車とわたしの恐怖体験。

車について、ではなく
車と関係した恐怖体験を書いてみようと思う。

  1. 〈影〉
    数年前、ドライブをしていた中で
    軽く休憩のため、車通りが少ない道で
    停車し、シートを倒して休んでいた。
    するとちらりとフロントガラスを
    黒い影が横切るのが視界に入った。
    という、ちょっとしたヒヤッとした体験

  2. 〈焦りは禁物〉
    これは、私がタクシー運転手を
    していた頃のお話。
    お客さんを目的地に送り終わり、
    再度駅のタクシー乗り場に戻ろうと
    していた。
    その際に道なりに迂回して駅に
    向かえばよかったのだが、
    勤務時間もあと少し、日当たりノルマに
    あと少し売り上げが欲しかった私は
    あえてUターンをして来た道を
    戻ろうとしたのである。
    そのとき、焦りがあったのだろう私は
    ギアを間違えた。
    "R"に入れたつもりが"D"に
    入っていたのである。
    バックするつもりでアクセルを踏むと
    前進してしまった。
    慌ててブレーキを踏んだが
    間に合わなかった。
    目の前にあった塀に突っ込んだ。
    頭が真っ白になった。
    手の震えが止まらなかった。
    会社や警察への連絡をすることだけは
    できたので、その後の対応は
    会社の人にも助けてもらった。
    幸い、自分にも怪我もなく、ぶつかった
    塀が壊れると言ったこともなく、
    罰金や賠償金、といったこともなく
    終わった。
    車体は壊れてしまったので
    給料から減給という
    ペナルティとなった。
    本当に人を乗せている時の出来事でなく
    よかった、と思った。
    またこの時の体験から、
    よくある事故でアクセルとブレーキの
    踏み間違いについて、なんで
    そんなミスすんの?!という気持ちが
    薄れたのも確かである。
    誰でもミスは起こしうるし、
    冷静でない時はなおさらである。
    正常な判断ができる状態での運転が
    重要であると再認識した。

  3. 〈高速道路〉
    これは私が20代前半の頃の話である。
    祖母の家に遊びに行こうとしていた。
    親の車を借り、1人向かった。
    仕事が終わってから向かったため、
    疲労感はあったが、
    高速道路を利用すれば2〜3時間程度で
    着けるため問題視していなかった。
    しかし、ある程度運転した頃、
    睡魔がやって来た...
    どうにか意識をはっきりさせようと
    音楽を大音量でかけ、歌った。
    窓を開けると言ったこともした。
    そんな中"ガリガリガリガリ‼︎"と
    いきなりものすごい音が
    鳴ったのである。
    そう、一瞬だったのかはわからないが
    居眠りをしてしまっていたのだ。
    ガードレールに車が接触していた
    音であった。
    接触の仕方が平行な角度であったため、
    車に大きな傷がついただけでよかった。
    少しでも角度が違っていたら、と
    考えると、今でもぞっとするし、
    人生の中でも最大級に恐ろしい
    出来事であった。
    そのあとは休憩も含めて高速道路は
    降りて下道で祖母の家まで向かった。
    車を運転する時は適度な休憩を。
    体力的に無理をする必要がない
    運転計画を、ということを
    胸に刻んだ出来事である。

以上である。
一つ目は気持ちホラー程度の
お話であるが
二つ目三つ目は実体験を基にした話であり、
読まれた方も車の運転には
十分に安全運転をしていただきたいものです。

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