支配者スイッチ「依存」
こんばんは、闇と光の伝道師、愛を叫ぶじゅにーです。
今回の支配者スイッチは「依存」。
どちらかというと、枝葉ではなく根幹にあたる概念ですね。
あらゆる分野に応用が利くので、念頭に置いておくと良いかもしれません。ただ、対処は簡単ではないのですが…。
それでは、今日もポチっとな♪
「閣下~、どちらにいらっしゃいますか?閣下~。あ、またこんな所に。」
「ヨ、ヨシヒコか。余は何も見ておらぬぞ!?」
「まだ聞いてもおりませぬ。そもそも、テレビしかないこの小さな部屋で、他に何をすると言うんです。」
「テ、テレビを愛でておったのじゃ。いかんのか?」
「そんな事をして何になると…。やはり閣下には刺激が強すぎましたかな。立派に依存されてしもうた。」
「い、依存などしとらんぞ。人聞きの悪い。」
「ならば、3日テレビを見ることなく、穏やかに過ごせる自信が有りますかな?」
「そんなものが有るわけなかろう!」
「それを依存と云うのです。そもそもは民の不満を逸らせるため、民に継続的に金を使わせるために講じる手段ですぞ。」
「そうは言ってものう。続きの気になる番組や、今夜の野球も気になるではないか。」
「そういった好奇心を刺激するものや、味覚、嗅覚、視覚などに強い刺激を与え、またその刺激を欲するようにする事で、依存を形成させるのです。」
「形成した依存は、どう利用していくのじゃ?」
「味覚であれば、美味しい料理や刺激的な味を記憶に刷り込ませ、また食べたいと思わせるなど。視覚は、例えば官能的な物や映画館の大画面などが強い刺激になりましょうな。」
「そちの好きそうな継続的不健康習慣にも利用できるのであろう?」
「閣下の、そういうところにはきっちり頭が回るところは素晴らしいですな。左様、薬剤など身体に強い反応を示すような物は簡単に依存を形成出来まする。」
「薬なら何でも良いのか?」
「精神に作用するような薬剤には本人の意思に拘わらず依存を形成させますし、他の薬剤も服用者の期待が強ければ依存状態に持ち込めます。」
「ほう。」
「この薬を服用したから楽になった、などの記憶を刷り込めば、今後も同様の症状が出たときにその薬を欲するようになりまする。嫌々服用していたり、効果に不満があればそうはなりませんがな。」
「そうして薬を手放せぬようになっていくのだな。」
「閣下のテレビと同様で御座います。」
「う…、どうすれば依存を脱却できるのだ?」
「簡単に行うならば、より強い刺激での記憶の上書きですな。ただし、その新しい刺激の依存に陥りまする。」
「それでは堂々巡りではないか。」
「左様ですな。あとは強い意志で、足ることを知る。溢れる欲望を制御するしか御座らぬ。記憶が薄れれば依存も弱くなりますからな。」
「余はテレビ離れ出来るのかのう?」
「閣下の頑張り次第で御座います。」
そんな私も立派にnote依存(^^;)
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