Support 実験 ~RepRapper PETG
以前から下に突き出した形状(=サポート必要)がうまくプリントできずにいました。Yoyomakerさん、麦茶さんのライブ、はるかぜぽぽぽさんのNoteで勉強し、いろいろと試してみたくなりました。すでに作成済みのサポートテスト用のモデルを使って実験をしました。
目的と試験方法
テストモデルのデザインはこんな感じ。
試験
条件
パラメータは以下の通り。
固定値: インフィル密度:10%、ノズル温度:230℃および240℃、xy間隔:60%、ブリッジ速度:25mm/s、サポート材の射出幅:0.3mm、他はデフォルト通り
Z軸のサポートーオブジェクト間距離、インターフェースレイヤー数は、上面、下面ともに同じにしています。
6種類の条件*温度230℃、240℃で評価しました。
試験結果俯瞰
結果を俯瞰してみます。
こちらは240℃のもの。(230℃と240℃で差異がないので安心して230℃のものを紛失してしまいました。見つかり次第アップします)
サポートの上面(赤で数字が記入してあるところ)はいずれもきれいで比較は困難でした。
試験結果詳細
一つ一つ見ていきます。
6. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:3層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。
7. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:4層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。
8. コンタクト距離:0.15mm インターフェイスレイヤー:6層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りなど平面にインターフェースレイヤーが残っています。
10. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:3層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれていますが、半球の周りに少しインターフェースレイヤーが残っています。広めの平面はきれいにサポートがはがれています。
11. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:4層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれています。平面部分もきれいにサポートがはがれています。
12. コンタクト距離:0.2mm インターフェイスレイヤー:6層
サポートの下部はインターフェースレイヤーもきれいにはがれています。
サポート上部を見ると、半球はきれいにプリントされていますし、サポートもきれいにはがれています。平面部分もきれいにサポートがはがれています。
結論
サポート下部はすべての条件で良好でした。すなわち、サポートとのZ距離は0.15mm以上、インターフェースレイヤーは3以上で良好ということです。
サポート上部が、面積によらず良好だったのは、サポートとのZ距離が0.2mm以上、インターフェースレイヤーが4以上の時でした。
半球部分は意外にも全条件で良好でした。前回不安定だったのはなぜでしょう
サポートテスト用のモデルはこちらからダウンロード可能です。
ご興味あれば是非お試しください。
スライサ上で、お好みの設定で試していただければと思います。
https://www.printables.com/model/184006-support-test-with-sphere-shape-for-petg
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