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子宮内膜異型増殖症のはなし その1

今日はわたしが約2年間闘った病気、
【子宮内膜異型増殖症】
について発覚から治療、寛解までを書いていきたいと思います。

【この記事に医学的監修はありません。あくまでとある患者の体験談ですので、参考程度にしていただきますようお願いいたします。】

*子宮内膜異型増殖症とは?

よく「子宮内膜症」と間違われやすいのですが、全く異なる病気です。
内膜症は子宮内膜が子宮以外の部位に発生するものですが、異型増殖症は内膜が異常に増殖し、その細胞が異形化することでがんに発展していく病気です。
以前は子宮体がんの0期というカテゴリーだったそうですが、現在は別の病気として扱われています。とはいえ、子宮内膜異型増殖症の患者は3〜4割が子宮体がんに移行する(または既に併存している)と言われており、治療も子宮体がんⅠ期と同様のものとなります。

*発覚まで(〜2017年6月)

そもそもの前提として、10代の頃からかなりの生理不順があり、少しくらいの異常であればまぁこんなもんか〜と流すフシがありました。
例えば、1ヶ月近くダラダラ出血してるとかです。

今思えば明らかに異変があったのは2016年春だったと思います。
長らくきていなかった(たしか3〜4ヶ月くらいきてなかった)生理がきたのですが、やたら出血が多いのです。どれくらいかというと、夜用ナプキンが30分でひたひたになるレベルでした。
おまけに30分に1回のペースで手のひら大の血塊が出てきます。
生々しい表現で申し訳ないのですが、うわぁなんか出たってわかるレベルで塊が出てきます。
これは本当に死ぬかもしれないと思ったのですが、当時卵巣嚢腫で大学病院に通院しており、近々予約が入っていたのでそのときに診てもらえばいいかと思い、その時に受診することはありませんでした。
大学病院の診察の頃にはすっかり生理は終わっていたのですが、こんなことがあったと話すと軽く流され医者不信になりました。
この時にもう少しきちんと診てくれたらなーと未だに思っています。
(ちなみにこの大学病院は総合周産期がある病院です。)
その後、そこまでの大量出血はなかったものの、やはり不正出血が続くということは多くありました。

次に異変が起きたのは2017年2月です。
わたしは2016年11月に結婚したのですが、18年1月には結婚式、2月には新婚旅行と忙しい日々を過ごしていました。
新婚旅行はハワイだったのですが、ハワイに着いた瞬間不正出血がはじまり、帰国後も続きました。
それからも、婚姻に伴う転居で出勤時間が大幅に長くなったため今後のことも考え転職活動を始め、転職が決まり、新しい会社での慣れない環境のプレッシャー等、毎月なにかしらストレスが発生する環境に身を置いていたので、不正出血はずっと続いていましたがストレスが原因だろうとあまり気にしていませんでした。

そうこうしているうちに6月。
さすがに4ヶ月も出血しているのはおかしいと思い、婦人科不信であまり行きたくないなと思いつつも、しぶしぶレディースクリニックを受診。
ホルモンバランスが乱れているんでしょうということでピルを処方してもらい、一旦出血は止まりました。
出血止まったらまた来てくださいということだったので再度受診したところ、生理後にしては内膜が厚すぎるということで子宮体がんの検査をされました。
そこで初めて「子宮内膜増殖症」という診断がつけられます。
ただ、この時点では異型細胞は認められなかったので3ヶ月ごとに検査して様子をみましょうということになりました。これが2017年7月の出来事でした。

*総合病院への転院(2017年11月)

次に検査をしたのは11月。
検査結果を聞きに行くと、異型細胞がでている、大きい病院を紹介するので「早めに」行ってくださいと言われ、紹介状が出されました。
その時あまり深刻に考えていなかったので、ちょうど結婚記念日に有給を取っていたのでその日に予約をいれることに。
なぜか前日全身にじんましんが出て正直病院どころではなかったのですが、夫にきちんと病院に行くように釘を刺され、しぶしぶ受診。

一通り検査や内診され、「子宮体がんの恐れもあるので、一度手術で子宮の中を診たい」とのこと。
がんの可能性。しかも子宮。てか今日初めての結婚記念日なんだが。
ということで頭の中が真っ白に。
とりあえずMRIを撮ってほしいけれど、病院だと予約があかないので画像撮影専門のクリニックに紹介するからなる早で撮ってまた受診するように言われました。
え、、そんな急を要する状態なの、、ということで更に放心。
結局半日かかり心身共にクタクタ、じんましんはひかないし、でも結婚式したレストラン予約してるから行かなきゃ、とか思考を錯綜させながらなんとか帰宅した気がします。

その2につづく。


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