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M3の初出展記録

M3-2020春に参加してきました。M3とは、毎年春と秋に開催されている、音系・メディアミックス同人即売会。コミケの音バージョンのようなイメージです。

毎年自分が新潟におり、なかなかタイミングも合わない中で、今回は東京に引っ越してきた&作品が溜まってきたし知り合いも増えたので出展もしたいということで参加を決めました。

今回はそんな初参加・初出展のM3に関して、所感を連ねていきたいと思います。

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総評

オフ会としてはめちゃくちゃ楽しかったです。そして何より、ここにいる人達みんな音楽作ってんの?!という数の多さに驚き。インターネット上に何千、何万のアカウントがあるのは知りつつも、実際に一堂に会すると圧巻ですね(それでもコロナウィルス感染対策のため、サークル参加はいつもの半数程度だったようで、前回参加者からは寂しいとの声が)。

個人的に嬉しかったのは地元勢との再会。どれがだれだとか書くとプライバシーのアレがアレなので伏せますが、懐かしい出会いも多くてよかったです。

ご挨拶できた方々(順不同):Losstime Lifeさん(龍崎一さん、白井舞さん、TOYroさん)、issakuさん、ノボさん、ユリカリパブリックさん、こばぶ〜さん、おもちねこさん、yoaくん、a-mさん、レマノルドくん、Isletさん(樂さん、Sando Aoiさん)、シバガキさん、Nina Branchさん、6スタさん、バターサンドさん
ありがとうございました!!(記述忘れの方いたらすみません!!)

売上と同人即売会的ファンメイク

結論から申しあげますと、今回の売上は7,500円でした。参加費が7,000円、交通費が2,000円、袋やディスプレイなど備品が3,000円程度なのでそこそこ赤字です。

初参加なので数の塩梅がわからず、参加前に何枚くらい準備するんだろう?とリサーチしていて、『全然知らない人も買ってくれる』『思っていたより売れる』みたいな言葉を信じて当初は300枚持っていこうと思ってました笑(止めてくれたyoaくんありがとう・・・!)

結果的にコロナウィルスの危惧による縮小開催となったこと、借りたスーツケースに入るCDの量が少なかったことから、合計で70枚ほど持っていきました。売り切れたら売り切れました!って人気作家感を出そうと。現実はそう甘くなかった・・・

いつも参加している友人Aによると、「参加しているうちに名前が知られてきてファンが付いてくる」という、同人即売会的ファンメイクルートがあるらしい。たしかに、誰々の音楽のファンで、これ目当てできました!っていう人もいれば、なんとなく同人界隈のファンで、イベントで色々眺めるのが楽しいんです!という人もいますよね。

個人的にも今回、M3は「特定の人にCDを売る」のではなく、「新規のファンを開拓する」イベントだなぁと痛感しました。次回参加するならそのスタンスで行ったほうが同じ赤字でも効果が全然違うと思います。

小単価が強め?

今回イチオシの新譜は1,500円で用意したフルアルバム。ただイベント全体を眺めてみると多い価格帯は500〜1,000円で、売れているのもそのあたりなのかなと。ワンコインで買えるの、気軽にジャケ買いできちゃうもんね。

ジャケット買い、カタログ馬鹿にならない

ジャケット買い。イベントでずらりと音源が並んでいると、試聴する時間も精査する時間も無いし、パット見でどれだけそのブースに惹かれるか、ということが大事。自分自身も回っていて思ったのは、やっぱりカラフルで華やかなブースには惹かれてしまうということ。ジャケットが素敵で、それがワンコインだったら、全く音楽知らなくても買っちゃう気持ち、たしかにわかる・・・。

これも個人的なケースですが、やっぱり今まで出した中で一番人気なジャケットが『デートに行こう』なんですよね。一番カラフルで華やかな感じ。

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そしてカタログ効果。自分のブースに来てくれた方の中で、「カタログ全部眺めて調べたんですけど、ハヤシユウさんってマイドリとかRYUTist(※ともに新潟のアイドル)の曲作ってるんですよね」という発言がありました。いや、めちゃくちゃ嬉しい。嬉しいけどちょっと待って。カタログのサークル全部リサーチしたって何事!?そんなルートある?!

わたし、今回のサークルカットこれですよ。

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カタログをめくって来てくれる方もいるなら、もう少し情報量多く、華やかにしたら良かった・・・!!こんなの誰も見ないでしょ、と思ってめちゃくちゃ手抜いてましたごめんなさい。

やっぱりこれは否めない

ブースにかわいい女の子がいるとちょっと売れ行き良さそげ。

次回の参加と即売会での戦い方

さて次回のM3はどうしようか悩んでおりますが、前述のの通り音源を売るだけなら自分でやったほうが早いしコスパがいいなと。宣伝・新規開拓のためなら赤字を切ってもいいかなと。そのバランスで悩み中。

どちらにしろ今回は参加者が半数程度だったようなので、フルキャパシティの会場も見てみたい。

でですね、もし次回参加するならこうしよう、というアイディアを置いておきます。みなさんも参考になりそうなら真似してください!

◉単価を500-1,000円に押さえる。

⇨ワンコインで買えたらとっても気軽。1,000円も紙一枚と交換してる感覚?!笑

◉プレスじゃなくてコピーにする。

⇨たぶん買い手は品質にはこだわってない。

◉ジャケットを華やかにする

⇨みんなこういうの好きなんでしょと。

◉コラボ増やす

⇨結局のところ、コンピとかコラボとかで関わった人はみんな来てくれる。盛り上がってる感が出る。

◉売り子に美女シンガー

⇨ゲストボーカル頼んでブースに立ってもらう。これが資本主義社会やで。

◉普段と違う系統の音楽をやる

⇨新規のファンを開拓、という意味では、違う方向性の音楽をやってみても良いかもしれない。そのジャンルがM3で人気なのかまだつかめていないけど、やさしめポップスの立ち位置どこ。


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