友達のはなし
友達のはなしって書くと、誰か主人公がいそうな感じだけど、特定の人ってわけじゃないです。
元々友達は少ない方だった。最低限の世界で収まってた方が、あれやこれやと気遣いしなくていいやって思ってたのかも。
だから高校生になってから、小学校からずっと同じだった友達とも離れて、一人ぼっちで通うことになってからは、友達ができなかった。というか、その世界に馴染めなかった。でも一人でいるっていうのも、プライドが許さなかったんだよね。
そんなわけで、お昼になるとお弁当を仲良しグループとかでみんなは食べてるけど、居場所がなかった。だからササッとご飯食べてからは、トイレに籠ったり、図書館の土井晩翠の詩集が置いてある奥まった場所で過ごしてた。たぶん、今振り返ってみても高校3年間は暗黒時代だった気がする😢
一転して大学に入ってからは、瞬く間に世界が広がっていったんだけど、友達が急激に増えたわけじゃなかった。大学一年生の秋から4年くらい付き合ってた彼女からは、友達をもっと作って欲しい、って言われたこともあったっけ。
これはあとの話になるんだけど、4年生になってから、やっと少しづつ友達が増えた。その友達も、元々は彼女の友達で、なぜか意気投合しちゃった、みたいな感じだったな。
今では、その時に出会った友達と夜にドライブしたりとか、色んな話出来るようになったから、感謝しなくちゃな、なんて思ったり。その後も、ずっと仲良くなりたいって言ってた彼女の友達?と、彼女と別れてから5月くらいに偶然出会って意気投合したり、"えにし"って色んな形で続いてるんだなぁって感じる。
友達がいないって悩んだことはあんまりない、なんて思ってたけど、実は悩んでたのかも。今はそう思う。でも、想像力が人一倍豊かだからか苦痛って程じゃなかったんだろうな。
今じゃ小学校の時の当時苦手だった友達と飲みに行ったりもするし、結構自分が成長してきたのかな、なんて期待してみたり。
そんなこんなで、いつか裏側まで打ち明けてみたい話。
またお会いしましょう!