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介護職は無くなる仕事か?

前回は
技術進歩云々で無くなる仕事かどうか?を判断するのではなくて
人がやらなきゃ詰まらなくなる仕事かどうか?
で無くなる仕事か残る仕事かを
判断する時代になってきたという話をしました

ならば
私が関わる介護業界はどうなんだろう?
と思って書いていこうと思います

無くなる仕事と論じてみる

まず介護業界は
無くなる仕事であるという要素を挙げてみたいと思います

そもそも他人にやって欲しくない

そもそも
他人に自分の身の回りの事をやって欲しくないということが言える

例えば
貴方がトイレに行けなくなってしまって
オムツをしなくてはならない状態になってしまったとする
その時、貴方は他人にオムツを取り替えて貰いたいと思いますか?

もし
オムツ取り替えマシーンみたいなものがあれば
そのマシーンを活用するはずだと思います

お風呂だって
一人でゆっくり浸かりたいと思いませんか?
自分の身体が動かないとはいえ
他人の前で丸裸になって
お風呂に入るのなら
全自動の入浴マシーンがあれば
そちらを活用するはずです

もし介護ロボットがあれば
生身の人間に介助されるより
良いと思いませんか?

残る仕事とも言える

では逆に介護は残る仕事と
言える要素を挙げてみましょう

全部介護ロボットに任せると話す相手が居なくなる

生活の一切合切が全自動になり
自分がどんな状態になっても
1人で暮らせるようになったとすると
喋ることがなくなると思います

介護職員の方たちは考えてみて欲しいのですが
今、貴方が関わっている利用者さんたちは
利用者さんが自律
つまり要介護者で無かったら
出会うことは無かったでしょう

もし
介護ロボットが発明されたら
きっと
独居の高齢者は他人と会うこと無く
暮らしていくんだろうなと思います

そもそも介護は便利を売る業界か?

残る仕事と無くなる仕事の定義として
今、パッと思い付いたんですが
「便利を売る仕事かどうか?」が焦点になるのだ
と思いました。

そう考えると介護は便利を売りにしているのか?
で考えれば答えが出そうです

たしかに介護は便利を売りにしている
側面があります

家族が面倒を看る時間や体力などの余裕がなく
「仕方なく」ヘルパーを利用する
その事に関しては
「便利」と言うワードが引っ掛かりそうです

しかし
たとえ「便利」が売りであっても
そこには他人にやって貰うことで
新たな人間関係の繋がりができて

「この人に介護して欲しい」という
ニーズは大いにあって
ただの「便利屋」ではないと思います

今、私が思うことは
介護職員は自分の存在を
「便利屋」にするか
「必要な人間関係の一つ」にするかは
介護職員自身だろうなと思っていて

便利屋側に行くとすると
将来的には必要な人材では無くなるというのは
確実に言えることだと思います

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