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豪徳寺のアド街を予想してみる

アド街ック天国が好きです。
土曜夜9時というノンプレッシャーな時間帯に、だらだらとビールを飲みながら、さほどゆかりの無い街に詳しくなっていく時間は極めて最高な気分なのであります。

しかし先週、いつもどおりアド街を観ていたら「来週のアド街は、招き猫の街、豪徳寺!」という予告が。

ついに来た。わが家は豪徳寺駅から歩いて10分ほど。ついに、自分たちが暮らす街(らへん)にスポットライトがあたる。ついにアド街の制作チームに気づかれてしまった。う、嬉しい。

これは一大イベントだぞ、ということで。競馬を観るときに馬券を買うと興奮が倍増する現象を参考に、2021年4月3日(土)夜9時からの放送を最大限に楽しむために「アド街で特集されそうなトコロ」を勝手に予想してみむとするなり。

気分はまるで、静岡のデパートにヒデキが来るのを心待ちにしているちびまる子ちゃんのよう。

ところで豪徳寺ってどんな場所?

豪徳寺は世田谷区にある、いわゆる普通の住宅街です。同名のお寺もありますが、ここでは「街」としての豪徳寺に触れています。小田急線「豪徳寺駅」と東急世田谷線「山下駅」が交わるエリアで、駅の周辺には商店街があります。

お店がひしめくわけではなく、自分たちのペースを守りながらやっている新旧さまざまなお店が点在しています。どこか懐かしさを感じるスローな雰囲気がこの街の魅力です。

豪徳寺のアド街に絶対出てくる3つ

豪徳寺
お寺の豪徳寺。たぶん1位。井伊直弼のお墓があります。大量に置かれた招き猫の映像がきっと出てくる。集合体恐怖症の人はちょっとゾッとするかもですが、単体で見ればかわいいい。お寺では招き猫を購入することもでき、2020年にわが家にもちいさい招き猫を招き入れた。

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世田谷八幡宮
たぶん2位。豪徳寺駅から歩いていくと、お寺の豪徳寺と間違えて行っちゃう人がいそうなほど、豪徳寺(お寺)のすぐ近くにある神社。大きな木に囲まれており、神聖な雰囲気が漂うスポット。屋外に土俵がある。正月は多くの人で賑わいます。※写真は2020年のもの

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東急世田谷線
おそらく5位以内。豪徳寺エリアは小田急沿線の世田谷区内では唯一、東急線沿線と交わる街です(たぶん)。高架には小田急線が走り、目線の高さにはこじんまりとかわいい世田谷線。ちょっとだけ高音の踏切のカンカンがいい感じ。住宅街を貫く線路もいい味を出しています。

豪徳寺のアド街に出てきそうなお店一覧

IRON COFFEE(アイアンコーヒー)見るからによさげな雰囲気を醸し出す自家焙煎コーヒースタンド。ここで買った美味しいコーヒーを片手に街歩きしたらもう。

三輪亭
南チロルの郷土料理が食べられるレストラン。店内は上質ながら親しみやすい雰囲気で、誕生日など特別な日に行くといい思い出になる。超好き。

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冨永オリジナルデリカテッセンソーセージ、ハムなどを取り扱うお店。去年のクリスマスに予約して買ったチキンがウマすぎて、毎年ここでチキンを買うことを誓った。

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鳥武
地元民に愛される昔ながらのお肉屋さん。夕方には焼き鳥目当てに長蛇の列ができる。炭火で焼かれた大ぶりで香ばしい焼き鳥はどれも激ウマ。

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墨繪新宿のメトロ食堂街で存在感を放っていた墨繪、の豪徳寺店。豪徳寺駅からすぐ。焼き立てのじゃがバタ明太があったらマストバイですばい。

東肥軒
昔ながらの和菓子屋さん。品揃えが半端なく、ぜんぶ美味しそう。迷ったら「あわ大福」を。30歳すぎてから和菓子が好きすぎる。

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まほろ堂 蒼月
世田谷八幡宮の近くの世田谷線沿いにお店を構える和菓子屋さん。センスがよく、和菓子の味も◎。お店から世田谷線がドーンと見えるので映える。

chouette torréfacteur laboratoire – 梟焙煎研究所まほろ堂の近くにあるコーヒーショップ。豆と焙煎へのこだわりが感じられ、じっくりドリップしてくれるコーヒーの香りと味は最高。

FIKAFABRIKEN(フィーカファブリーケン)スウェーデンを中心とした北欧菓子をいただける可愛いお店。北欧好きにはたまらない。シナモンロールも絶品で、FIKAの時間を彩ってくれる。

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おもちゃのとばり懐かしすぎる匂いのするおもちゃ屋さん。モヤさまとかで絶対立ち寄るタイプの。娘が羽根木公園で遊ぶためのウニウニボール(200円)はここで買った。

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↑ここまでが「行ったことある枠」
↓ここからは「まだ行ってないけど出そう枠」

OLD NEPAL外観がおしゃれすぎてカレー屋さんとは思えないカレー屋さん。雑誌でも取り上げられる有名なお店。絶対うめいじゃん。

代一元お昼どきは行列もできる町中華。上で紹介した鳥武の隣にある。1回行ったらたぶんドハマりしちゃう。そんな雰囲気。

バレアリック飲食店海外っぽい雰囲気をまとったいい感じのお店。さきほど紹介した「まほろ堂」の真隣にある。近いうちに世田谷線ビューのランチを楽しんでみたい。

uneclef (ユヌクレ)
豪徳寺の緑道わきにひっそりと店を構える、すっっごく有名でハイパーおしゃれなパン屋さん。現在はオンラインのみで購入可能。

豪徳寺のアド街に使われそうなフレーズ集

「招き猫」
「おいしいパン屋さん激戦区」
「神社仏閣に守られた街」
「こだわりのコーヒースタンド増えてます」
「老舗専門店の宝庫です」
「地域密着の和菓子屋さん」
「世田谷線と暮らす街」
「ノスタルジックな商店街が魅力です」

うん、ありえるぞこれは。アド街のナレーションが脳内再生されます。

豪徳寺をコンパスの中心にすると凄いことに気づく

アド街でどこがどんな風に紹介されるかわかりませんが、暮らしてみてわかった豪徳寺エリアの最大の価値って、実は「徒歩圏内で無限に楽しめること」なんじゃないかと思っています。

地図上で豪徳寺駅にコンパスの軸を置いて、ぐるっと円を描くと……。

「経堂駅」「宮の坂駅」「上町駅」「世田谷駅」「松陰神社前駅」「若林駅」「梅ヶ丘駅」「世田谷代田駅」「松原駅」「東松原駅」「新代田駅」「明大前駅」「下高井戸駅」

世田谷区内にある上記の駅すべてが2kmの円のなかにおさまるのです。それぞれの駅周辺はやはり個性的で、1本ずつ今回の豪徳寺のような記事が書けてしまうレベル。「経堂コルティ」「世田谷城址公園」「羽根木公園」「世田谷区役所」「下高井戸駅前市場」「BONUS TRACK」なんかもテリトリーに入ってきてしまうわけです。

歩けばもう充分にこと足りるわけなんですが、電車に乗れば新宿まで15分・渋谷まで15分。都心からのアクセスも近すぎず遠すぎずで程よいです。いざとなればチャリでも行けます。

自分は神宮前に職場があるのですが、家を出て30分後にはオフィスで勤務をスタートできるのでアクセス面でもたいへん満足しています。(いまはほぼ在宅勤務なのでちょっともったいない気もしますが、そのぶん街あるきを楽しむようにしてます)

家の購入や賃貸での引っ越しを考えている人には、こっそりと全力でオススメできるエリアですぜ。

さいごに

2019年11月頃からこのエリアで暮らしはじめましたが、ほどなくコロナの影響で外出自粛になってしまいました。なかなかお店の開拓が進められない日々でした。

それでも散歩がてら自分の脚でたくさん歩いてよさげなお店を見つけたり、食べ歩きをしてみたりするのは、自分にとっても一緒に暮らす家族にとってもたいへん楽しいものでした。いまでも街歩きは週末の大きな楽しみのひとつです。

豪徳寺って名前がゴツいじゃないですか。だから食わず嫌いのような感覚があったんですが、いまでは暮らしのなかに自然と根を張っていて、スローでノスタルジックで庶民的で、来るものを拒まないこの街が自分たちにはフィットしていて大好きになりました。

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豪徳寺のアド街、楽しみです。

出没!(ダダッ)

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