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何を目指したら良いんだろう

将来の夢

「将来の夢」というのが明確に定まってなかった子供の頃。保育園通いのときはミュウツーに、小学生のときは漫画家、魚屋、研究家に、中学生のときにはプログラマーになりたいなんて思っていたみたいだけど。

プログラマーになりたいと思って入った情報系の学校で、ひょんなことから作曲に興味を持ってしまい、「作曲家になりたい」と思った。

しかし今思えば、ミュウツーはともかく、漫画家も魚屋も研究家もプログラマーも作曲家もなんてあいまいな夢だと思う。ビジョンが強くないというか、見えてる景色がぼんやりしているというか。そのとき好きだったことを無理やり夢に結びつけてしまった学校教育の弊害のような気もしていて、本当は夢なんてなかったのだと思う。

ただ、「作曲家になりたい」と思ったときに、同時に一つの憧れができた。これは目標とも、夢とも、また少し違うかもしれないけど。それは、「子供が自分のメロディーを口ずさんでいるところを偶然見かける」というものだった。

自分が小学生のときに、よく友達とゲームのBGMだったりCMソングだったりを歌いながら下校していたものだから、そういうところに子供との接点があるのかもしれないと思って、なんとなくゲームやアニメ、CMの音楽を作りたいなと思い始めた。というかそれ以外の作曲の仕事をあまり知らなかった。

憧れが現実に

紆余曲折はいろいろあったけど、その憧れには意外と早く到達した。フリーBGMの「HOW TO PLAY」を子供にも大人気のYouTuberさんが使ってくれた影響で、小中高生の間にすごく染み渡っていった(まだ直接口ずさんでいるところを聞いたことはないけど、YouTubeで演奏動画を見ることができた)。

そのまた1-2年後くらいに、今度は歌もののフリーBGM「ワンダーランド」が同じような流れで使われるようになって、子供たちの間へも浸透していった。これに関してはネットだけじゃなくてリアルでも周りで応援してくれる人が増えるようになって、友人や、知り合いママさんの子供や、ゲームで知り合った人や、YouTubeやnanaに投稿している人や、いろいろな人がメロディーを覚えて歌ってくれた。うわぁ、これ作曲してて一番うれしいやつやん。。。と思った。

楽しそうな選択肢と目標

気づけば当初の憧れのようなものはもうこの手の中にあって、さて次はどうしよう、何を目指したら良いんだろう、という段階にいる。ただ、ここまで来て言うのも何だけど、個人的には形が先に来てしまう目標とか夢とかのたぐいが苦手で、楽しいとか好きとか、そういう直感を重視して生き方を選びたいなと思っている。

そんな生き方を選んできた結果が今で、それは今後も変わらないんだろうな、と思うけど、「楽しそうな選択肢」と「目標」が紙一重なところもあるので、楽しそうな選択肢は常に浮かべておきたい。それが何を目指したらいいのだろうか、ということにつながってくるはず。

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