投資と投機の話
小規模事業者というしょぼい経営者?になってみて、一番感じるのは、
「そりゃー、成功する奴ぁ、成功すべくして成功しとるわー」ということでした。
まぁ、経営者の、よく勉強することったら。
人が遊んでる時間に勉強すりゃー、しかもそれを10年続ければ、えらい差がつくのは当たり前。
勉強し始めは、かなりババも引きます。
勉強したいけど、どこの誰に倣えばいいのやら。
おしえる能力のありそうな人は忙しく、自分の事業をやっている。
とてもじゃないけど、気軽に「教えて」とはいえません。
だから、しょーもないセミナーにン10万とか、払う羽目になる。
そこで、いっぺんババ引いたくらいで、勉強を諦めていたら、私はもう、鍼灸院をたたんでいなきゃなりません。
最低二回は引いたしな…ババ。
「良いもの、価値のあるものは高いんですよ!」
↑
んなこたーない。
先日、ダイバージェンスって記事を書きましたが、
マーケティングってのは、たいして値打ちのないものを高く売ることもできる。(私が上の記事で言いたかったことは、価値を低く見積もられているものを、正しい価値で伝える手段としてマーケティングは使えるという意味でしたが、その逆の使い方もできる。
長期的には、実態と乖離した部分は暴露され、値段と実際の価値のズレは収束していくだろうけど。
一時的に、実態と価値がズレていることなんかいっぱいある。
そして、私含め、人が「ババひいたな」と思う、くっそ価値のない講師なんか、履いて捨てるほどいるのだ。
って話がズレた。
本題の、投資と投機の話。
投資と投機の共通点は、何かを犠牲にして、将来、なんらかの利益を得ようとするってこと。
投資と、投機の違いは、投資は「積み上げ」がきき、投機は積み上げがきかないってこと。
投資というのは、資本を投じると書くように、資本(努力、汗、時間、お金など)を投じるという意味。
たとえば、私たちは多少英単語を知っていて、英語を片言しゃべれたりする。
英語に取り組んだ時間が長ければ長いほど、英語ができるようになる。これが投資。
「積み上げ」がきく。
一方、投機は、積み上げがまったくきかない。
サイコロの出目が、前6だったから、次も6とは限らない。前の目が後の目に影響しない。
勉強は、一番割のいい投資だけど、それでも、間違ったやり方や、能率の悪いやり方と、良い結果の出やすいやり方はある。
積み上げればなんでもいいってものではない。
投機の方が投資より良い結果が出ることなんか、毎年起こってる。
年末ジャンボ宝くじなんか、まさに投機だ。
正しいやり方が分からないことなんか、いっぱいある。
勉強に「保証」はない。
東大間違いなしと言われてたって、蓋開けたら落ちてることがあるくらいに、保証はない。
それでも、正しく頑張れば、正しい結果が出るものの方が、私は好きだ。
だから、投機より投資の方が好きだ。
たまにババ引くこともあるが、ババ引いた経験すら、経験値アップ!に繋がるから、自営業者になってよかったと思う。
こんなに自分が、勉強好きだとは思わなかったけどな。
追記
成績の振るわない奴ほど、誰も聞いたことのない参考書を持ってたりする。絶対合格保証はないけど、やっぱ良い塾、良い家庭教師についたほうが、成功率は上がる。
あと、ババ引くのはお金の無駄なので、人の目利きになるって大事だ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?