一週目終わって

無職をやめてとりあえず働くことにしたが、当たり前に初めてのことが多いので頭がずっと散らかっていて落ち着けないでいる。

とにかく疲れる。無職のときに体力づくりをしておけばよかったと後悔している。

仕事の仕方はいいとしても、なかなか明文化されて教えられないのは、何が普通かということで、明文化されない普通を探ることにも疲れる。普通すぎるので、違ったことをした時にだけ「それはそうしなくていいよ」みたいに言われるけど、いや先に言えばしないで済んだだろ馬鹿、とつっこみたくなるが抑えて、へへへ、そーでやんすねみたいに流す。

前もそうだったがこんなことして何の意味が?みたいなのがやはりある。不必要なところにクリエイティブを発揮させることでしか「クリエイティブであるかのような部署」の面目が保てないのだろうし、そう振る舞うことで「クリエイティブであるかのような労働者」のプライドやモチベーションが保ててるのかもしれない。

その程度ならできるから安心vsクソつまらねえの戦いが頻繁に頭で起こっていて、勝つのは農民たち、戦った我々は必ず負け。辞めるか諦めがつくまでそうだろう。

年季が明確にある派遣とはいえ金が稼げると決まったときは嬉しかったが、現実になっていざ身を置いてみると憧れる要素が見つからない。いつかはこれを、みたいなのがあったらいいけど、まあ金稼ぎだからな。時間給だけど毎日案件をこなすので、慣れてきたら文句もないかもしれない。先のことを考えて職探しはするべきだが。

大江健三郎が何かで悪様に書いてた「最低の鞍部で越える」というのが、仕事を早く終わらせるコツだと理解できた。最高の出来でも最低でも合格は合格なので、問題はないが自分が中から酷く呆れていくことになるだろう。
来週からもまた最低の鞍部の越え方を学ぶことで金を稼いでいけるだろう。最高は無いけど最低はあるなんて、文句ばっかり言うやつみたいで嫌になる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?