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起業して食える人と食えない人7つの違いとは

終身雇用神話が崩れている今、就職がすべてではなく、起業も視野にいれて人生設計されている人は、少なからずおられると思います。
確かに、起業のハードルは下がっていますが、楽なことでも簡単なことでもないのが現実です。

起業して食える人と食えない人の違いについてご紹介します。

起業ブームの変遷

これまでにも起業ブームと呼ばれる時代が何度か訪れています。

例えば、

1)明治後半
例:日立製作所・ミキモト

現在の大手企業といわれる会社は、ほとんどがこの時期に立ち上げられた会社です。銀行がたくさんできて金融システムが完成したことや証券取引所ができたことにより、仕組みができたから財力とやる気のある人たちが会社を興していった時代だといえます。

2)第二次世界大戦後
例:出光興産・ソニー

世界大戦の敗戦国として、ゼロから立ち上がった会社が多いですね。
映画「海賊と呼ばれた男」で、一気に注目度の高まった出光興産の創業者である出光 佐三をはじめとして、社会的使命をもって起業する人がたくさんあらわれた時期だといえます。


3)1971年「脱サラブーム」
例:ぴあ・モスフードサービス

高度経済成長の中で、ベンチャーキャピタルがたくさん立ち上がり、モーレツに働く人であれば誰でもそこそこ起業して成功できた時代。

4)ハイテク起業ブーム
例:ソフトバンク・カプコン

1983年に店頭公開基準の緩和がなされたことが発端として、ハイテク企業がたくさん立ち上がった時期。ソフトバンクは、この時期に立ち上がっているんですね~。

5)ネット起業ブーム
例:楽天・ライブドア

バブルが崩壊して、大企業のチカラが弱まっていたところに、Windowsがはいってきたことで、インターネットを使いビジネスをする仕組みにいち早く目を付けた会社がどんどんと台頭してきた時代。

学生起業やM&Aブームなども、この時期からですね。


6)アベノミクス起業ブーム

安倍内閣による量的緩和策やスマホが普及したことによるマイクロ起業がトレンドになっていく。大きなオフィスを構えず、自宅とPC一つからスタートできるような起業スタイルでも稼げる時代になっています。

現在は、アベノミクス起業ブームがまだ続いているといった感じでしょうか。

起業したら必ず成功するとは限らない

当然のことながら、起業したら必ず上手くいくわけではなく、リスクもあります。起業したものの、上手くいかずサラリーマンに戻っていく人もいれば、サラリーマンを続けながら複業的に起業する人もいます。

成功しているかどうかの基準の1つとして、起業した仕事で食っていけてるかどうかがあります。

世の中に絶対はありませんが、成功の精度を高めることはできると思います。

食えると食えないを分ける7つのポイント

1、店舗やオフィス
2、人を雇う
3、初期費用
4,流行
5、変化の対応
6、事業拡大
7、収入源

1 店舗やオフィスを持つかどうか

店舗やを持つとその分家賃(固定費)がかかるので、営業できない期間が発生しても家賃は毎月発生します。

また、店舗には内装工事などでお金もかかっていますし、自分の店という愛着もあるので、そうカンタンに閉めることが出来ません。

その結果借金などをしてなんとか持たせて、長引いてしまった場合には多くの負債を抱えてしまいます。

そういう意味で、リスクが大きいといえます。

また事務所・オフィスも、自分の職場があった方がモチベーションも上がるし仕事効率も良くなりますし、格好も付きますが、そのためだけに固定費のかかるものを所有しているのはリスクとなります。

どうしても店舗がなければできないビジネスモデルである、来店型の飲食店や販売店でなければ、自宅でできないかとか、コワーキングスペースの活用などを検討することができます。

自宅で仕事をするメリット
・移動に時間をとられない
・1日に面談できる数が増える
・仕事効率が良くなる

オフィスで仕事をするメリット
・仕事場所があることでモチベーションがあがる
・1国1城の主である自覚がでる
・世間に対して恰好がつく

食える人
見栄や恰好のために、不要な固定費リスクは抱えない。また、固定費の大きなビジネスモデルは選ばない。

食えない人
常識や世間の見た目を気にして固定費リスクを抱える。

見栄や世間体を気にして失敗してしまう
リスクについては こちらの本が
熱く語っています。

2 人を雇うかどうか

社長といえば従業員や社員に囲まれて一緒に会社を大きくしていくイメージがあるかもしれませんが、人件費は会社にとっては一番のコストになっているという現実があります。

人数を増やせば増やすほど稼げるビジネスだったとしても、仕事が無くなってしまった時には、どうでしょうか。
人の生活もかかっていますから、仕事がなくても給料を保証しなくてはなりません。正社員で雇用していると、そう簡単にクビにもできません。

今は、社員を雇わなくても、個人に仕事を受注出来るサービスが多く出来ています。

クラウドワークスやランサーズなどが一般的ですが、仕事を単発で依頼することができるので、仕事があるときに、ある分だけを依頼できます。

食える人
必要なときに必要なだけ外注することで、人件費を抑える。

食えない人
たくさんの人を抱えて人件費がかさんでしまう。

3 初期費用をどう考えるか

これから先何が起きるか分からない時代に突入する中で初期費用をかけるのは大きなリスクとなります。

初期費用をかけた分を回収するまでに何年かかるのかを考えるのは非常に大事なポイントです。回収するまでに何かあった場合にはマイナスになってしまいますし、自己資金ではなく借金をしてスタートすると、取り戻すのがとても大変なことがあります。

また「お金をかければ成功率も上がる」なんて思う人もいますが、ビジネスに大事なのは資金ではなく工夫です。限られた資金の中でどうやったら上手くできるかを考えるチカラこそが重要となってきます。

儲かりそうだと感じたものでも、初期費用がかかるのであれば「どうやったらお金をかけずに出来るか」を考えることがこれからも大事になってきます。

食える人
どうやったらお金をかけずに出来るか考えてスタートする。

食えない人
初期費用がかかるのはしょうがないと思ってしかたないけど払う。

4 流行に乗るかどうか

いくつか事業をしている中で流行りの事業を始めるのはアリかもしれませんが、これから起業するときに流行り物を1本で始めるのはとてもリスクがあります。

流行をとらえるのが上手い人は早くから初めていて、さらに小さなお店で初めて、早い段階で初期費用を回収しています。

後から参入したお店は他店と差別化するために内装や商品にお金をかけたり、ブームの一番大きいところを取り逃がし、ブームが去ってしまうと経営も難しくなる現実が待っています。

・いち早く始める
・低資金でスタート
・引き際が肝心

食える人
長期的なビジネスを持ったうえでいち早く流行に乗る。

食えない人
流行に振り回されて長期的ビジネスが作れない。

5 変化にどう対応するか

これから先何が起きるか分かりませんが、時代は確実に変化していきます。そんな中で、何が起きても時代に合わせて変化出来るビジネスがとても強いといえます。その点で、今はインターネット活用は欠かせないと言えるかもしれません。

今まで続けてきたことであっても、流れをよく見て業種や業態を柔軟に変えることができれば、どんな変化が生じても生き残っていくことができます。

コロナ前とコロナ後で大きく意識や体制が変わってきたのを、肌で感じているのではないでしょうか。

例えば、仕事といえば会社に出社したり、営業はお客様のところに訪問するのが常識でしたが、それらはすべてリモートでもほとんど問題なくできることが明らかになりました。

マスクを常時着けているのが当たり前の社会となり、来店型の飲食店は生き残りをかけてテイクアウトへの業態変更で四苦八苦していたりします。

ビジネス本を読み漁るのもいいですが、注意が必要です。
やり方を追いかけるのではなく、考え方を身に着ける ということです。

もちろん、どんな時代にも共通する成功法則はありますが、書いてある内容の本質を見抜いて、今、自分のビジネスにどう活かせるかを見極めるチカラと実践行動が必要になってきます。

「わらしべ商人の読書術」を考案された経営者
川原悠吾さんは、こんな風に語っておられました。

僕は社員にやり方を教えたことは一度もない。教えるのはいつも考え方。
なぜなら、やり方しか知らなければ、状況が変わったときに柔軟に対応することができない。でも、考え方を知っていれば、いくらでも対応して乗り切っていくことができる。


食っていける人
考え方を学び、変化に対して柔軟に対応していける。

食っていけない人
やり方(ノウハウ)ばかり学び、時代についていけなくなる。

6 事業拡大をどうとらえるか

これまでの起業して成功するイメージは、たくさんの人を雇い、会社を大きくしてお金持ちになる。名誉と地位を価値ととらえるものだったかもしれません。

しかし、成功の価値観について多様性が尊重されるようになっています。

ありあまるほどのお金やモノを所有しても、精神的負債が大きければ、豊かさを感じることはできません。

必要なもの事欠かないだけの資産があり、家族や大切な人と過ごすための自由な時間やライフスタイルを手に入れることを目指す起業スタイルになっていくでしょう。

食っていける人
人との関係や自由な時間など本質的なものを大事にして
豊かさを感じる。

食っていけない人
お金やモノや名誉といった、外から見えるものばかりを
追いかけ、豊かさを感じられない。

7 収入源の作り方

何があるか分からない時代の中で、収入源が一つしかないというのはかなりのリスクといえます。逆に複数持っていれば、例え1つ2つの収入が無くなっても大きな被害を下げることが出来ます。

本業か副業かという捉え方ではなく、複数の仕事でリスク分散しながら経済基盤を作るのが主流になるかもしれません。

しかし、これは“稼げそうなもの”に、とりあえず手を出していけばいいわけではありません。

3つの基準に照らしてみる
 ①自分がやりたいことか
  “我慢して”お金のためにやるようなものは避けましょう。
  少なくとも興味はあるかどうかくらいは自分に問いましょう。

 ②自分にできることか
  できないことや苦手なことをするほど非生産的なことはありません
  できることや得意な分野を伸ばしましょう。

 ③社会から求められているか
  ニーズのないことは、なかなか収益につながらないものです。
  リサーチを忘れないようにしましょう。

食っていける人
複業ととらえて、いくつかの収入源を確保してリスク分散する。

食っていけない人
自分はこれしかできないと決めつけて、他のことをやろうとしない。

まとめ

7つのポイントを✅してみていかがでしたか?
食っていける人、食っていけない人のどちら寄りだったでしょうか。

もし、食っていけない人の考え方のほうが多かったとしても、がっくりと肩を落とす必要はありません。今、この瞬間からひとつ動き出せばいいだけです。

集客・営業・広報してますか?


そして、食っていけている人の最大の共通点が一つあります。

必ず“集客”“営業”“広報”をしている、ということ。

もちろん、やり方はそれぞれです。

ドブ板営業からスタートする人もいれば
言葉を磨き魅力的なLPを作り広告費を
かけるところからスタートする人も。

また、ブログやライブ配信、音声配信など
情報発信するところからする人もいます。

どんな方法であろうと、いずれにせよ
集客、営業、広報の活動をやり続けています。

とはいえ、自分に向いてない方法を
頑張ってやっていると
心か身体が壊れます。


なので、自分らしい集客タイプを知り
適性と特性にマッチした方法に取り組むことが
大事。

自分らしい集客タイプ診断を、ぜひやってみてください❣️

https://smart.reservestock.jp/fast_answer/index/11155

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