切迫流産入院25日目(MFICU10日目)②

①はこちらから

16時ごろだったと思うのですが、なんだか熱っぽい。熱を測ってみたら37.9℃だった。何事。
とりあえずトイレ行ってから報告するかと思いトイレに行ったところショーツにかなり破水したような跡が。
思考のフリーズ。
用はたした上でベッドに戻りナースコールすると急にドタバタし始め内診へ。
「じんわり破水したかもだけど破水してない」という謎のお言葉をいただき、とりあえずモニターつけることに。
すると徐々におなか痛くなり始め、これまでうんともすんともしなかったNSTの値が「うーん、張ってますね」と言われる数値に。自分でも張りを自覚し始める。
この時点でマグセントは14→16へ増量されましたが、更にリトドリン3A15が追加になりました。
リトドリン追加したらおなかの張りはマシになってきたので、一旦夕食を取ることに。

夕食

今日ってなんかのお祝いか?
(結局煮魚だしかぼちゃの煮物だし、煮物オンパレードなのだけど)
五目ごはんを半分だけ食べました。

その後再度熱を測ったところやはり38℃の発熱があり、新たな抗生剤の点滴がはじまりました。

先生は週数考えると少しでもおなかの中に留めておけるならそうした方がいいけど、全然破水感には気がつかないし、もし寝てる間に羊水全部無くなって赤ちゃん死んじゃったらどうしようなんて考え始めて寝るに寝れない。
そして、これまでもたまにあったのですがこれもう足出てるんじゃないかってくらい入り口で元気に動き回られている。
新しい点滴が始まったり、発熱もあったので頻繁に助産師さんが見に来てくれていたのでその旨伝えると再び診察となり、22時ごろ帝王切開する運びとなりました。

そこからはあっという間に準備が始まり、30分後くらいには手術室にいました。
これまでも子宮鏡手術で6回も腰椎麻酔経験済みなのでなんとなくどんなかんじなのかは想像がつくけど、痛いからやっぱり身構える。
そして麻酔が全然効いてくれなくて3回刺し直し体感1時間くらい麻酔に費やしてたと思う…。ほんと肉が邪魔ですみません。
でも緊急なんだから研修医みたいのにやらせないでくれと思った。。

で、やっと麻酔効き始めて手術開始。
でも本当にこれ麻酔効いてますか?ってくらい痛い。
まあお腹切られても大丈夫なんだから効いてるには効いてるんだろうけどさ、普通に痛い。
ぎゅうぎゅう押されてるかんじダイレクトに伝わる。
かつわたしは麻酔が効き過ぎてしまったのかシバリングがひどい。震えが止まらん。点滴をいれてもらう。
痛いわ震えるわで耐えられるのだろうかと思ってたら赤ちゃんはいつの間にか取り上げられていて、隣のベッドで色々な処置をされていました。
「え、もう産まれてるんですか?」って素で聞いたもんね。笑
絞り出すような声で性別聞いたら女の子だそうで。

しばらく経つと赤ちゃんはNICUに運ぶ準備ができたようで、運ぶ前に少しだけ顔を見ることができました。
478gの小さな小さな赤ちゃん。
誰に似たかわかんなかったけど、顔に触れたら涙が止まらなくなってきてずっと泣いてた。
泣いてたけどお腹痛すぎて涙止まった。
本当に麻酔効いてるんか?(2度目)
終わる終わる詐欺にあい、結果的に手術は1時間半ほどで終了。

麻酔はわりとすぐ切れてきておなか痛い。
傷っていうよりも後陣痛が痛い。
おなかをそんなにギュウギュウ押さないで!!泣
痛すぎて結局あまり眠れずでした。
そしてすぐに始まる母乳マッサージ。痛い!みんなドSか!!泣泣

夫は夜通しNICUでいろんな書類を書かされていたみたいです。夫も疲れたよな。
しかも母子ともに危険な状態だと聞かされていたらしい。それは本当にご心配をおかけしました。
とりあえず母は元気です。

こんなかんじで初めての出産はドタバタでしたが、とりあえず生きて産まれてきてくれて本当に嬉しく思います。
もっとおなかの中で育ててあげたかったけど、きっと早く会いたかったんだよね。仕方ない。
3人でがんばろうね。

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