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小説を書きます。 カクヨム https://kakuyomu.jp/users/th…

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  • 読書録

    読んだ本の感想を集めました!

最近の記事

登山の何が楽しいの?

「趣味は登山です」  僕が社会人になって500回ぐらい行った言葉だ。  僕には登山の他にも読書や映画鑑賞などそれなりの趣味はあるが、読書も映画鑑賞もネタとしてはありきたりなので、趣味は登山というようにしている。そして、趣味は登山と言うと大体聞かれることがある。 「登山の何が楽しいの?」  確かにわざわざ重い荷物を背負って辛い運動をすることが、良い景色を見ることに見合っているとは思えない。良い景色を見たいだけなら、車やロープウェイを使って簡単に見に行けば良いだけの話だし、仮

    • 文芸における文庫本の衰退。コミュニティの勃興。

       日本で流通している本には、単行本と文庫本の2種類がある。小説やエッセイなどは大抵、はじめに値段の高い単行本で発売し、売り上げが落ちてくると、値段の安い文庫本を発売さて売り上げを維持する。このビジネスモデルは、定価販売制という、紙の本の値下げができないからこそ成り立つシステムであると言える。なぜなら、単行本を値下げできるとしたら、わざわざ値段の安い文庫本を発売する必要が弱くなってしまうからだ。  しかし、最近、Amazonをはじめとしたネット通販が登場してきた。それらはポイ

      • 「コンテンツ」と「作品」の違いについて。

         エンタメ業界において、作品のことをコンテンツと呼ぶことが憚られる風潮がある。今はそのような批判も少なくなっているが、クリエイターが汗水垂らして生み出した作品を「コンテンツ」(情報の中身)と利便的に呼ぶことは、作り手に対する敬意が欠けているという批判があるためである。  この批判は決して間違っているわけではない。なぜなら、作品には作者の魂がこもっていると僕も思うし、それを一言で「情報の中身」と言い切ってしまうことは失礼にあたるという理屈も筋が通っていると思うためだ。  しか

        • 社会人生活27日目。部屋の掃除。

           GWに入って、今日は一日中自分の部屋で寝ていた。夕方ごろに目を覚まして、ふと自分の部屋を眺めてみると、自分の部屋が恐ろしく散らかっていることに気づく。そういえば、社会人になってから毎日が忙しく、自分の部屋の掃除すらまともにできていなかった。今日で体力は十分に回復したので、明日は自分の部屋を掃除したい。  あとはスーツをクリーニングに出し、映画を見て、読書をしなければならない。飲み会ばかりで不健康な食生活を是正し、一日三食健康に良いものを食べよう。早寝早起き朝ごはん。運動と

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        • 読書録
          2本

        記事

          ちゃんと気持ちを伝えるということ。

           しっかりお膳立てしてもらっていたのに、僕はちゃんと気持ちを伝えることができなかった。  どんなにお膳立てをしたことで、最後に行動するのは自分だ。そして、自分の行動の責任を取るのも自分だ。そして、行動してみなければ、その結果がどうなるかもわからない。やってみなければ。  明日からゴールデンウィークだ。  今日までの反省を踏まえて、油断せずに頑張ろう。  日々謙虚、日々感謝。

          ちゃんと気持ちを伝えるということ。

          今日も「日々謙虚、日々感謝」

           昨日会社近くの居酒屋に行ったら、ほぼ満員だった。GWまで2日に迫った今日であるが、こんな時こそ油断してはいけない。  日々謙虚、日々感謝。  こんな時こそ小さなことに目がいかず、悪魔のような繊細さを疎かにしがちである。こんな時こそ自分本位になりがちで、他者への配慮を疎かにしがちである。  今の自分があるのは、過去の自分と、周りの人との繋がりのおかげ。自分がどうしたいかではなく、他人が何を求めているか。自分がどうしたいかではなく、他人からどう見えているのか。  日々謙虚、日々

          今日も「日々謙虚、日々感謝」

          活字メディアとしてのnote

           noteは活字メディアだ。  BeReal.やTikTok、Instagramといったリッチコンテンツを発信するSNSが普及している現在において、活字メディアはどちらかというととニッチな方に分類されそうだ。世界最大の活字メディアであるXにしても、基本的には文字数を制限することで、相互的なコミュニケーションや情報の流動性を促進している。  それに比べて、noteは長文SNSだ。情報の流動性がないばかりか、相互的コミュニケーションの意味合いも弱い。となると、noteにはどのよ

          活字メディアとしてのnote

          ライツで稼ぐ出版社

           最近、僕は漫画アプリをよく使っている。特に使っているのはジャンプ+とマガポケだが、それらの漫画アプリでは無料で漫画を読むことができる。もちろん、課金しなければ読めない部分も多くあるが、実際に課金をする人は稀であろう。つまり、漫画アプリを普及させたところで出版社は儲からない。  その一方で、紙の雑誌は衰退傾向にある。電子コミックスはその市場規模を広げてはいるが、紙のコミックスは縮小傾向にある。電子であれ、紙であれコミックスを買ってもらうことに越したことはない。しかし、もはや本

          ライツで稼ぐ出版社

          書店が減っていく悲しさ

           今日テレビを見ていたら、書店が減少していっているというニュースを見かけた。急激な書店減少に対して、国が本格的な支援策に乗り出すという。支援金を出すのか、税金を免除するのかはよくわからないが、いずれにせよ町の本屋さんがなくなっていく現状はとても悲しい。  しかし、長期的に街の本屋さんを維持していくためには、やはりどうマネタイズするのかという観点が不可欠だと思う。紙の本が売れなくなっている現在において、どのような施策が打てるのだろうか。キーワードは三つあると思う。 ・体験を

          書店が減っていく悲しさ

          結局、「日々謙虚、日々感謝」なんだという話。

           さて、最近の僕は余裕がなかったと思う。  社会人が始まって気を遣うことも多ければ、純粋に忙しく疲労が溜まっていた。休日もベッドの上でショート動画を見ていることがほとんどで、何もやる気が起きなかった。このままじゃダメだということはなんとなく分かりつつも、目の前のことに精一杯で、自分自身の余裕を取り戻す機会などなかった。  自分で言うのも憚られるが、僕は真面目過ぎなのだと思う。目も前のことを全て完璧にこなそうとして、自分を追い込んでしまう。辛い時も人に相談せず、自分一人で抱え

          結局、「日々謙虚、日々感謝」なんだという話。

          空気の読めない僕

           自分は本当に人の気持ちが分からない人間だな。と最近つくづく思う。  言葉だけでなく、小さな挙動の一つ一つに、その人の感情や思いが表れている。しかし、僕はそういった行動の一つ一つを、いつも見逃してばかりだ。  それはなぜか?  自分のことに手一杯だからだ。自分がどうするか、どうしたいかばかりが頭に浮かび、相手の気持ちなどまるで考えない。そういったことが昔から多い。最近はそういったことに、日々嫌気がさす。    恥はかいてもかかせるな。  まだまだ僕は未熟者だが、できる限り相

          空気の読めない僕

          社会人生活19日目。パンツを脱げ。

           社会人になると周りに気を遣ったり、自分を押し殺すことが増えるのかもしれない。まぁ、僕はまだ社会人になって19日なのでよくわからないが、先輩方を見ると少しそう感じることもある。  パンツを脱ぐ。羞恥心や傷つくことを恐れずに、自分を曝け出す。それはすごく難しいが、誰もが憧れるものであると思う。しかし、普通の人間にはそれができない。でも、一つだけできる方法があると僕は思う。  自分に嘘をつかないこと、正直になることだ。そうすればパンツを脱いでも、パンツの中にやましいものは何一

          社会人生活19日目。パンツを脱げ。

          社会人生活18日目。疲労。

           今日はめちゃくちゃ疲れた。一日中外を歩き回っていたからか、お昼ご飯にカレーを爆食いしてしまったからか、いずれにせよめちゃくちゃ疲れた。  昨夜、とても悲しい夢を見た。起きた瞬間、ものすごい孤独感が僕を襲った。君の名はの最初のシーンみたいな気持ちになった。  今日は早めに寝て明日に備えよう。  体調管理は一番大事。  日々謙虚、日々感謝。

          社会人生活18日目。疲労。

          社会人生活17日。煙草を吸うか吸わないか。

           喫煙所の付き合い、というものがある。  学生の時は半信半疑だったのだが、社会人になってみるとその価値を実感する。というのも、どうしても年齢層が高めの人と話をすることが多く、そういう方たちには喫煙者が多い。  実際、煙草を吸っていたことで聞けた貴重な話がたくさんある。禁煙に成功した父親からIQOSを貰い受けようと思ったが、捨てたと断られてしまった。その挙げ句、煙草は絶対吸うなと叱られてしまった。  父の言い分はわかる。後で体を壊して後悔するのは自分だ。というわけで僕は思い

          社会人生活17日。煙草を吸うか吸わないか。

          社会人生活16日目。母校への帰還

           今日は仕事終わり、自分の通っていた大学に寄った。郷愁が襲ってきそうでできれば行きたくなかったのだけれど、サークルでやり残した仕事があったのでやってきた。  駅を降りると私服姿の大学生が僕の横を通り過ぎていく。もう戻れない学生時代に思いを馳せながら、大学への道を歩く。大学構内を歩いていると、スーツ姿の人間が目に入る。しかし、彼らは就活生で僕は社会人だ。僕は就活生のふりをしながら部室に向かいドアを開く。  久しぶりにあった後輩たちは皆あたたかった。今は過去の積み重ねの先にあ

          社会人生活16日目。母校への帰還

          社会人生活15日目。配属ガチャと僕の人生。

           社会人生活15日目。そろそろ、自分の配属部署が気になる時期だ。僕は毎日、自分たちがどの部署に配属なるか情報収集をし、分析することに余念がない。とはいえ、分析するにも限界がある。結局は経営陣たちが僕らの預かり知らないところで決めることだし、これからの研修次第という部分もある。  とはいえ、自分の志望部署に行けなかったからといって、一喜一憂する人間にはなりたくない。どんな部署に配属されても、自分の文脈に落とし込める人間でありたいし、そのためにへこたれず努力したい。   日々

          社会人生活15日目。配属ガチャと僕の人生。