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MIKUちゃんのその後

昨年、受験経過をライブ方式で綴ってきたMIKUちゃん

その後、合格した高校に入学して、なんとか無事、3学期を迎えている。

ただ、予想どおり、テストの点はさっぱりとれず、そろそろ2年生に進級できるのかという問題がでてきた。

よく事情はわからないが、3年間ほとんど「体調不良」のため、正規の授業にでれなかったような生徒も卒業できていたらしいので、毎日元気に登校だけはしている・・というMIKUちゃんが進級できない事態はないだろう・・とおもっていたのだが・・・

あまりにテストの結果がわるく・・・

ほんと、ほぼ白紙状態。

というのも、彼女、中学からの名残で、テスト前に提出するドリルを仕上げる(=答えをうつす)のに必死で、テスト勉強どころでないのだ。

彼女のいいいところは、提出物はきちんとだすこと。これで、通常点を稼ごうと思っているのだが、中学と違って高校はテストの点も重要。

で、テストになるとわからない問題が多く、途中、諦めて「寝て」しまう・・・ほとんど白紙という状態。

で、この学校はテストについては間違い直して、自分なりに解説して再提出っていうのがあって、その宿題に追われる毎日。

そこが中学と違うところなのだが、間違いを直しているうちに、学校の問題集と一字一句問題が同じだということを、つい最近発見。

中学時代はとにかく、ひどい点をみて、「あーあ、今回もわるいな」って、親にも見せず、引き出しの奥へ・・・ということで、塾にももってこようとはしない。

たとえ持ってきても、彼女の通っていた公立中学は学力が高いと巷でもいわれているような学校。仮にテストも簡単にしたら高得点をとる生徒が続出するため、優劣つけやすくするためテストを難しくしているらしいので、太刀打ちできないのだが。

なので、彼女の頭のなかには、テストというのは自分にはできないもの。という刷り込みが激しく、中学でやっていたように、どんなやり方でも提出さえ完璧にやってたらなんとかなるだろう・・と思っているから、余計に勉強なんてしない。

でも、彼女は、ようやく気がついた。

英語だけでなく、他の科目でも同じで、点数は散々。

きっと学校側も慌てたのだろう・・・2学期のテスト前に、ある科目の先生が彼女を呼び出し、テスト範囲=ぜったいに同じ問題がでる(他の生徒にも伝えている) ところを、先生の目の前で覚えさせたらしい、

するとどうだろう・・彼女は決してよい点ではなかったが、赤点ではない点がとれたのである。

それで、彼女的にものすごく自信がついた。

100点満点中、40点程度ではあるが、万年一桁の点数しかとれない彼女にとっては、100点以上に価値がある点だったようだ。

そうして、テスト直しをしているうちに、同じ問題がここかしこにあるということにもようやく気がついた

気がつくのが遅いねん。

でも、まだ間に合う。

こだわりが多く、要領が悪いので、なかなか本来の勉強にたどり着くまでに、時間がかかるMIKUちゃん。

とくに「自分はできない子、なにやってもダメな子」という刷り込みをなんとか高校卒業までにとりはずしたい。

高校のあと、どのような道に進むかわからないが、人間にとて、学校の点とか評価なんて、びびたるもの。

後に続く人生で大切なのは、 自分だって人生の主人公になれるという自信。

私なんかどうせ・・・

やっても無理だし・・・

教育って、知識の習得も大事だけれど、自分を肯定する力を身につける期間でもないかと思う。

他人から認められるよりも先に、自分自身で自分のことを認めることが大切。

英語以前にそういうことを自分で気がつけるようにこれからも見守っていきたい。

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超やる気ない生徒との受験までライブバトル。

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