INTPとINFPの喧嘩

こんばんは。

感情学習中のINTPです。

今回は、過去にあったINTP vs INFPの喧嘩エピソードについて考察させてください。

私は大学生の頃、INFPの友達と喧嘩…というか一方的に怒られた…というか事情も話されず不機嫌になられたことが3回ほどありました。

当時は「自分の感情をコントロールできない人、自分の感情を言語化できずに相手の気遣いに委ねるのが許されるのってせいぜい中学生までじゃないか?」と憤っていました。

しかし、今ならわかるのです。
私は共感力が著しく欠けている、つまりデリカシーのないINTPだから、私にも問題があるんだと。

その時は「"自分の感情の正体がわからない人もいる"ということを考慮せず、相手に説明を求めた私も悪かった」ということで自分の中で結論づけました。

が、先日ISFJと話してて私の何が悪いかがより鮮明になった気がします。

まずは、当時の私(INTP)の視点で喧嘩の内容を書かせてください。
※未熟な当時の視点なのでINFPが悪いと感じているように書いています


私の大学はミッション系大学だったので、週に一度チャペルという礼拝堂で聖書を読み聞かせられたり賛美歌を歌ったりする時間がありました。

しかしこのチャペルは単位には関係ないし、ほとんどの人がクリスチャンでもないので、寝ている人も多く賛美歌もみんなまともに歌いません。

私の友達のINFPは真面目なので、授業中に寝るなどありえないしどんな授業でも真面目に聞いていました。みんなが寝ている授業でも真面目に板書して、私はそんな友達の横でマウントレーニアを飲みながら配られたプリントに絵を描いていました。

そのチャペルでは、私は歌うことが好きなのでノリで賛美歌を歌ってました。

しかし、INFPの友達は真顔で口を閉じて歌ってなかったのです………

私はそれが意外で面白くて「歌えよ!笑」と言いました。

すると突然……そのINFPの友達は「○○ちゃんが隣だったら歌ったのに。」とブチギレ顔で言ってきたのです。

え…………????

はい?と思いましたが、私は友達に真面目に怒ったりシリアスなトーンで会話したりするのが至極苦手なので「いやなんでやねん」と言いました。

無視。

私「え?私なんかした?」
無視
私「おい!!笑」
無視
私「怖〜〜〜。笑」
無視
私「うわ〜もういいわ、もう絶交やな…」
INFP「いいよ。絶交ね。


????????

私「いやマジで意味わからんのやけど!マジで何?」
別の友達A「どうしたんやお前ら」
別の友達B「喧嘩すなwww」
私「いや本当に、私も意味がわからん」
別の友達C「○○(私の名前)キレんなって!」

なんか私がキレて喧嘩したことになってるんだが???
その後、INFPに話しかけたが全く目も合わせてこなかったのでさすがに私も笑えなくなってきた。

もういいわと思い、完全にスルーし始める。
その後もみんなでご飯食べてるのに、私はもうINFPをいないものとして目も合わせず、存在自体を完全無視、一日そんな調子で終了。

帰りの電車で怒りが沸々と湧いてくる。
冷静に考えて、私は何もしてない。何もしてないのに無視された。つまり、私はシンプルに嫌われてるのでは?嫌いだから関わりたくないのに、共通の友達がいるから縁を切れずにいるのか?無視する・会話しないとかいう手段を選択してそれでもまだ無理矢理同じグループとして一緒にいるつもりか?私は別に孤独になりたくないからグループ化してるわけじゃないんだが?別に集団でいる必要ないんだしあなたが私のことを嫌いなら無理に関わらなくていい、それなら私がこの集団行動から抜けるし私は私で好きな人と関わるけどそれでいいか?

と、自分の中で意見がまとまってきました。

すると、LINEの通知がきました。

今日はごめんなさい

何が……………?
何…?それだけ?こっちは何も意味がわからなかったんだが?説明なしですか?

私の中でもう結論が出ていたので、全部そのまま伝えました。

・何かしたか聞いて答えてくれないと何も意味がわからない
・特に理由もなく私が不快なのであれば、私が嫌いなのだと思うよ
・嫌いなら無理に関わらなくてもいいし、嫌いなら嫌いだとはっきり言ってくれた方がわかりやすい

というようなことを。

そして返ってきたのが

・嫌いなわけではない
突然感情が湧いてくるので、何?と聞かれても自分でも何に怒ってるのかわからず答えられない
・嫌いじゃないからこれからも友達でいたかったけど、あなたが嫌なら悲しいけどもう友達をやめてもらっても大丈夫です

と来ました。

自分でもわからない……?というのが全く理解できず、当時は唖然としましたが、まずは冷静になるべきだと思い今回私が悪かった可能性を考える。

「そういう人もいる」「みんなが自分と同じではないのに冷静な話し合いを押し付けることは良くなかった」と結論づけた。
なぜなら、私は通常はこの人と話すことが楽しくて好きだから。こんなことで友達を失いたくない。

これで「私も悪かった」と伝えて無事仲直り。


ここまでが、当時の私の視点です。

ISFJからもらった情報をもとに、今から新しい視点を考察します。


まず、友達のINFPは真面目なんです。
そして私は授業中に飲み食いしてプリントに落書きしたりツイッターを見たりする不真面目のカス。

そんなカスに「歌えよ!笑」と笑いながら言われたら、ムカつくんじゃないか?

「○○ちゃんの隣だったら歌ったのに。」
この○○ちゃんもとても真面目なINFPです。
私みたいなヘラヘラした不真面目なやつの隣で賛美歌を歌ったら、バカにされると思ったんじゃないか?(しません、マジで)

それでついキツい言い方をしてしまった。
もしかしたら本人も言った後に一瞬後悔したり、焦ったりしたかもしれない。

それなのに私は「いやなんでやねん笑」「私何かした?笑」「おい!!笑」「怖〜〜〜。笑」と、ヘラヘラヘラヘラ……

ムカつきますよね。

自分が繊細な気持ちになってるときにヘラヘラとバカにしてるかのようにズケズケ言われたら、そりゃ悪化しますよね。

「自分が何に怒ってるのかわからない」
これは何…?これについて、ISFJの友達に意見を聞きました。

ISFJの友達が言うには
「自分の感情を言葉にすると惨すぎて言えない」

これは盲点でした。笑っちゃった。

つまり「お前みたいな不真面目なカスに歌え(=真面目にやれ)とか笑いながら言われたからムカついた」とか、言えないと。相手を傷つけるから?それとも自分自身がそんな言葉発すること自体がもうしんどくて無理だから?

私自身はこれ言われたら「なるほどね」としか思わないし、素直に「それは確かにムカつくわ、気をつけますすみませんでした」となり1ミリも傷付かず終了なんですよ。
逆に何も言われないと「私は嫌われているんだ」と勝手に結論づけて、こんな不快な状況(嫌われてるのに無理矢理関係を続けられている状況)を終わらせるためにはどうするのが手っ取り早いか、と考え始めてしまうんですよ。
「なんかムカつく」とかいう感覚が無さすぎて、感情には全て何か明確な理由があってそれを明らかにしないと解決しないと思ってしまう。

逆にこれ、共感力がある人だったらどう対処するんだろう?と思ってISFJに聞いてみました。

不機嫌にさせてしまったらその日は落ち込んで大人しくしておいて、次から地雷踏まないように気をつける、らしい。
これは一日経ったら「あの時なんであんなことでカッとしちゃったんだろう?」と元に戻るようなものらしい。

考えられねえ……全くその感覚わからない。とISFJに言ったら、「逆にちょっとムカついたらずっと根に持つの!?」と言われた。
根に持つというか…正当な理由もなく苛立つことがないし、多分怒りの感情が湧く前に疑問点を口に出してるから……怒ることすらほとんどない。
あとデリカシーがない人間に共通して言えるのかもしれないけど、自分自身にデリカシーのない発言されても全く傷つかないしイラつかない。
例えば「太った?」って言われても「マジ?太って見えるんか?太ったのかは知らんけど」となるだけ。
むしろ「デブじゃん」と言われても「デブじゃねえよ!笑」or「確かにもうこれはデブだわ」と返すし、この人めちゃくちゃハッキリ言ってきておもしろ、としか思わない。

でもそういうことじゃないんです。それはお前だけの話。それを他人に強要するな。傷つく人もいるし、傷つきやすいことは何も悪いことじゃないし、人を傷つけちゃダメ。
傷つきやすい人は、人を傷つけないような発言ができる、人を思いやれる優しい人で、私が身につけないといけない力なんだ。


実際にこのINFPの友達は、普段は誰よりも優しい。
喧嘩した話を私視点で書いたから、まるでこのINFPが悪い人のような印象を与えてしまったかもしれないが、この人はめちゃくちゃ優しい。
基本的には人の悪口を言わない。どうあがいても悪い人がいたとして、それに関してみんなで話してるときも罪悪感があるような顔をしている。
そして、いつも授業が終わったり食事を食べ終わったりした後、一人だけ遅れてノロノロと準備しているノロマの私をみんなは置いていくが、このINFPだけは待ってくれている。
体力がない私が歩くのに疲れてしおしおになっていると「カバン持とうか?」とか言ってくれる。

マジで優しい。
改めて、こんな優しい人が「お前みたいな不真面目なカスに歌えとか笑いながら言われたからムカついた」とは言えないだろう。

これが私の出した答えです。

そして私がすべきことは、親しき中にも礼儀ありを忘れずに、どれだけ仲良くて優しい友達でも甘えずに、発言する前に本当に言ってもいいことなのか考えることだ。
自分がされて嫌なことはしない、じゃない。
自分がされて嫌なことではなくても、されて嫌な人がいる可能性をよく考えろということです。


これからもがんばります。人を傷つけないように……。

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