オジサンのマウント癖

前職でやり取りがあったオジサンが親の介護のため転職するという。
その連絡をもらい、お世話になったこともあったので、彼の転職先での活躍と、介護と仕事の両立での体調を気遣うことを願ったメールを送った。
そうすると、「人生はポジティブに生きたもん勝ちですよ」という返信が返ってきた。なぜこんな返事が返ってきたのか、少し混乱した、
私が前職を去る前、昭和気質な組織とパワハラ気味の上司の方々に少しまいっていたからだろうか・・・。
少し考えて、「あぁこの人は私に対して常に上に立ちたいのかな」という考えに至った。もしかすると彼は介護による転職は本望ではなかったのもしれない。そして、転職前にまいっていた私の状態を見聞きし、アドバイス的発言をすることで、自分の立場を上に置こうとしたのではないか。

こういう、オジサンのマウント癖は辟易する。

年下の女性に対して、常に自分の方が知識が豊富である立ち位置を取り、”何も知らない"女性に対してアドバイスをしたがるオジサンは一定数いる。いやいや、ある特定の年齢層になると一定数どころか、かなりいる。

彼らにとって、女性は”何も知らない"存在でいてほしいんだろうなと感じる。そうすれば、自分達の知識を披露し自己顕示欲を満たせるから。私たちがどんなに考えを表明しても、それは彼らに聞こえないし、届かない。

転職前はそんなオジサンのマウントによく遭遇し憤っていたが、転職後は遭遇することはめったにない。今回のように憤りかけても冷静に分析できる心境にもなった。つまり、彼らと同じレベルで競うことから脱出できてきたということだ。転職万歳。

・・・ここまで書いてきて、ふと、現職で10歳以上年下の子に対して、"何も知らない"存在として扱ってしまう事が時々あることを思い出した。私も立派な「オジサンのマウント癖」を習得しているではないか・・・!
これからは、脱オジサンを目指して日々精進します。



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