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PHPでデータベースをCRUD操作する①

 以前、MySQLをSQLから直接操作する記事を書きました。今回はPHPからデータベースをCRUD操作してみます。PHPとHTMLを用いることにより、ユーザーの端末からユーザー自身でデータを操作することが可能になります。CRUD画面をユーザーに提供することはWebシステム開発の第1歩です。


筆者の環境

PC:Apple M1 チップ搭載MacBook Air
OS:macOS Ventura 13.6
MAMP:6.8
PHP:8.2.0

データベースの作成

 MAMPを起動してください。コントロールパネルの右上にある「WebStart」ボタンをクリックしてください。

MAMPコントロールパネル

 ブラウザに下記のようなページが開きますので「Tools」から「phpMyAdmin」をクリックしてください。

WebStartページ

phpMyAdminが起動します。「新規作成」をクリックしてください。

phpMyAdmin

「データベース名」の項目に「php_crud」と入力し「作成」ボタンをクリックしてください。

phpMyAdmin

 下記のように左サイドのデータベース一覧に「php_crud」データベースが追加されれば成功です。phpMyAdminページはこの後も使いますので閉じずにそのままにしておいてください。

phpMyAdmin

テーブルの作成

 続けて、テーブルを作成しますが、MAMP6.8ではPHPのバージョンが8.2.0の場合エラーが出ますので、テーブル作成時のみ意図的にPHPのバージョンを下げます。MAMPのコントロールパネルを表示し、下記のように「8.2.0以外」のバージョンを選択してください。

MAMPコントロールパネル

 PHPバージョンを変更すると自動的にMAMPが再起動します。再起動が完了したら、phpMyAdminを開いてください。テーブル名に「users」、カラム数に「5」をそれぞれ入力して「作成」ボタンをクリックしてください。

phpMyAdmin

 各カラムの設定画面が表示されます。下記のように入力してください。idカラムは右にスクロールして「AI」にチェックを入れてください。

phpMyAdmin
phpMyAdmin

 入力が完了したら、画面の最下部までスクロールし「保存する」ボタンをクリックしてください。

phpMyAdmin

下記の画面が表示されたら成功です。

phpMyAdmin

 MAMPのコントロールパネルを表示し、PHPのバージョンを「8.2.0」に戻しておいてください。

MAMPコントロールパネル

プロジェクトフォルダの作成

 ターミナルを起動して、下記のコマンドを実行しMAMPのデフォルトドキュメントルートに移動してください。

cd /Applications/MAMP/htdocs

下記のコマンドを実行しプロジェクトフォルダを作成してください。

mkdir php_crud

下記のコマンドを実行しプロジェクトフォルダに移動してください。

cd php_crud

下記のコマンドを実行しドキュメントルートフォルダを作成してください。

touch public

 MAMPのコントロールパネルを開き左上の「Preferences」をクリックしてください。

MAMPコントロールパネル

 上部のメニューから「Server」を選択してください。「Choose…」をクリックし先ほど作成した「public」フォルダをドキュメントルートに指定してください。「OK」ボタンをクリックしてください。

MAMP-Preferences

 以上で事前準備が整いましたので、次回からPHPの処理を作成していきます。おつかれさまでした。

PHP/Laravelのシステム開発は株式会社パパグラムへぜひご相談ください。

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