とにかくシェイプを敷きつめる!Photoshopスクリプト「Shape Spreader」
「Shape Spreader」はカンバス内にシェイプ(四角)を敷きつめるPhotoshopのスクリプトです。BOOTHにて販売。
「Shape Spreader」の使い方
まず新規にドキュメントを作成します。どんなサイズでもOKです。
スクリプトを実行すると入力画面が表示されます。
「X」は横方向のシェイプの数、「Y」は縦方向のシェイプの数です。ためしに「X」に「4」、「Y」に「3」と入力し「OK」ボタンを押します。
開かれているドキュメントに4×3のシェイプが敷きつめられました!色はランダムに生成されます。ステキな色が出てくるといいですね!
レイヤーパネルを見るとグループ化されて、レイヤーごとのシェイプになっていることがわかります。レイヤー名もわかりやすいようにつきます。色を変えたい場合は、プロパティパネルなどから「塗り」や「線」を変更可能です。
そのほかに設定できる項目を解説します。
「Interval」はシェイプとシェイプの間隔、「Round」は角丸の値、「Stroke」はエッジ(線)の値です。それぞれ単位はピクセル(px)です。
「Alternate」にチェックをつけると…
こんな感じで、交互に横にずらしたデザインもできます。
Round(角丸)は数値を上げていくと、丸になります!
「Convert to Frame」(フレームに変換)はシェイプ内に画像を入れることができる便利な機能です!
Finderからドラッグ&ドロップで画像を入れることができます。
もしも選択範囲があった場合…
選択範囲の大きさにシェイプを敷きつめます!(選択範囲がマスクされます。)
「Shape Spreader」のこだわりポイント①
カンバス内に均等に図形を敷きつめるといったことをする場合、ちょっと悩ましい問題があります。例えば、1000px×1000px のカンバスに横に3つ、縦に3つシェイプを敷きつめます。
1000を3で割ると、333.33333..... というように割り切れない数値になります。Photoshopは画像をピクセル単位で扱うので、333.33×333.33 の図形を敷きつめるとビミョーに隙間ができてしまいます。
「Shape Spreader」はこれを回避するため、以下のような対処をしています。
上手い具合にピクセルにおさまり、カンバス内にできるだけ均等に敷きつめられるように、小数点以下の数値を切り捨てたり切り上げたりしています。割り切れない数の場合、1ピクセルだけサイズの大小ができますが、隙間ができずきれいに並ぶので、皆さま安心してお使い頂けます。
「Shape Spreader」のこだわりポイント②
レイヤーパネルをご覧いただくと、交互にラベルカラーがつく仕様になっています(レッドとオレンジ)。
レイヤーパネルの検索を「カラー」にして「レッド」か「オレンジ」を選択。すると、選択したラベルカラーのみがレイヤーパネルに表示されます。この状態で「すべてのレイヤー」を選択(ショートカット:option + command + A)、「非表示」にします(ショートカット:command + , )。
格子柄にすることができます!
Photoshopでのスクリプト実行方法
メニューバー:「ファイル」→「スクリプト」→「参照」からファイルを選択。または以下の場所へスクリプトファイルを移すことで、「ファイル」→「スクリプト」内にメニューとして表示されるようになります。
Mac
/Applications/Adobe Photoshop 2021/Presets/Scripts
Windows
C:\Program Files\Adobe\Adobe Photoshop 2021\Presets\Scripts
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「Shape Spreader」は楽しさと使い勝手にこだわりました。これ1つでいろんなデザインパターンを生み出せますね! Adobe Photoshop CC2019〜2021で動作確認済み。BOOTHにて販売しております。
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