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Support 実験 ~RepRapper PETG

以前から下に突き出した形状(=サポート必要)がうまくプリントできずにいました。Yoyomakerさん、麦茶さんのライブ、はるかぜぽぽぽさんのNoteで勉強し、いろいろと試してみたくなりました。すでに作成済みのサポートテスト用のモデルを使って実験をしました。

目的と試験方法

目的:凸部のサポートの条件だし
実験環境: 3Dプリンタ Prusa Mini+
      ノズル:0.4mm
      ノズル交換時期:2022年3月25日
      フィラメント: RepRapper PETG透明
      デザイン: 麦茶さんのサポート条件だしのデザインModify

テストモデルのデザインはこんな感じ。

あとでわかりやすいようにマーキング付き
半球状のモデルがきれいにプリントできるか、きれいに剥がせるかを評価する目的
別の角度から
マーキングの右側の薄くなっている部分はプリント後に除去する。これにより、サポート下部のきれいさを見ることができる。
スライス結果

試験

条件

パラメータは以下の通り。

固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:230℃および240℃、xy間隔:60%、ブリッジ速度:25mm/s、サポート材の射出幅:0.3mm、他はデフォルト通り
Z軸のサポートーオブジェクト間距離、インターフェースレイヤー数は、上面、下面ともに同じにしています。
6種類の条件*温度230℃、240℃で評価しました。


試験結果俯瞰

結果を俯瞰してみます。
こちらは240℃のもの。(230℃と240℃で差異がないので安心して230℃のものを紛失してしまいました。見つかり次第アップします)

実験結果を俯瞰

サポートの上面(赤で数字が記入してあるところ)はいずれもきれいで比較は困難でした。

試験結果詳細

一つ一つ見ていきます。

6. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:3層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。

サポートの下部
サポート上部
半球


7. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:4層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。

サポートの下部
サポート上部
半球

8. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:6層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。

サポートの下部
サポート上部
半球


10. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:3層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りに少しインターフェースレイヤーが残っています。広めの平面はきれいにサポートがはがれています。

サポートの下部
サポート上部
半球

11. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:4層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれています。平面部分もきれいにサポートがはがれています。

サポートの下部
サポート上部
半球

12. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:6層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれています。平面部分もきれいにサポートがはがれています。

サポートの下部
サポート上部
半球

結論

  • サポート下部はすべての条件で良好でした。すなわち、サポートとのZ距離は0.15mm以上、インターフェースレイヤーは3以上で良好ということです。

  • サポート上部が、面積によらず良好だったのは、サポートとのZ距離が0.2mm以上、インターフェースレイヤーが4以上の時でした。

  • 半球部分は意外にも全条件で良好でした。前回不安定だったのはなぜでしょう

サポートテスト用のモデルはこちらからダウンロード可能です。
ご興味あれば是非お試しください。
スライサ上で、お好みの設定で試していただければと思います。

https://www.printables.com/model/184006-support-test-with-sphere-shape-for-petg



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