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支配者スイッチ 「侵略」

こんばんは、闇と光の伝道師、愛を叫ぶじゅにーです。

今日はちゃんと支配者スイッチ。

書いている段階では、今日は何事もなくて良かったなといったところ。

しばらくは毎月11日が気懸かりになりそうです。

今回のテーマは「侵略」。狙った獲物を手に入れるため、あの手この手を仕掛けてきます。

それでは、ポチっとな♪





「ヨシヒコや、ヨシヒコはおるか!?」

「はっ、こちらに。如何なされました?」

「本日は、望みの物を手に入れる術を教えよ。」

「珍しゅう御座いますな。わざわざお聞きになるということは、金で手に入るものではないのですな?」

「そういうことだ。」

「非売品の野球のグッズ、とかじゃないでしょうな?」

「それも欲しいは欲しいが違う。今回は真面目に話をしようではないか。」

「御意。」

「して、どうすれば良い?」

「方法は至って単純ですな。力で奪うのです。ですが、今はそれだけでは駄目なので御座います。」

「それは薄々感じておる。大義名分が要るのであろう?」

「左様で。今は人権なるルールが存在しておりますが、戦国の世でも仁義を欠けば恨みを買い、それを理由に討ち滅ぼされます。」

「如何様にして侵略を正当化すれば良いのじゃ?」

「簡単な所では報復ですな。やられたからやり返す。それだけで御座います。」

「簡単だな。しかし、それだと先に仕掛けて貰わねばならぬのだろう?」

「やられた事実など、どうとでもでっち上げれば宜しいのですよ。」

「ほう。」

「例えばですぞ。閣下の所有する寺が焼き討ちに逢ったとしましょう。焼け跡から隣国の民による焼き討ちの計画書でも見つかれば何とされます?」

「隣国の者の仕業と思うわな。」

「ですが、閣下が自身の命にて焼き討ちを行い、焼け跡に隣国の民による計画書を残してもその状況は成立します。」

「自作自演か。」

「左様です。古くから、敵意の表れだと何だと言い掛かりをつけて侵略は横行しておりました。」

「歴史としては知っておるが、今の世でもそんな物が通用するのか?」

「閣下、それでは考えが甘いですぞ。」

「阿片戦争とかは知っておるがの。あそこまで露骨だとやはりバレバレではないか?」

「閣下、報道の力と民衆操作を侮るものでは御座らんぞ。」

「ふむ。具体的にはどうする?」

「閣下がもし石油をご所望とあらば、それを有する国にテロリストを雇えば良いのです。」

「ほう。」

「まずテロリストに小さな破壊行動を取らせ、世界が反感を買い始めた頃に、我が国に対し非人道的且つ大きめの破壊活動をさせるのです。」

「ふむふむ。」

「実際には飛行機でビルを爆破したり…みたいな事はせずとも、報道ででっち上げ映像を再三流せば良いのですが。」

「ふむふむふむ。」

「ともかく、その破壊活動に対し大真面目に報復宣言を表明し、現地を制圧すればよい。何かと理由を付けて軍をそこに駐屯させ、我が物とするのです。」

「それで他国に対し示しがつくかのう?」

「そこはもう口喧嘩のような物ですな。占拠に対し避難が有れば、テロを支援するのか!などと言い返してやれば良いでしょう。」

「立ち回り次第なわけであるな。」

「再三報道で経過を伝えられては反感を買う者も自国内に増えてきます故、大物芸能人のスキャンダルなど抱き合わせ、民の興味をそちらに向けるなどしても良いですな。」

「報道とはげに恐ろしき操作ツールよの。」

「閣下も抱き合わせスキャンダルに利用されたりしないよう、精進なさって下さいよ?」

「御意。」





たった一つの真実など、本当に有るんでしょうかね。


PS:大好評にお応えしてマガジンにまとめてみました。

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