知る日の恵み

話すより書くことが好きな人。

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最近の記事

いつか

空を見上げれば 青空が広がって 君をいつだって見守ってるから 大きな傷を抱える君 いつかのように君が笑えるように いつかのように君が泣かないように 僕はここにいるよ ため息は深呼吸にかえて 明日を夢見てみようよ

    • 君に出会ったのは 暖かさが暑さへと変わる頃 あの頃は知らなかった この震えに気づいたとき 僕にはもう止められなかった 君が見せてくれる世界は いつだって光を放っていてまぶしくて 僕は目を細めてばかりいた 君のいる世界は いつだってまぶしいくらいで 届きそうで届かないこの手 ただ伸ばしてみるだけで 冷たい風を運ぶ季節には 君の笑顔が 君の優しさが 暖かさを伝えてくれる さよならなんて知らなかった 君はいつも笑顔で手を振るから 僕もただ笑顔で手を振るんだ 君が見てきた

      • 彼女の優しさの価値

        誰もが、彼女のことを「優しい」という。 彼女も、「優しい」ということが自分の取柄であると思っていた。 なぜなら、「優しさ」というものは人格を表す上でも好意的な意味を持つからだ。 しかし、ある時から自分の「優しさ」というものに自信を失くし、時には嫌気すら感じるようになった。 この「優しさ」というものは、相手にとってみたら、誰も頼んでいない必要のない手、傲慢さすらも感じさせるものなのではないかと。 学校に来なくなってしまった友達を毎朝迎えに行ったりしていた。    一度、行け

        • まわり道。

          誰か 僕を探してる? 僕は此処にいていいの? どうすれば あなたに届く? どうすれば きみに伝わるの? 手探りで探す居場所には 一体 何が待ってるの...? それは 寂しさなの? それとも 喜びなの? 僕が自分自身(ぼく)の存在を否定して 自分から存在を消してしまったら あなたは 悲しむのかな...? きみは 涙を見せるかな? 何が 僕を拒むの? 僕に此処は似合わないの? あなたにはわかってほしい きみはわかってくれる? あなたにはわかってほしいの きみはわかって

          赤い糸

          世界にただ一つ 目に見えないものがあるとしたら それはなんだろう 君と僕をつなぐもの それは目に見えないものなのかな 君が笑うから僕も笑う 君がいとおしいから抱きしめる 僕が泣けば君も泣く 君が必要だからこの手を離さない 世界にただ一つ 手にできないものがあるとしたら それはなんだろう 君と僕をつなぐもの それは手にできないものなのかな 君の笑顔守りたいから 君のその震える肩抱きしめる 僕のすべてが君だから 君が笑うから僕も笑う 君がいとおしいから抱きしめる 僕

          今僕のそばを吹き抜けた風 まるで君が囁いてるみたいに 優しくて涙がこぼれた たった一言が言えなくて ただ悔やむしかないこんな僕に 君は微笑んでくれる? 君は笑ってくれるかな? 耳元で優しく撫でた風 「愛してる」君の声みたいだった 僕の名前を呼ぶ あの君の声 忘れられない君の声 今僕を包み込んだ風 まるで君が抱きしめてるみたいで 温かくて涙がこぼれた たった一言が言えなくて ただ悔やむしかないこんな僕に 君は微笑んでくれる? 君は笑ってくれるかな? 僕の手に優しく触れ

          Pray for you

          君の手が悴まないように 君の頬が濡れないように 僕は祈るんだ 僕を照らすあの太陽の光が 君をも照らし続けられるように 君には笑っていてほしい ただそれだけが僕の願い 大好きな君の笑顔は何よりも大切だから 君の息が白くならないように 君の声が聞こえるように 僕は祈るんだ 僕を照らすあの夜空の明かりが 君をも照らし続けられるように 君には笑っていてほしい ただそれだけが僕の願い 大好きな君の笑顔は何よりも大切だから 君を温かい光で包んであげたい 君のため 今日も僕は祈

          拝啓、

          拝啓、 美しいあなたへ この手紙があなたの元に届く前に あなたはもう遠くへ旅立っているかもしれませんね。 あなたに伝えたいことがあるのです。 あなたのその全てが輝かしかった。 目を閉じても眩しく、羨むほどに。 いつもあなたのようになりたかった。 いつだって美しく可憐に咲く花のような、 いつだって暖かく優しく包むおひさまのような。 そんなあなたになりたかった。 忘れないでください。 あなたのその美しい瞳、 あなたのその優しい笑み。 ぼくも救われていたことを。

          Under the sky

          あの日見た空はどんな空だったかな 雲一つないきれいな青空だったかな 君は覚えてるかな、あの日のことを 一人膝を抱えて震えていたよね そんな君を抱き締めてあげるには 僕じゃ頼りなさすぎたんだ たくさん傷ついて、たくさん泣いたよね いつもと同じ空の下で 今日はほら、曇り空から晴れに変わる空 泣いたり、笑ったり、明日からまた同じ空の下 相変わらず願ってるのは君の幸せ 君は覚えてるかな、いつかの夢を 瞳輝かせて話していたよね そんな君に何かしてあげたかった 僕じゃ頼りなさ

          また会えたら

          君が泣く 君が笑う 君がつぶやく 言葉にならない想いを胸にしまったまま 君はまたそっと笑うんだね 君は黙って 君は笑って 君は頷いて 言葉にできない痛みを抱えたまま 君はまたぎゅっと握りしめて 君は どうして笑って どうして泣くの? 遠くの方で ほら 懐かしい声が聴こえるよ きっといつかの君と 笑いあってたあの日 涙が乾く頃に また君に会いたい