ThinkPad X230の魅力
大学生になって初めての大きなお買い物であったThinkPad X230。使用し始めてもう3年以上経過しました。そんな大切な相棒であるX230を今回はレビューしていきます。
どんな機種?
ThinkPadシリーズ。
Let's noteやSurfaceと同じ、ビジネスモバイルノートの一つです。
黒い筐体に赤をアクセントとした、質実剛健な個体。使いやすさを重視したキーボード、トラックポイントなど、ビジネスマンや研究者などから定評のあるノートパソコンです。その割に大学で見ないんだけどなんでX230はB5サイズであるX3桁シリーズのスタンダードに位置するシリーズで、先代のX220から少しキーボードの配置を変更、CPUを当時の最新世代に更新するなどしたモデルです。
メリット
拡張性の高さ
最新のパソコンに比べたときのメリットは、これが挙げられるでしょう。
2.5インチのHDD/SSDやDDR3メモリはネジを一つ回して開けるだけで交換可能。バッテリーも2ステップで取り外せます。トラックポイントやキーボードはヤフオクなどで入手・交換可能。さらに内部を開けることによってmsata SSDも使うことが可能です。
ここまでカスタマイズ性に富んだ機種もそう多くはないのでは。
打ちやすさを重視したキーボード
人間工学に基づいて設計されたThinkPadのキーボード。
その打ちやすさは多くのビジネスマンから好評を得ています。もちろんこの機種も例外ではなく、一度使ってしまうと他の機種のキーボードが使いにくいと思ってしまうほどです。特にMa〇Bo〇kはクソゴミにしか思えない
トラックポイントの存在
そんなキーボードの中心には「トラックポイント」と呼ばれる赤い丸ポッチが存在します。これはマウスの代わりとなるもので、人差し指がマウス代わりとなります。少ない手の動きでマウスを動かせるので慣れるととても便利です。一般的なノートPCにあるトラックパッドもありますが、邪魔なのでBIOSでオフにしています。
デメリット
外部端子がRGBのみ
X230は外部端子が古い規格であるアナログRGBケーブルのみとなっています。HDMIは使えません。これを用いて対応講演や発表などを頻繁に行う方にとっては不利なのではないでしょうか。
まあ、私のモニター環境は未だにRGBが使えるので私にはあまり関係ない話ですが。
CPUは現代の目線で見ると非力
搭載されているCPUは私のやつだとi5-3320M、中には上位のi5-3360Mやi7-3520Mが載っている個体もあります。いわゆる第三世代Core iシリーズです。最新の世代からもう8世代も前のCPUです。
最新の廉価CPUであるCeleron N5100と比較すると、単純なCPUパワーではCeleronの方が上となります。
ただ、私の用途(ワードエクセル、YouTube閲覧)などでは特に不満を感じない動作だったので、そのようなユーザーは心配する必要はないと思います。
バッテリーの持ちは微妙
バッテリーは9セルで73000mAh。ネットサーフィンやOfficeを使用して4~5時間ほどでした。大学では一日中使って、ギリギリ充電なしでいけるレベルです。下のデメリットを考えても、やはり時代相当なバッテリーの持ちであると思わされます。
ちょっと重たい
重量は9セルバッテリーを含めて約1.7kg。平均的なモバイルノートが1kg台前半な現代の目線で見ると少し重たいと思います。とある記事でも「重たい部類」とされていました。
今、X230を買うなら
2022年8月現在で中古市場に多く流れているのは、後継のX250やX260、X270となっています。X230もたまに1万円前後で中古市場にやってくることはあるものの、長く使うのであればバッテリーの観点からX250~X270をおすすめします。HDMIを使われる方はX260以降がおすすめ。
それでもX230を入手したいというのであれば、まずはバッテリーの確保から。純正はほぼ販路が途絶えている状態なので互換にはなりますが、その互換も時期が悪いと入手できません。おすすめはWorldPlusのやつです。
他にもメモリは8GB以上を、さらにSSDも換装しておくと快適に動かせます。
おまけ
この機種を含め、少し古いThinkPadでは起動時、最初に出てくるブートロゴ(ThinkPadって出てくるあれ)の画面を変えられます。
私も美少女ゲーム「いろとりどりのセカイ」に登場するメインヒロイン「二階堂真紅」(しんく)にかけまして「二階堂真紅Pad」と名付け、Biosを二階堂真紅仕様にしています。
やり方など、詳しくは以下の記事を参考に。
どうも画像が横に引き伸ばされちゃうみたいなのであらかじめ横に圧縮しておく必要があるらしい。私は面倒なのでやってないです(
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