声に出してはいけない日本語 前提を疑え

はい懲役太郎です。
ここの始まりがねえ、まあVoicyもサブチャンネルも別にこれっていうのが無いんだけど、なんか毎回同じだと文章で見た時にあんまり変わってないから、どうなのかなって、まぁいいんだけど。

さて何の話をしようかなって、思って。
まあ私もこの活動をして5年目、やってく中で色んな年代色んな立場の人に、話もしたし、耳を傾けて聞く方に回った事もありましたと。
いう中でやっぱり、あぁなるほどなと、気付きとか、学びになるような言葉だとか考え方っていうのがあったりするんですね、それは、その場ですぐ「そういう事か!」となるような物もあれば、後々、何ヶ月も何年も後になってその時の事を記憶から引っ張り出してようやく、なるような物もある。

その中でまあ、この一言。『前提を疑え』というのを、言ってる人がいたというお話なんです。


その、元の話自体はね、ちょっと私が分かるジャンルの、話ではないんだけど。
その子がね、まあ、私の息子……でもおかしくはないのかなっていうくらいの、歳は下なんですよ。
でやっぱりねえ、この子も電話相談をやっていた時期に申し込んで電話してきてくれた子なんで、単純にそれをやってた期間の人っていうのは私がその、その人達から聞いた話の量も多いんで、覚えてるっていう傾向がそもそもあるんだけども。

要はその、オタクって言われるような子なんですよ、本人も自分で自分の事をそう言ってたんで、で色んなゲームも好きだと。そのゲームでの言葉、だったんですよねその、『前提を疑え』というのが。
なんかその、ゲーム機?みたいなのも要らなくて「口と頭だけあればできる謎解きみたいなやつでー」とか言って、でもやっぱり私はそういう物に深く触れてはこなかったんですよね、分かんないんで向こうが一方的に話すのをうんうんって相槌打って聞いたんだけど、じゃあやろうかなっていう風には、まぁならなかった。

でその言葉が結局どういう意味かっていったら、問題文がね、あるんだけど、その問題文をそのまま読んでそのまま考えても、駄目なんだと。
なんのこっちゃ?っていう話なんだけど、まぁその……なんだったかな、問題文の中で人の、こう名前が出ていても、例えば山田なら山田って書いてあってその山田がどうしたこうしたっていった時に、「その山田は人間ですか?生き物ですか?」とかってこう、聞いていくんですよ。場合によってはそういう引っかけで、山田って名づけられた犬だったり猿だったり、なんかの機械だったりして、なんというかこう、問題文の裏に隠されている情報を掘り出して、いくんだと。

「なんだぁめんどくさい」って。思いますよね知らないと、正直言って私もその時言いましたよそのまま、めんどくさいって、言われたその子は笑ってたんでいいんだけど、出たものそのまま読みゃいいじゃん、そういうもんじゃないの?ってその聞いた時は思ったんです。
だけどこれが、ある時ふっと「あっ、あの時のあの話ってこういう繋げ方ができるんじゃないの?」というね、なんでも聞いといてみるものなんですねえ、何かの拍子でこうやって、上手いことになってくっていう、それである程度時間が経ってからもう1回考えてみると、なるほどこれは、良いなあと。

やっぱりそれは、言われた事そのまま、出てきた情報そのまま丸飲みにして喋るんではいけませんね、その出てきた話そのものを、ちゃんと見て考えないとという、事の話なんです。


どういう事かというと、私新聞を複数取ってるんですよ、いっとき3誌買って読んでるとかっていう風に言ってましたけど、それをなんでやってるかっていったら同じ事件、同じニュースでも新聞によって論調や、どこに注目しているかって所に差が出てくるからなんですよね。

だからある意味これもそうなんですよ、「こういう事件があってメディアがこういう風に言っている」というのをそっくりそのままでは、受け止めていない。前提を、疑うというよりかはこう、確かめるような事をしているんですね。
『こういう出方をしているけど、その本質ってこうなんじゃないか?何か裏でこんな事があるんじゃないか?』とかっていうのを考えたりしてますし、『そもそもこの記者は、このメディアはこういう偏りがあるからそれを頭に入れた上で見ると、なるほどこういう事なのかな』っていうのを、意識していないと実はそれっていうのは、自分が情報を受け取って考えているようで、もうその受け取った情報にいいように動かされるような……事だったり、するわけなんです。

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