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【Tinderノンフィクション】新年の2日目は正月から熱い夜

新年早々、Tinderがお年玉をくれた。


彼女は、こんな感じ。

・地味系
・150センチで小柄
・ありがちなベージュのコート

友達と遊びに行くつもりが、ドタキャンされたらしい。


「寒い」

「あったまるの食べよ」


近くの繁華街のしゃぶしゃぶ屋に入るも、30分待ち。


「別のとこにしよっか」


しばらく歩いていると、屋台を見つける。

屋台が連なった先には、神社があった。


「おみくじ引きました?」

「まだ」


繁華街を抜け、1つ隣の駅まで歩いてきた。

ようやく一軒目に入る。

1杯目、彼女はレモンサワー、僕はハイボール。

自然薯と鶏の鍋を食べる。


彼女を褒めるときは、自然と冗談を言う時の口調になる。

褒めると、「イヤイヤイヤ、おかしいでしょ」と早口で否定する。

冴えない。

二杯目は2人で半合の日本酒を同じカップで飲んだ。

「大阪の福島にはネットワークビジネスのやつが集まってる。福島に呼ばれたら終わり」

という発言には、大いに同意した。


一軒目の会計時に、彼女がクジを引いた。

「ウソ!1等だ」

2人で大喜びしたけど、そのお店の1000円引きの割引券3枚だった。


1軒目から2軒目に行くまでの間に神社に寄った。

あと5分で境内が閉まるタイミングだったので、大急ぎでお参りしておみくじを引いた。

さっきのクジで運を多く消費した彼女は、末吉を引いた。

僕はと言うと、大吉だった。


2軒目のバーでは、お互いにイメージをバーテンに伝えてカクテルを作ってもらった。

彼女の12月の誕生石をイメージしたカクテルは爽やかな味がした。

僕の「エキセントリックな感じ」という注文に答えたカクテルは、意外とパンチがなくてリアクションに困った。


駅を通り過ぎて僕の家に歩いても、彼女は何の抵抗もしなかった。

むしろ、僕の袖を掴んでついてきた。



次の日、僕たちが家を出たのは13時だった。

時間がこんなに過ぎている感覚が全くなかった。

付け替えのワンデイコンタクトレンズを持ってきていなかった彼女が心配だったけど、意外と見えるみたいで安心した。

「この騒音注意の張り紙の文字が2重に見えるくらいだよ」


彼女をバス停まで送った。

「よかったら、LINE」と言われた。

繋いでいた手を一旦解いて、ダウンジャケットのポケットからiPhoneを取り出した。


家に帰って、シーツと2人分のパジャマを洗濯機にかけた。

洗濯が終わるまでの間ネットフリックスを見ようとしたけど、すぐに寝落ちしてしまった。


ジムに行って、運動せずに大浴場に入った。

両耳を何回も洗った。


ジムからの帰り道、彼女からLINEがきた。

玄関前で返事を返した。


洗面所の鏡には、いつも通りの自分の顔が映っていた。

彼女に貸した、昨日まで新品だった歯ブラシをいったん手に取り、また元の場所に戻した。


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