きになっている…)

そして多機能フリクション(消せるボールペンの4色セットのやつ)と付箋を準備して、ルールを決める。
例えば、黒で線を引くところは重要だと思ったところ、水色は問題提起部分、ピンクはそれに対する答えであったり、自分が読む前にイメージしたテーマへの答えの部分、黄緑は何か自分の行動や考えを深める際にヒントになりそうな部分、みたいに。基本的にこの色をつけた部分を付箋でマークし、あとからさっと確認できるようにする。

さらに、そこで疑問に思ったこと、これってこの事象にも置き換えられるんじゃないか?といったことや、反論したいことなどを線で引っ張って空白に書き込んだりもする。もちろんわからない単語の意味もそこに書き込む。
これを書き込んでおくと、自分の考えのアウトプットにもなるし、あとから読み返した時に自分はこのような考えをしていたのか、と自分自身の考えの変化に気付いたり、忘れていた視点を思い出したりできる。

なんで本にアンダーラインを引くのか

よく国語の授業では「筆者が1番伝えたいことは何か」と言った問題が出されるが、読解力を高めるためには必要な能力であると思う。ただ、読書は「自分がこの本を読む」という行為だ。好き勝手に気づき、心を動かし、考えていいはずだ。もちろん土台の読解力(この筆者が今回書いていることのテーマは何でどんな視点なのか)を把握することは大切だと思うし、それがざっくりでもできた上の話なのかもしれないけど、感性を大事にしたっていいと思う。
だから自分はどこに関心を寄せたのか、何が今気になっているのかを示すためにアンダーラインを引く。だって、私の好きな読書は筆者の考えと自分の考えを対話させていくことだから。

世の中には正しい本の読み方が溢れているけど

本は趣味の一つだ。映画を見てロケ地に足を運びたい人もいれば、レビューを書きたい人もいるだろうし、必ず1人で見たい人もいれば知り合いと見に行きたい人もいるだろう。音楽もライブに行きたい人もいれば、ライブDVDを家でゆっくりみる方がいいと言う人もいるはずだ。

本だって好きな読み方をしたっていいと思う。自分に合う、自分のお気に入りの読み方を見つけたらきっとハマっていくと思う、読書に。
私はその時点の自分の考えに合わせてアンダーラインを引くけど、それは時によって変わると思うからたまに読み返したりする。そして自分の考えを支えてくれそうな本に関しては要約などでアウトプットするようにしている。
でもそんなわざわざ要約しなくても、自分の考えがバージョンアップしてる時点で読書して得た情報はインプットされ、何かそれ以降のタイミングで自分の考えを発言をすれば、それはその読書経験も含んだアウトプットになるとは思っているけど。

今回は私の好きな本の読み方を紹介したが、たまたまこのnoteを見つけて読んでくださった方の好きな本の読み方が見つかりますように。
(もしすでに好きな本の読み方があったら教えて欲しいな〜〜)

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