Wセンターあれこれ
アンダーライブがとんでもなく良かったんです。
大阪公演2日目と、東京ガーデンシアターの千穐楽の2公演を観まして、どちらもほぼ同じセットリストでありながらずっとワクワクしながら観られました。
ほぼというか、Wアンコールの有無だけで他は全て同じでした。
それでも配信も合わせて都合3回見たくなる程、今回のアンダーライブは素晴らしい公演やったんです。
何が良かったかといえば、とにかくWセンターを務めた伊藤理々杏さん、林瑠奈さんがあまりに良過ぎた。
二人の関係性、対比が面白く、セットリストもそれを意識したつくりになっていたのがめちゃめちゃ良いんです。
Wセンターであることをふんだんに活かしたライブでした。
のぎ動画で配信されるのが今からとても楽しみでございます。
そもそも今作、32ndシングルは乃木坂にとってはかなり久々のWセンターシングルなわけです。
19thシングル以来で3年半ぶり、当時のオリジナルメンバーは全員卒業しています。やばい。
そんな機会なので、Wセンターについて考えてみました。
行き着いた答えは、乃木坂のWセンターはそれぞれ違った関係性を表しているということです。
最初のWセンターは13thシングル「今話したい誰かがいる」
次は17thシングル「インフルエンサー」
どちらも同じ組み合わせ。
"エース"西野七瀬、"女王"白石麻衣によるWセンターは、「肩を並べる」二人。
乃木坂でも1.2を争う人気を誇る二人が並び立つこのシングル、特にインフルエンサーはまさに当時の最大戦力でした。
18thシングル「逃げ水」
初選抜でセンターに抜擢された3期生、大園桃子と与田祐希は「支え合う」二人。
両脇を西野七瀬、白石麻衣で固めつつ、二人で助け合い、補い合いながら活動していた印象です。
19thシングル「いつかできるから今日できる」
西野七瀬と齋藤飛鳥によるWセンター。
あさひなぐとタイアップの今作、映画の主人公と舞台の主人公で、「対になる」二人。
アンダー楽曲でいうと、中元日芽香と北野日奈子のWセンター「アンダー」がありますが、これは「すれ違う」二人。
互いの休業期間があり、二人が揃ったことはほぼなかったように思います。1〜2公演あるかないかではないでしょうか。
そして今作、32ndシングル「人は夢を二度見る」
他にもカップリング曲で「不眠症」や、「未来の答え」などでWセンターを務めたくぼしたコンビは、まさに「背中を預ける」二人。
二人が背中合わせに立つフォーメーションをよく目にします。
そしてアンダー曲「さざ波は戻らない」
歌唱力に定評のある伊藤理々杏と林瑠奈のWセンター。
どちらも各期の下から二番目の年少組、齋藤飛鳥に憧れた伊藤理々杏と、堀未央奈に憧れた林瑠奈。
鏡に映したような、どこか似て非なるこのWセンターは、「向かい合う」二人。
曲中でも向かい合って手を合わせたり、アンダーライブでも2チームに分かれてそれぞれ楽曲を披露したあと、合流して「ありがちな恋愛」を二人が向かい合って歌ったりと、演出的にも二人が向かい合うことに重きを置いているのではないかと感じました。
他にも、白石麻衣と齋藤飛鳥のWセンターは齋藤飛鳥が白石麻衣の「後を追う」二人ではないか、松村沙友理と秋元真夏の軍団長二人のWセンターは「競い合う」二人かなとか、考えると楽しくなります。
フォーメーションごとにどんな意味が込められているかを考える楽しみがあるのも乃木坂のいいところですね。