ADはメタが回りにくいという話【デュエプレ】

はじめに

こんにちは、チャンバラです。

昨今、TwitterではADの人口減少やメタゲームのマンネリ化が騒がれています。
人口減少は置いておいて、メタゲームのマンネリ化に関しては少し苦言を呈したいです。

それはタイトルにもある通り、ADはそもそもメタが回りにくい構造になっているというものです。

ADのメタゲーム、NDのメタゲーム

ADとNDの違いといえばスタン落ちがあるかないかだと思います。
そして、この違いがADの環境をマンネリ化させる要因でもあると思います。

スタン落ちというのは、新しいパックが発売される度に使えるカードがその分減っていくというルールのことです。NDでは直近6パック+αのカードプールが使用できます。

NDでは、新しいプールが追加されると同時に古いプールが使えなくなります。なので、当然使えなくなるデッキも出てきます。
新たなデッキが増え、古いデッキが減り、古いデッキに抑えられていたデッキが増え、そのデッキに弱いデッキが減り…というふうにメタゲームが回っていきます。
どんな強力なデッキでも、少なくとも1年後には有無を言わさずスタン落ちによって使えなくなってしまいます。
しかし、ADは新しいデッキが増え続ける一方で古いデッキが減ることはありません。
つまり、ADのメタゲームが回るには、古いデッキより強い新しいデッキが出てくる必要があるのです。
しかし、カードゲームはどんどん強さがインフレしていくと言えど、古くから環境に存在するデッキは数多の新しいデッキを跳ね除けて存在するほどに強力なデッキなので、そう簡単には数を減らすことはありません。
よって、メタゲームのマンネリ化が起きてしまうのです。

グラフで見るメタゲーム

こちらのグラフは、先日行われたKAISER BAKI CUPの最終日のデッキ使用率グラフです。
右半分にあるデッキが環境の中心であると考えてください。


そして、こちらがひとつ前のシーズンである、BEETHOVEN CUPの最終日のデッキ使用率グラフです。
BAKI CUPと比べて使用率は違っても、デッキの種類はあまり変わらないのが分かります。


そして、これは約半年前のGARROWS DEVIL DRAGON CUPの最終日前日のデッキ使用率グラフです。
MRCロマノフ、ライゾウ、速攻が変わらずいます。

この間に4パックも実装されていて、多くのデッキが作られたはずなのに、上位のデッキがそれらを押し退けて変わらずに上位に君臨しています。

このように、グラフで見ても大まかなメタゲームが回ってないのが分かります。

また、ここまで長きに渡って存在するデッキは研究量もそれ相応の量されていて、構築もプレイも洗練されています。
新弾で登場した程度のデッキでは、練度の差で圧倒できるというのも大きいかもしれません。

おわりに

個人的な感想としては、もうADはそういうものだと割り切るしかないと思います。
ライゾウも、MRCロマノフもかれこれ1年ぐらい環境にいますし、黒緑速攻に至っては2年ぐらいいます。
昔で言えば、ブリザードだって、ツヴァイランサーだって長いこと環境にいて今でも根強い人気を誇っています。今に始まったことではありません。

思えば、今ADで第一線で活躍しているプレイヤーは古株が多い気がします。
やはり、昔からやっている人はADに多くて初心者が手を出しにくいのでしょう。
しかし、逆に考えれば最初に組んだデッキが半永久的に使えると思えば初心者に勧めるべきなのはADなのかもしれません。

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