電車について2

鞄に「お腹に赤ちゃんがいます」キーホルダーをつけている。妊娠初期、見かけでは妊娠していることがわからない状態だ。

電車に乗り込む。
わざと、優先席の近くに立つ。

自分に気がついて、席を譲ってくださる方は殆どが男性だ。中堅社員風、貫禄たっぷり紳士、イケイケ営業マン風…

皆に共通していることは「ビシッとスーツを着こなしている」ということ。自分が電車に乗る時間帯が、そのような方々の通勤退勤時間と被るからなのか。

皆、一様に「気がつかなくて申し訳ない。どうぞ座ってください。」とおっしゃってくださる。紳士など、お礼を伝えたら
「お大事になさってください。」とまでおっしゃってくださった。

ただ、いつも席を譲ってもらえるとは限らない。ひどい日は行きも帰りも立ちっぱなし。優先席の近くにいても、だ。

優先席で「誰が」優先されるべきか、優先席に座っている人々もキーホルダー等付けていないだけで優先される人なのか、そもそも席を譲ってほしいと思う自分が図々しいのか…
考えさせられる日々だ。


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